ナスの炒め物を作る時の切り方。下準備とナスを使ったレシピ

麻婆ナス、味噌炒めなど油との相性も良いナスですが、その切り方は色々あります。

定番の輪切りや乱切りなどの切り方や、アクの抜き方などナスの下準備の方法を紹介します。

ナスの炒め物を作った時に、油を吸い過ぎてベチャッとしたことはありませんか?
少ない油でもジューシーに仕上がる、ナスの炒め物の作り方やナスの炒め物のレシピを紹介します。
この方法で美味しいナスの炒め物を作ってください。

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ナスの炒め物を作る時の切り方と種類

野菜は用途や食材によって色々な切り方をして料理に使います。
ナスも例外ではなく、色々な切り方があるのでご紹介します。

ナスの切り方には輪切り、半月切り、乱切り、薄切り、細切りなどがあります。

輪切りは字の通り切り口が輪(円)の状態になっていて、ナスの端から切っていくだけでOKです。
半月切りは、縦に半分に切ってから、輪切りと同様に切るだけです。

薄切りはナスを縦にスライスしていく切り方で、その薄切りしたナスを細く棒状に切ったものが細切りとなります。

どれも関連性があるので、切り方を覚えてしまえば難しいことはなく簡単です。

ですが、乱切りはどの切り方とも異なるのでご紹介します。

ナスの【乱切り】の切り方

  1. 乱切りはナスをまな板に横において切ります。
  2. ナスに対して包丁を斜めに入れて、切っていきます。
  3. 1度切ったらナスを回してから、先ほどと同じ角度で包丁を入れて切りましょう。
    切ったナスは厚みのある形がイメージになります。
    慣れれば簡単なので、チャレンジしてみましょう。

ナスをおいしく食べるために皮の扱い方も大切です。

皮に網目に浅い切込みを入れたり、ピーラーで間隔をあけて皮をむいて縦縞になるようにすると味もよく染みますし、切り方によって見た目がきれいになります。

ナスを炒め物に使う時は輪切りや半月切りがおすすめです。
切るときに厚みを薄くすると火の通りも早く苦手な人でも食べやすいです。

ナスの炒め物を作るときは、切り方やアク抜きなど下準備も大切

ナスを料理に使うその前にしっかりと下準備を行いましょう。
いつもと同じ料理がもっとおいしくなりますよ。

ナスを使う時の代表的な下準備はアク抜きですよね。

ナスのアク抜きは特別なものは必要なく、ボウルと水でOKです。
大切なことは、ナスを切ったらすぐに水につけるということです。
アク抜きの時間は10分程度で十分なので、美味しく食べるためには手を抜かずにしっかりとアク抜きをしましょう。

他には、ナスのヘタの処理です。
ほとんどの場合はナスのヘタは切り落として使います。
ですので、ナスを切る前には一番最初にヘタを切り落としましょう。
ヘタを切る時はガクの部分まで一緒に切り落とす必要はありません。
ヘタとガクの境目を切ります。
あまりにも下の方を切ってしまうと食べる部分が少なくなってしまうので気をつけましょう。

また、焼きナスなど切らずにそのまま使う料理の際はヘタではなくガクを取り除きましょう。
ヘタをとる時に包丁を入れるのと同じところに浅く包丁を一周入れます。
そうすると手でガクの部分のみとることができます。

料理に合わせた下準備をするようにしましょう。

ナスの炒め物を少ない油でジューシーに仕上げるコツ

油と相性のいいナスですが、できるだけ少ない油でジュージーに仕上げることができたら嬉しいですよね。ついつい油を追加したくなりますが、そこをグッと我慢することが大切です。

フライパンでナスの炒めものを作るときのちょうどよい油の量は、ナス2本に対して油大さじ4~6です。

ナスが、油を吸い切るまではナスの全面全体に行き渡るように、菜箸やヘラを使って炒めます。
油がすべてナスに吸収されたら、菜箸やヘラを使うのをやめてじっくりと火を通します。そうすることで、ナスから油と水分が出てくるので油を追加する必要はありません。

ナスにちょうどよい油の量で作った炒めものは、とてもジューシーです。
ジューシーにしたい一心で油を足していた方も多いと思いますが、そうすることで食感の良くないベチャベチャしたナスになっていたのです。

ナスが余分な油を吸っていないので、食べやすいですし胸焼けする心配も少なくなりそうです。
油も少なくジューシーな炒めものができるので、一度作ってみるのをおすすめします。

ナスの炒め物のレシピを紹介。切り方や手順

おいしいナスの炒め物のレシピをご紹介します。

今回はナスのみそ炒めです。
ナスと味噌のコンビネーションは味が濃くナスが苦手な人でも食べやすいでしょう。
また、白いご飯が進むので、朝ごはんのおかずにもおすすめです。

【材料】

  • ナス 8本
  • サラダ油
  • みそ 大さじ3
  • みりん 大さじ4
  • 砂糖 小さじ2
  • 和風顆粒だし 小さじ2
  • 水 200ml
  • 片栗粉 小さじ2
  • 水 小さじ4

では作り方です。

  1. まずはじめに、ナスのヘタを切り落として、皮をピーラーで縞目にむきます。
  2. 次に縦に半分に切ったらナスの皮の部分にかくし包丁をいれておき、水に浸けてアク抜きをします。
  3. サラダ油をいれたフライパンを熱し、水気をしっかりときったナスをいれて焼きます。
    焼き上がったナスの油はきちんときっておきます。
  4. フライパンにみそ、みりん、砂糖、和風顆粒だし、水をいれて火をつけます。
  5. 煮立つまでの間に、水溶き片栗粉をつくります。
  6. フライパンの中が煮立ったら、ナスを入れて煮込み、仕上げに水溶き片栗粉でとろみをつけたら完成です。

最後にお好みで刻んだ大葉を添えるのもおすすめです。

炒め物におすすめなナスの種類とその特徴

ナスにも種類があり、中でも炒め物におすすめなナスがあるのでいくつかご紹介します。

  • まずは、千両なすです。
    千両なすはナスの長さがそれ程長くはなく、よくスーパーで見かけるナスのイメージと同じだと思います。
    千両なすの特徴として、アクが少なく食べやすいです。
    また、柔らかいので口当たりもよく、いろいろな料理で使いやすいナスです。
  • 次は、長なすです。
    名前のとおり、長いナスです。
    また、太さもそれほどなく、全体をみたときは細長いという印象を持つでしょう。
    長なすは、やや柔らかみがあるのが特徴です。
  • 最後に米なすです。
    これはこめなすではなく「べいなす」と読みます。
    米なすは他のなすに比べると大きく重さもあります。
    ごろんとした見た目が特徴で、ヘタの色も紫ではなく緑です。
    見た目の通り、しっかりとしているので、加熱しても煮崩れの心配はそれ程ありません。
    他にもまだ炒め物に向いているナスがあります。
    ナスを使って炒め物をしようと思った時はより美味しく食べるために、上記を参考にして購入するのもいいですね。