クッキーはお菓子作りの定番、また失敗が少ない手作りお菓子の一つです。そのためレシピも沢山あり、初めて作る方は戸惑ってしまうのではないでしょうか。
ここでは初めてクッキー作りをする方でも簡単に作れる基本の作り方、食感を楽しめる美味しいサクサククッキーのレシピ、また一味違うクッキーの作り方についても、ご紹介をいたします。
関連のおすすめ記事
豚肉を炒めると柔らかくならない…簡単柔らかくする方法をご紹介
豚肉を炒めると硬くて柔らかくならない…そんな悩みありませんか?硬い豚肉はまるでゴムのようですし、...
冷凍餃子のアレンジレシピをご紹介、いつもの冷凍餃子を美味しく
冷凍餃子は焼くだけじゃもったいない!冷凍餃子はアレンジ自在、アイデア次第で色々な料理に変身します。...
美味しいクッキー作り方【基本レシピ】
手作りクッキーはもらっても嬉しいですし、自分のために作るのにも簡単に作る事ができます。
まずは基本のレシピをおさらいしてみましょう。
【基本のクッキー】
●材料 25枚分
- 砂糖 30g
- バター(無塩) 50g
- 薄力粉 100g
- 卵黄 1個分
●作り方
- バターは作る一時間前には冷蔵庫から出して常温にします。
- バターが常温になり、柔らかくなったらボウルに入れて木べらなどを使って練るように混ぜます。
バターを練るとどんどん柔らかくなりますので、扱いやすくなってきたと感じたら木べらを泡だて器に持ち替えて空気を含ませるように混ぜていきます。
するとふわふわとしてクリームのようになりますので、砂糖を加えてさらに混ぜ、バターと砂糖がしっかりと混ざったら卵黄も加えてひとまとまりにしていきます。 - 卵黄がバターとなじんだら、薄力粉をふるいながら入れ、ゴムベラを使って混ぜ合わせます。
だんだんとひとまとまりになっていきますので、ある程度まとまったら手でこねながらひとまとめにして、ラップで包み、冷蔵庫で1時間以上寝かせます。※ひとまとめにする時に、直径4㎝程の棒状にしておくと、冷蔵庫から出した後にそのまま包丁で8㎜の厚さに切るだけで焼くことができます。 - 生地を十分寝かせたら、冷蔵庫から出し包丁で切るか型抜きをしてクッキングシートを敷いた天板に並べ、180度に予熱しておいたオーブンで15分焼きます。
- クッキーが焼きあがったら、壊れないように天板から網に移動させて冷ましましょう。
これで基本のクッキーの出来上がりです。
サクサクとした美味しいクッキーの作り方
基本のクッキーを作る事ができるようになったら、色々と応用させてみましょう。
まずは、先ほどのレシピでクッキーの生地を作ります。
卵黄を入れて混ぜる時にあればバニラエッセンスやバニラオイルを3滴ほど足すと甘い香りがプラスされます。
生地を寝かせる前に、ひとまとめにした生地を直径3センチほどの棒状にします。
棒状にしたら、バットに分量外のグラニュー糖を敷き、棒の側面にグラニュー糖をまぶすようにクッキー生地を転がしまんべんなくグラニュー糖を付け、ラップにくるんで生地を寝かせます。
生地を冷蔵庫から出す前に、オーブンを160度に予熱しておきましょう。
予熱が始まったら、冷蔵庫から生地を出し、棒状にした生地を5㎜ほどの幅に切ります。生地が室温で柔らかくなると切りづらくなりますので、冷えている状態で手早く切るようにします。
天板にクッキングシートかアルミホイルを敷いたら、クッキーをくっつかないように並べて、160度で15分程焼きます。
焼きあがったらそのままにせず網の上に乗せて冷ますとクッキーの下が蒸気で濡れてしまう事なく均一に冷めてサクサク感が増します。
寝かせる前にクッキーの周りに付けたグラニュー糖がクッキーを焼いた時の熱でいったん溶けて固まり、飴のようになりますのでクッキーだけのサクサクではないサクサクが楽しめるクッキーです。
可愛くて美味しい市松模様のアイスボックスクッキーの作り方
通常の白いクッキー生地とココアを混ぜたココア生地を組み合わせると見た目もかわいらしいクッキー生地を作る事ができます。
【市松模様のアイスボックスクッキー】
20枚分の材料
- 共通の生地は、バター100g、グラニュー糖70g、卵1個です。
