鶏肉をレンジで温めても爆発しない方法を徹底解説

鶏肉のささみをレンジで温めてサラダなどに使う時に、レンジの中で爆発してレンジの中も汚れてしまった経験がある人も多いのではないでしょうか(私のその中の一人です)。
しかし、鶏肉にある細工をするだけで爆発を防ぐことができるのです。それは「鶏肉に穴を開けること」です。

今回は、鶏肉をレンジで温めた時に爆発する理由と爆発しない方法について説明します。この方法がわかれば、もう爆発することはありません。

また、レンジで温めた後余った鶏肉のささみの保存方法や筋の取り方についても説明します。いろいろな料理に活用しましょう。

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鶏肉をレンジで温めた時に爆発する原因と爆発しない方法について

電子レンジ調理は簡単で手軽なので、焼いたり茹でると時間のかかる鶏肉も電子レンジで加熱することがよくあります。

しかし、ほとんどの確率でその電子レンジで加熱した鶏肉のささみなどは爆発します。
爆発したあとの電子レンジの庫内の掃除も大変ですし、鶏肉自体も残念な状態になってしまいます。
どうして鶏肉だけ爆発するのか気になりますよね。

原因は鶏むね肉やささみについている薄い透明の膜

この薄い透明の膜があることで、電子レンジで加熱した時に鶏肉の水分が膜を破って出てきます。
これが結果として爆発になるのです。

ウインナーを加熱した時も同様に爆発することがありますが、ウインナーと同じように膜が原因です。

ですので、鶏肉が爆発しないための対処法は簡単です。

薄い膜を加熱前に破っておけばいい

手でやることはできないので、フォークを使います。
膜に穴をあけるように何箇所もフォークを刺して穴をあけていきましょう。

2~3箇所開けるよりももっとたくさん穴をあけていたほうが爆発の可能性は低くなります。
フォークだと何回も刺さなければいけないですが、筋切りだとフォークの半分程度の回数になるので、持っている場合は筋切りを使うと時短になります。

レンジで鶏肉が爆発しない方法は「ラップのかけ方」がコツ

電子レンジで鶏肉を加熱する時には、そのまま加熱している人も多いと思います。

鶏肉を電子レンジで加熱する時にはラップを使用しましょう

ラップをかける時に、そのかけ方を気にしたことはありますか?

なんとなく、ラップをする時にはピタッと器に密着していなければいけないようなイメージがあります。

電子レンジでラップを使う時には用途に合わせてそのかけ方をかえるのがベストです。

水分量が多く水っぽくしたくないのであれば器の両端を数mmあけてラップをかけますし、反対に水分が少ない食材を電子レンジにかけるときはふんわりとラップをかけるのがいいとされています。

鶏肉を電子レンジで加熱するときにも「ふんわり」を意識する

ですので、ふんわりラップをかけるためにも平らなお皿よりもある程度深さのある器に入れてみましょう。
そうすることで、空気も含みやすいですし余裕ももたせやすいです。

余裕をもたせることは結果として、圧力や蒸気にも耐えることができますしラップの破裂も防いでくれます。
ラップがガードしてくれて、もし鶏肉が爆発しても庫内が散らかってしまうことも少なくなり掃除も楽になります。

また、お酒や水をかけて水分量を多くした上で電子レンジで加熱するのもいいでしょう。

鶏肉のささみの筋の取り方についても理解しましょう

ささみには筋がついてますが、調理する前には外すのが一般的です。

筋なのでそのまま取り除くことなく料理に使うと、当然食感も悪くなり料理の美味しさは半減します。

ささみの筋取りは面倒なイメージがありますが、慣れると時間も掛からず簡単です。

実際私も初めてやった時には「1本1本やるなんて時間がかかりそうだしやだな」と感じていましたがやってみるとイメージとは反対にサッと終わらすことができたので今では面倒だと感じません。

ささみの筋取りに使うのはフォーク

  1. ささみの筋の先端が利き手側にくるようにまな板に置きます。
  2. 利き手には筋、反対の手にはフォークを持ちます。
  3. フォークは背を上にして割れ目に筋を挟みます。
  4. 筋をしっかりとつまんだまま、フォークを引っ張るようにすーっと移動させます。
  5. ささみの最後までフォークがいくと筋と身に分かれます。
筋をおさえるのは滑ることも多く力が入りにくいです。
ペーパーや布巾で筋をつかむようにすると、滑りが気にならずしっかりと抑えることができるので筋取りもしやすくなります。

爆発しない方法で温めた鶏肉のささみのおすすめの保存方法

電子レンジで上手に加熱することができたささみは、冷蔵庫や冷凍庫で保存しましょう。

加熱したささみは保存の前にきれいに洗った手でほぐします。
加熱してすぐは、とても熱いので少しさましてからほぐすなどして火傷には気をつけましょう。

冷蔵庫で保存する

冷蔵庫でほぐしたささみを保存する時に用意するものはフタ付きの保存容器です。
もしない場合にはフタの代わりにラップで密閉してもOKです。

難しいことはなく容器に入れてフタをし冷蔵庫に入れておくだけです。
保存期間はそれ程長くなく、長くて3日程度なので早めに食べるようにしてください。

冷凍庫で保存する

冷凍庫で保存する時に必要なものは、ジッパー付きの保存袋です。
そこにささみをいれて平らにします。

  • 口をしめるときはしっかりと空気を抜いてください。
  • 保存期間は長く、3週間程度です。

ほぐしたささみはサラダや和え物、冷やし中華の具など使いたい時に使えるので食べる分だけ冷蔵保存にし、残りは冷凍保存しておくのがおすすめです。

鶏肉を爆発しない方法で調理すれば掃除もラク!レンジの簡単お手入れ方法

使う機会の多い電子レンジですので、こまめにお手入れをしてきれいな状態で使い続けたいですよね。
爆発することがなくなっても、使っていると電子レンジの庫内は意外と汚れているのでしっかりとお手入れをするのがいいでしょう。

使用後に毎回濡らした布巾で拭くだけでも、ついた汚れはある程度はとれます。
こびりついてしまったものは電子レンジ用の洗剤を使うなどして取る必要があります。

洗剤を使いたくない時には重曹やセスキ炭酸ソーダでも可能

  1. 耐熱容器に200ml程度の水をいれてそこにセスキ炭酸ソーダを15g程度いれます。そのまま電子レンジに入れて5分程度加熱します。
  2. 加熱後は扉をあけずに30分弱そのままにしておきます。
  3. その後は取り出した容器の水を布巾につけて絞り、庫内の拭き掃除をします。
  4. 仕上げに乾拭きをして完成です。
毎日拭いていても意外と汚れが残っていることもあるので、定期的にこのように電子レンジの掃除をするのがいいでしょう。