野菜の栄養価は下がっている?栄養価を下げない野菜の摂り方

野菜の栄養価は昔に比べて下がっているのでは?そう言われるとなぜかそうかも知れない気がしてきますが、栄養価が下がっているのではなく栄養価の低い時期も野菜を手に入れやすくなったことが理由となります。

野菜の栄養価については、買ってからどれだけ下げずに使えるかがポイントです。

正しい保存方法や調理方法で野菜の栄養を摂り入れるようにしましょう。

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野菜の栄養価が下がっていると言われている理由

昔と今、野菜の栄養価はどう違うのでしょうか。なんだか下がっているなんて噂を耳にした人もいるかもしれませんね。実際のところはどうなのでしょうか。

昔のほうが、野菜の味はしっかりとしていた、栄養価が高いものが多かったなんて話は、実は本当のことではありません。

では、なぜそのような話が浮上したのでしょうか。

現代は昔と野菜の栽培方法が大きく変化しています。スーパーに行けば、値段は高くなるものの、冬でも夏の野菜が並んでいます。いつの季節でも、同じ野菜が食べられるようになりました。それは、ハウス栽培など、栽培技術の進化によるところが大きいのです。

一方、旬の野菜は多く収穫できます。そのおかげで価格もやすくなります。しかも美味しい。

味が良いというということは栄養価が高いということ

旬ではない野菜は、栄養価も下がります。そのことが、最近の野菜は栄養価が下がっていると言われている理由につながっているのかもしれません。

野菜の栄養価は保存方法によって下がっている可能性があります

ところであなたはスーパーで購入した野菜を、どのように保存していますか。日持ちさせたり、調理を簡単にさせるために、さっと茹でて冷凍しているという人もいるでしょう。

では、冷凍すると野菜の栄養価はどう変わるのでしょうか。冷凍することによって、野菜の栄養価が下がっているなんてことはあるのでしょうか。2つの野菜を例にみてみましょう。

きのこ

きのこを冷凍すると、生のときよりも旨味成分が多く出ます。よってより美味しく食べることができます。栄養価もアップします。

ブロッコリー

栄養価が高いと言われているブロッコリーは、是非食に取り入れたいところです
しかし、冷凍すると、生の時と比べどれだけ栄養価が下がるのか気になるところでしょう。

栄養価が高いと言われているブロッコリー。栄養価が高いなら積極的に食に取り入れたいと考える人は多いと思います。しかし、冷蔵庫の中で生でしばらく保管していると、いつの間にか黄色っぽくなったり腐ってしまったりなんて経験をお持ちの人もいるでしょう。

それならば、冷凍すればよいのではないかと考えがちですが、そこで疑問に思うのが栄養価です。

確かに冷凍すると、ブロッコリーは生に比べ栄養価は下がってしまいます。しかし、もともと生で食べる人は殆どいないですよね。

ブロッコリーに含まれるビタミン

熱に弱く、茹でることでビタミンの栄養素は損なわれます。しかし、冷凍した場合もビタミンCなどの栄養は減ります。ただし、ビタミンA、D、E、Kなどの水に溶けないビタミンは、あまり減りません。

例えば、買ってきたブロッコリーを自分でカットして、冷凍すると栄養価はかなり減ってしまうでしょう。

では、冷凍食品のブロッコリーはどうでしょうか。家庭の冷蔵庫で冷凍するのと、栄養価はちがいます。

工場での素晴らしい冷凍技術により、栄養価が減ってしまう事をできるだけ抑えているためです。採れたてのブロッコリーを特別な技術で加熱し、更に急速に冷凍するという方法は、家庭ではなかなか真似出来ないでしょう。冷凍するために生のブロッコリーを購入するのであれば、冷凍食品のブロッコリーのほうが栄養があると考えたほうが無難です。

野菜の栄養価が下がっている!?一番いい調理方法

野菜の栄養価が下がってしまうのは、調理方法によるところも大きいでしょう。調理方法によっては、折角栄養価が高い野菜を選んだとしても、ほとんどその栄養価を捨ててしまっていることもあるのです。

では、一番いい調理方法は何なのかということになりますが、いくつかあるので順を追って見ていきす。

野菜のカットの方法

皮に栄養価が豊富にある野菜は、できれば皮ごと調理できるようにカットするのが栄養価が高くなります。トマトや人参などは、皮に豊富に栄養があるので、できれば皮も食べましょう。

根菜類などの根と葉の間は、生長するポイントです。この部分は栄養価が高いので捨てずに上手にカットして食しましょう。

人参や玉ねぎなどの生長するポイントは、バッサリと切ってしまいがちですが、上手にカットして食べるのがよいでしょう。

繊維がある野菜は、繊維に沿って切るほうが栄養価が逃げにくくなります。繊維と違う切り方をする場合は、栄養価が逃げないうちに早めに食するのがベストです。ピーマンなどは、縦に切ると繊維に沿っていることになり、栄養をしっかりと取ることができますよ

