豚バラブロックの肉を調理する時には、圧力鍋を使うという方が多いかもしれませんが、圧力鍋を持っていないという方も多いと思います。そんな時には、炊飯器を使って調理するのがおすすめです。
そこで、炊飯器を使った豚バラブロックの美味しいレシピをご紹介します。どこのご家庭にもある炊飯器は、豚バラブロックのような、煮込みに時間のかかる料理も得意です。炊飯器で、トロトロで味のしみたお肉を味わってみませんか?
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豚バラブロックの調理は炊飯器におまかせ!しっかり味のしみた豚の角煮
豚バラブロックを使うと、レパートリーも増えてコクの深い料理を作ることが出来ます。ですが、調理が難しく柔らかく仕上がらない、ということがあります。
圧力鍋を使うと調理しやすくなりますが、どの家庭にも圧力鍋があるとも限りません。
圧力鍋がなくても、炊飯器でも豚バラブロックを美味しく調理することが出来るようなので、これならどの家庭でも実践出来そうですね。
まずは豚バラブロックを使った定番料理、豚の角煮を炊飯器で作っていきます。
●材料
- 豚バラブロック 約500g
- 醤油 大さじ3
- 砂糖 大さじ2
- 料理酒 70cc
- みりん 大さじ2
- 生姜 1片(薄切り)
- 水 1カップ半~2カップ
●作り方
- 豚バラブロックを食べやすくカットします。
(やや大きめにカットした方が肉汁や旨味を感じられるのでおすすめです) - 味付けをする前に、豚バラブロックに火を通します。
豚バラブロックと水だけを炊飯器に入れて、一度炊飯機能で加熱します。
(風味付けに生姜やネギを一緒に入れてもOK) - 炊飯が終わったら全ての具材を取り出し、水を捨てて釜を洗って下さい。
- 加熱した豚バラブロックを再び炊飯器に入れて炊飯します。
次は調味料も一緒に入れて味付けをしていきます。 - 出来上がった豚角煮を器に盛り、そのまま食べてもお好みでネギなどを乗せてもいいです。
豚バラブロックと炊飯器で作るとろとろ豚バラ大根
鍋で作ることが多かった豚バラ大根も、炊飯器で作ることが出来ます。
炊飯している間は放置でOKなので、鍋で作るよりも楽に感じるかもしれません。
もちろん一から作るのが一般的ですが、豚の角煮に大根を加えて煮ればお手軽豚バラ大根にもなるので、残ったときのアレンジにどうぞ。
●材料
- 豚バラブロック 約400g
- 大根 豚バラよりやや少なめ
- だし汁 2カップ
- 醤油
- 砂糖
- みりん
- 料理酒 調味料は全て同量(大さじ2~3)
- 生姜 1片(薄切り)
●作り方
- 大根の皮を剥き、やや厚めの半月切りかいちょう切りにします。
炊飯器で加熱するので、厚めの大根でもしっかり火が通ります。 - 豚バラブロックを食べやすくカットしておきます。
- 余分な脂を出すために、一度豚バラブロックの表面を軽く焼きます。
- あとは材料を炊飯器に入れて加熱するだけです。
豚バラブロックを使って炊飯器で作るチャーシューレシピ
おかずとしてもおつまみとしても美味しいチャーシューも、炊飯器を使うと簡単に柔らかく作れます。
今までと違って炊飯の後に保温機能も使うので、結構な時間がかかることは理解して下さい。
●材料
- 豚バラブロック 約400g
- 醤油 120cc
- 砂糖 100g弱
- 料理酒 60cc
- みりん 60cc
- 水 1カップ半弱
- 生姜、にんにく 適量
●作り方
- 最初にフライパンで豚バラの表面に焼き色を付けます。
炊飯器ではこんがりとした焼き色が付きにくいので、ここでひと手間加えて下さい。 - いよいよ焼き色をつけた豚バラブロックを炊飯器に入れます。
- 次に全ての調味料をよく混ぜ合わせ、炊飯器の中に加えます。
- 炊飯機能を使って豚バラに火を通していきます。
- 一度目の炊飯が終わったら、豚バラブロックを裏返して二度目の炊飯をスタートします。
- 二度目の炊飯が終わったら、しばらく保温のまま放置します。
しっかり味が染み込み、美味しいチャーシューになりますよ。 - 2~3時間ほど保温したら、豚バラブロックを取り出してお好みの厚さにカットして下さい。
家庭では難易度高めなチャーシューも、炊飯器にお任せで簡単に作ることが出来ます。
豚バラブロックの冷凍方法と美味しく冷凍するコツ
大きめの豚バラブロックを買ってきたら、すぐには食べきれませんよね。
冷凍保存して鮮度を落とさないようにしておきましょう。
そのまま冷凍することも出来ますが、サイズが大きいと使うときに余分に解凍しなければならない場合もあります。
余分に解凍すると鮮度だけでなく旨味も逃してしまうので、使わないときは解凍させないことがベストです。
調理時の手間を省くためには、下処理してから冷凍する方法もあります。
臭み取りのネギと生姜、料理酒を一緒に加えて豚バラブロックを茹でます。
あとは粗熱を取り、茹で汁も一緒に冷凍保存して下さい。
茹で汁も一緒に保存することで、柔らかくしっとりした食感を損なわずに冷凍が出来ます。
少しずつジワジワと冷凍されると、その間に旨味が抜けてしまうので急速冷凍がおすすめです。
急速冷凍が出来る冷蔵庫ならそちらの機能を使って下さい。
急速冷凍が出来ない冷蔵庫は、金属バットに乗せて熱を奪いやすくして下さい。
豚バラブロックの保存は塩漬けにしておくと便利
豚バラブロックの保存は冷凍保存だけではありません。
旨味を閉じ込めながら保存が出来る、塩漬けにする方法があります。
塩漬けにした豚バラブロックは、そのまま味を楽しむことはもちろん、ベーコンのように料理の名脇役としても使うことが出来ます。
相性のいい料理が多いので、使い勝手も広がります。
- 豚バラブロックに塩、こしょうを塗り込みます。
塩はやや多めに大さじ2~3使います。 - 臭み消しとして、さらに乾燥したハーブも一緒に添えておきます。
- 余分な水分を吸収出来るようにキッチンペーパーに包み、ジッパー袋に入れて空気を抜きます。
- しっかり空気を抜いたら、そのまま2~3日冷蔵庫で放置します。
- この時点でもかなり水分が抜けていますが、さらにキッチンペーパーとジッパー袋を外した状態で2~3日冷蔵庫に放置します。
- すると水分がより抜けて、密度の濃くなった豚バラブロックという印象になります。
これで豚バラブロックの塩漬けの完成です。
そのまま切り分けて焼いたり、スープに入れたり、パスタに入れたりと料理のレパートリーは様々です。
そのままでは塩分が強いので、必ず水洗いをしてから水に漬けて塩抜きをして使って下さい。
炊飯器を使ったレシピや、豚バラブロックの美味しい保存方法、料理に重宝する塩漬けの紹介をしてきました。