若い人に「片栗粉を使って作るおやつと言えば?」と聞いてもあまりピンとこない人が多いです。
しかし、ある程度上の年代の人ですと「コレ」というおやつがあるそうです。
そのように、昔に食べられていたおやつとはどのようなものなのでしょうか。
また、これに似たもう一つのおやつについてもご紹介します。
他にも、ちょっと上の年代の人達が思わず「懐かしい」と言うようなお菓子についてもご紹介しますので、是非お読みください。
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昔によく食べられた、片栗粉で作るおやつとは
自分と母の幼少期を比べても違う部分はたくさんあり、祖母の話を聞くと知らないことがたくさん出てきます。現代の生活に慣れている感覚にとっては、昔の話の中には新たな発見もあり新鮮に感じられることもあります。
当然のように現代と昔とでは食べていたおやつも違います。
昔は片栗粉を使ったおやつを食べることが多かったようですが、片栗粉がおやつにどのように変身しているのか気になります。
片栗粉のとろみがポイントのおやつ
- 片栗粉 大さじ2
- 水 大さじ1~2
- 砂糖 大さじ1
- お湯 150~160cc
- 先に片栗粉と砂糖を合わせておきます。
- 少しずつ水を加え、粉っぽさをなくします。
- お湯を加えたら一気に混ぜてとろみを出します。
片栗粉おやつはこれで完成です。
お好みで砂糖の量を調整したり、好きな味付けをして食べることも出来ます。
片栗粉そのものに強く味がついているわけではないので、いろいろな味付けをして自分の好みを見つけてみましょう。
昔からある、片栗粉に似たおやつとは
先ほど片栗粉とお湯を混ぜたおやつを紹介しましたが、片栗粉を使わずに似たようなおやつも食べられていました。
片栗粉ではなく、葛粉を使ったおやつです。
葛粉と聞いてピンと来た方もいるかもしれませんね。
現代でも葛餅や葛切りの原料として使われているものです。
似たおやつが完成する片栗粉と葛粉ですが、原材料もかなり似ているのでしょうか。
粉の状態を見てもそれほど違いのない両者ですが、原料が全くの別物なので、似ているように見えても全然違うものです。
砂糖と塩も見た目は似ているけど成分は違いますよね。
葛は健康にも効果があり、体調を整えてくれる役割を果たしてくれます。
そして片栗粉と比較すると価格も全く違うので、葛粉の方が圧倒的に高価な品です。
厳密に言うと片栗粉と葛粉は違いますが、似ているおやつが完成しますし作り方も非常に似ています。
片栗粉のおやつと違う手順
- 容器を事前に温めておくこと
- お湯を注ぐ前に、ぬるま湯で溶かしておくこと
- 砂糖などの味付けは最後にすること
これらの違いに注意すると、葛粉でもとろみのあるおやつが作れます。
葛粉は体を温めてくれる効果があるので、寒い冬には特におすすめなおやつです。
冷えを感じるときは食べてみて下さい。
片栗粉のおやつと並ぶ、昔懐かしいおやつとは
次は片栗粉を使ったおやつと並ぶくらい、昔は定番として食べられていたおやつを紹介します。
砂糖をたっぷりと入れるので、おやつらしい甘みを十分に感じるので、食べ慣れない方でも食べやすく感じるかと思います。
- 砂糖 50g
- 水 大さじ1
- 重曹 少量
- 重曹を加えることでふわっと膨らみ、満足感のあるおやつになります。
- お玉に砂糖と水を入れて加熱します。
鍋で作るのではなく、お玉を使って下さい。 - 沸騰してからさらに待つと小さな泡が発生してくるので、このタイミングで加熱は終了です。
- 重曹を加えたら間髪入れずに混ぜ始めて下さい。
無心で80~100回ほどたっぷり混ぜます。 - 重曹がしっかり混ざるとモコモコ膨らんでくるので、これが完成した形です。
お玉を直接加熱したり、沸騰した状態でかき混ぜたりするので危険な面もありますが、子供も楽しんで作ることが出来そうなおやつです。
作るときは、十分に安全に配慮しましょう。
昔懐かしい手作りおやつには、こんなものも
昔懐かしい手作りのおやつには、現代でも食べたことがあったり、似ているものが残っていたりします。
例えばいちご牛乳。
いちごミルクとしたのデザート飲料もありますし、練乳をかけたいちごもまだまだ一般的に食べられています。
昔から食べられていたいちご牛乳は、今でも残っているこのようなデザートの原点になっているのかもしれません。
作り方も非常にシンプルで、いちごの美味しさをそのまま生かしています。
- へたを取ったいちごをしっかり流水で洗います。
- 皿に盛ったいちごの上から、牛乳と砂糖をかけたら完成です。
そのまま味わっても、いちごを潰して牛乳と果汁を混ぜても美味しいです。
他にもパンの耳を揚げて砂糖をまぶしたおやつもあります。
このおやつ、ラスクにとても似ているのです。
パンの耳を使うととても安く作れますし、美味しくて懐かしさも感じられる素朴なおやつになります。
素朴なおやつを食べていると、自然と優しい気持ちになりませんか。
昔も今も食べ続けたいおやつとは
昔も食べていて、これからの時代も食べたいおやつの一つとして大学芋があります。
材料であるさつまいもには繊維質が含まれているので、便通にもいい効果が実感出来るはずです。
現代は食べ物の変化とともに、疾患を抱える人が多かったり、子供でも便通の悪さに悩むことが珍しくありません。
現代ではそれほど珍しくないような病気でも、昔はそれほど一般的な病気ではなかったりもします。
医療は発達しているので寿命は昔より伸びていますが、病気を抱える人が多いのは確実に食生活が関係しています。
昔はいかに素材の味を生かした健康的な料理やおやつを食べていたかということです。
- 皮付きのままさつまいもをカットして、少し水にさらしてアク抜きをします。
- しっかり水分を拭き取ったさつまいもを、やや多めの油で揚げ焼きします。
- さつまいもに火が通ったら、同量の水と砂糖、少量の醤油を加えて煮詰めます。
さつまいも全体にトロっと絡むまで加熱したら完成です。
仕上げにごまを和えると旨みも栄養もアップします。
昔のおやつは食べ慣れていないと味気ないと感じるかもしれませんが、いつも普通に食べているおやつだと油分や塩分を摂取しすぎているかもしれません。