- バニラ生地に使うのは、薄力粉50gとバニラエッセンス3滴です。
- ココア生地には、薄力粉50g、ココアパウダー15gを用意しましょう。
●作り方
- 生地作りは基本のクッキーと同じ工程で進めます。
バターと砂糖、卵を混ぜる所までは共通ですので二つの生地の材料を一緒に同時進行する事で時短になります。
生地の風味を変えるのは薄力粉とバニラエッセンスやココアパウダーで決まりますので、まずは手間を省く意味でも最初の工程はまとめて進めて大丈夫です。 - 最初の工程の材料がしっかり混ざったら二等分にして二種類の生地の小麦粉と風味付けのバニラエッセンスとココアを混ぜ合わせて、それぞれを作っていきます。
- 出来上がった生地は3㎝角の四角い棒状にして一本ずつラップに包み、冷蔵庫で1時間以上寝かせます。
- 冷蔵庫から生地を出して生地を四等分に切ると四角い棒が4つずつできます。
ココア生地が二本、バニラ生地が二本で一つのクッキーになります。
この四本を市松模様のように組み合わせて一本にまとめたらまたラップで包んで冷蔵庫で30分休ませます。 - 生地を冷蔵庫から出す前にオーブンは170度に予熱し、厚さは5㎜から8㎜程の厚さに揃えて切り、15分程焼くとほろ苦いココアの生地とバニラ生地がバランスよくマッチした見た目も可愛いクッキーの出来上がりです。
一歩上をいく美味しいクッキーの作り方とコツ
一つ目は「冷たいバターを使う」
二つ目は「アーモンドパウダーをプラス」
三つめは「生地にはあまり触れない事」
この三つの鉄則を守る事で更に美味しいクッキーが作れます。
- 一つ目の冷たいバターですが、クッキーづくりの基本は常温にしたバターを練りながら作る事をご紹介しました。
こうする事で他の材料と混ざりやすく、バターが空気を含むのでサクサクの食感にはなるのですが、バターの香りが出づらくなってしまうというデメリットがありました。
しかし、冷たいバターはゴロゴロとして他の材料とはとてもじゃありませんが混ぜ合わせる事は出来ません。
冷たいバターをどのように他の材料と混ぜるのかと言うと、フードプロセッサーを使って冷たさはそのままで細かく砕きながら混ぜる事ができるようになります。
バターの風味を生かしたい時には冷たいバターを使うようにしましょう。 - 二つ目のアーモンドパウダーを生地にプラスさせると、アーモンドの香ばしい香りがプラスされるだけではなく、アーモンドの油分によって出来上がったクッキーの食感が変わります。
小麦粉だけで作ったクッキーとは違って、アーモンドパウダーの油分が加わる事で硬くなりすぎず、ほろほろとした食感を出せます。 - 三つ目の、生地に触らない事と言うのは、生地を混ぜ合わせる時に手を使ってしまうと、私たちの体温が生地にも伝わる事になります。
すると混ぜ合わせたバターが溶けてしまい、完成したクッキーは固くなってしまいます。
これを防ぐためにはバターを溶かさないように、手でまとめる時には軽くまとめるだけで大丈夫ですので、必要以上に生地に触ってしまってバターを溶かさないように心がけましょう。
可愛いクッキーを作るならアイシングに挑戦してみよう
型抜きクッキー、市松模様のアイスボックスクッキーなど、可愛らしいクッキーのご紹介をしてきましたが、自分で作ったクッキーをもうワンランク可愛くするテクニックの一つとして「アイシング」というものがあります。
アイシングとは、粉砂糖に卵白などを混ぜて作ったものをクッキーをデコレーションする事です。
食用色素を使って様々な色を付ける事ができますので鮮やかなデコレーションが可能です。
製菓の専門店では無くても100円ショップの製菓コーナーでも色がたくさん用意されていますし、キットを使うと家で用意するものは水だけで良く、初めてのアイシングでも便利に簡単に挑戦できます。
キットに欲しい色がなくても自分で色を組み合わせる事で好きな色も作れますので、ちょっと挑戦したい時にはキットを使う事もおすすめです。
チョコペンやアラザンなども一緒に売られていますので、こうしたものを組み合わせると更にクッキーにオリジナルをプラスさせることができてあげる方も貰う方も楽しくなります。