調理方法

にんにくや玉ねぎにはアリシンという成分が含まれています。ネギやニラなどにもアリシンが存在します。

すでに想像された人もいるかも知れませんが、これが、においのもとになる成分です。
このアリシンには血液をサラサラにしたり、疲労回復の効果があると言われています。その他にも様々な効果が期待できるアリシン。

このアリシンを増やすためには、空気に触れさせることがポイントになります。ですから調理方法としては、細かく刻んだり、すりおろしたりなどして、出来る限り空気に触れさせましょう。

茹でると成分が水に流れ出てしまうという野菜も多くあります。

特にビタミンCは熱に弱いので、加熱しなければ食べられない野菜は、電子レンジを使って蒸したり、そのままで食べられるものは、生で食するなどがよいでしょう。栄養価豊富な茹で汁を使うために、スープとして体に取り入れるのもおすすめです。

野菜で栄養価が高いのは?下がっている時期も積極的に取り入れましょう

栄養価が高い野菜を積極的に取り入れたい。しかし、忙しさから、ついスーパーなどで調理してある野菜サラダを手にしてしまうという人もいるかもしれません。

大根やキャベツ、レタスなどは、量が多いという理由から、カットされたものを購入している人もいるでしょう。

そのような野菜は、安全と衛生管理、保存時間を長くするため、消毒や洗浄、添加物などが使われていることあります。カットされていないものよりも栄養価が下がっているということになります。

できれば、栄養価をしっかりと体に取り入れたい。そのように考えるのであれば、カットされていない新鮮な野菜を購入するべきです。

栄養価を考えた時おすすめしたい野菜がキャベツ

一年中スーパーなどで見かけますよね。キャベツには素晴らしい栄養価があるだけでなく、いろいろな効能も期待できます。

ビタミンCやビタミンKだけでなく、キャベジンと言われているビタミンUも含んでいるキャベツ。

キャベジンと聞くと、胃の不快感や傷みを和らげ、腸を守るというイメージはあると思います。肌荒れにも効果があり、風邪の予防にも良いそうです。

体質改善をしたいという人は、ぜひキャベツを摂取してみてはいかがでしょう。
生だけでなく、炒めたり、煮たり、焼いたりしても美味しく食べられるのも魅力ですね。

キャベツの旬は冬と春

冬キャベツは寒さから守るために、葉が固くなります。しかし、重みもしっかりとあり甘いのが特徴です。
一方春キャベツは、柔らかくみずみずしいので、食べるならサラダがおすすめです。

一年中あるキャベツ。出来ればカットされていないそのままのものを購入して、栄養価が高い状態で食事に取り入れるのがベストかもしれませんね。

野菜の栄養価を取り込みやすい組み合わせにするのもお忘れなく

野菜の栄養価を余すところなく、体に取り入れたいというのであれば、どのように調理をするのが良いのか、どのような食べ方がベストなのかは大切になります。それとともに、調理する食材の組み合わせも意識するとよいでしょう。

組み合わせによって効果を最大限に引き上げることができる

ブロッコリーは蒸したら、ヨーグルトとマヨネーズをあわせたドレッシングで食べましょう。

ヨーグルトに含まれるカルシウムは、ブロッコリーに含まれるビタミンCやミネラルの吸収を高めてくれます。カルシウムには、ストレスを癒やしてくれる効果があるそうです。疲れたと感じるときは、是非、このサラダを食べたいですね。

レタスには安眠効果があるという話しを聞いたことのある人もいるでしょう。夜、なかなか寝付けなかったり夜中に目が冷めてしまうという人もいるでしょう。

牛乳で作ったレタスのスープを夕食に取り入れてみてはどうでしょうか。

牛乳には眠りに効果のあると言われているトリプトファンが含まれています。ハムやベーコンが入ったコンソメ味のミルクスープに、最後にレタスを入れてひと煮立ちさせ、塩コショウで味をととのえるだけです。
これを飲むだけで、今夜はぐっすりと眠ることができるかもしれませんね。

調理方法や保存方法だけでなく、野菜の旬を意識しするだけで、栄養価を上手に体に摂取することができます。美味しく健康維持して行きたいですね。

旬の野菜を取り入れたり、調理法や保存方法に気をつけたり、また組み合わせ工夫したりすることが大切だと知りました。何しろ、栄養価が高い野菜は、美味しい。美味しく栄養を取ることができれば、健康維持にも繋がってきます。

どうしたら、栄養価を上手に取ることができるのか、先ずは考えてみることから始めましょう。