料理で失敗したら、捨てる前にこれを読もう

料理をしている時に、失敗してしまうことは、誰にでも考えられます。
そういった時には、「捨てる」という選択しかないのでしょうか?
余程の場合は仕方が無いにしても、せっかくの食材を無駄にしないためにも、出来るだけリカバリーをしたり、アレンジをすることで、美味しい料理に生まれ変わらせたいものです。
ここでは、よくある料理の失敗と、それをカバー出来る方法などについてご紹介しますので、失敗料理を捨てる前に、一度参考にしてみてください。

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料理でカレーを作ったら失敗!捨てる前に出来ること

失敗しにくい料理と言えばカレーですが、失敗という程でもないけど成功と言えない状態になってしまう事はあります。なんだかいつもイマイチとろみが足りない…とか、コクが足りない…と思っている人も多いはずです。
カレールーを使ってカレーを作る場合は、パッケージに書かれている分量通りに作れば失敗する確率は低いです。しかし、味が濃すぎたり薄くてシャバシャバになってしまうという人はほとんどの場合、目分量で作っているためです。特に水加減はパッケージを参考にして作れば失敗しにくくなります。

カレーの失敗はいくらでもリカバリーしやすいので、捨てるほどではありません。

  • 味が濃すぎる場合は水を足します。不足分の水を足しますが、最初に入れた水の量が分からない場合は、味見をしながら少しずつ水を足してください。
  • 味が薄い場合やシャバシャバすぎる場合は、カレールーを足します。水の分量に足して適切な量になるように足しますが、分からない場合は1かけ分ずつ足してみましょう。
  • 味の濃さは充分でもとろみが足りないと思う場合は、ルーを入れてからの煮込み時間が少ない可能性があります。煮込み時間を長くするととろみが出る場合も多いです。ただ、カレールーの種類によってとろみの程度が変わるので、使っているルーがとろみが少なめの可能性もあります。

コクを出したりフルーティーにするために隠し味を入れる人も多いカレーですが、隠し味のつもりが主張してきてカレーが不味くなってしまう事があります。

隠し味を入れても何も感じない程度ならこれからも色々試してみたら良いと思いますが、隠し味の風味が強い場合は、カレー粉を入れてカレーの風味を強くする方法やカレールーと水を増やすことで隠し味の分量を減らす方法等があります。

カレーを追加することで隠し味を減らす場合は、カレー自体が大量になってしまうので、半量は冷凍して今後カレーを作るときに足すと良いでしょう。

失敗した料理を捨てる前に、これをやってみよう

定番の料理でも分量を間違えてしまうと、味が濃かったり薄かったりしますよね。塩味が薄いは、味付けに使った調味料や塩を足します。沢山追加すると今度は濃くなりすぎるので足すのは少量ずつにしてください。

  • 煮物で風味が足りなかったり、物足りないと感じる場合は、出汁を追加するのがお勧めです。出来上がり直後は味が染みていなく、物足りないと感じることもありますが、冷ますと味が染み込みやすくなります。刻んでご飯と混ぜて混ぜご飯にしたり、カレーの具や和風パスタの具にする方法もあります。
  • 中華風の料理で物足りない時は、風味の強いゴマ油や辛みがあるラー油、豆板醤などを加えると味にまとまりが出やすくなります。鶏ガラスープの素やニンニクを足しても良いでしょう。失敗した時は、水で薄めてあんかけに変えたりスープにする方法もあります。
  • 洋風の料理で物足りない時や失敗したときは、バターやハーブ、コショウなどのスパイスを足すとまとまりが出やすくなります。卵でオムレツにしたり、牛乳を使ってクリーム煮にしたり、コンソメスープにする方法もあります。

煮物や炒め物など、定番の料理でも味付けに失敗してしまう事があります。

足りない場合は足せばいいですし、ただ濃いだけなら薄めれば良いでしょう。ただ、味付け自体に失敗した場合などは、失敗したらすぐに捨てると考えるのではなく、別の料理に作り替えることも考えてみましょう。

捨てるなんてもったいない、失敗した料理を生まれ変わらせる方法

味付けなどは失敗していないけど、食材や下処理が原因で美味しくない料理が出来てしまうこともあります。旬ではない野菜は皮や外側の葉が硬かったり、旬でもアスパラの下の方など筋っぽくてそのまま食べても美味しくない事があります。

下処理の失敗はリカバリーしにくいですが、味付けは失敗していないだけに捨てるのは勿体ないです。

全体的にかたい場合は、加熱時間や煮込み時間を長くしたり、かたい部分だけ取り除けば良い場合もあります。
ただ、加熱時間を長くすると、堅い食材は柔らかくなりますが、それ以外の食材は柔らかくなりすぎてしまうことが多いです。

下処理に失敗してしまった場合も別の料理に作り替えるのがお勧めです。

シンプルな味付けの洋風料理なら、具材をミキサーにかけて、コンソメや牛乳を足してポタージュにすると、食材の堅さは気にならなくなります。味の濃い料理は、同じ食材を使っている別の料理に作り替えるのがお勧めです。例えば、肉じゃがならじゃがいもとニンジンと肉を使っている料理です。カレーやコロッケのリメイクが定番です。

料理あるあるといえば、ご飯の失敗。捨てないで美味しく食べる方法

ベテランの主婦でも起こり得る料理の失敗といえば、炊飯です。お米はその年によって出来が違います。銘柄によっても特徴が違い、好みの炊き加減にするには、多少は水加減を変えたりしなければいけません。炊飯器を変えた時も特徴が変われば水加減を変える必要があります。そのため、いつも通りに炊いたのに固くなったり柔らかくなりすぎたりしてしまう事があります。

失敗したご飯、捨てる前に試すこと

炊きあがっても芯が残ったりかたいと感じる場合は、簡単にリカバリーできます。大さじ1程度の水を振りかけて、保温モードで少し時間を置くかレンジで加熱すると中まで火が通って堅さが軽減します。お酢を足せば酢飯が出来ます。

完全に芯が残ってかたい場合は、100ml程度のお酒か水をご飯の上から振りかけて再度炊飯ボタンを押してください。水より日本酒を使う方がお米をふっくらさせやすいですが、再炊飯でアルコールや香りは飛びますので心配ありません。

かたさを有効活用して、炒飯やピラフにリメイクするのがお勧めです。かたさを取りたい場合は、雑炊やリゾットなどの水分を足す料理にリメイクしましょう。

柔らかすぎてしまった場合、お皿に薄く広げてラップなどはせずレンジで加熱して水分を飛ばすと多少はましになる事があります。

ただ、水を含みすぎたお米を最適な水加減に調整するのは難しいので、おかゆなどに作り替える方が良いでしょう。中華がゆなら味がしっかりついているので、普段の食卓に出しても味気なくなりにくいです。

失敗は成功の母、捨てるはずだったものから生まれた料理

失敗するとリカバリーするよりも一から作り直したくなる気持ちも分かります。失敗料理は捨てて気持ちをリセットして再スタートしたいですよね。しかし、時間もお金も材料も勿体ないです。まずは落ち着いてリカバリー方法がないか考えてみてください。今現在、当たり前になっている料理の中には、過去の失敗から偶然生まれた料理やリカバリーが功を奏して定番となっている料理もあります。

日本の家庭料理の定番で、得意料理と言うとあざといと言われるくらいまでになった肉じゃがですが、ビーフシチューの失敗から生み出された料理というのは有名な話です。
その当時は日本で手に入りにくい材料を置き換えて作ってみたら、ビーフシチューを作ることには失敗したけど美味しい料理が生まれたのです。
失敗が成功につながることもあります。料理に失敗してもあきらめずに試行錯誤してみましょう。