油揚げの切り方と切り方の名前、簡単に油抜きする方法もご紹介

油揚げはお味噌汁や煮物などによく使いますが、料理に合った切り方はご存知でしょうか。

普段料理をしない方だと、レシピを見ても切り方の名前を見ただけでは、ピンと来ない場合もあるでしょう。

そこでここでは油揚げの切り方と、切り方の名前、また油揚げを使用する際の油抜きの方法や、いなりを作る際の油揚げを袋状に開くコツなどもご紹介をいたします。

関連のおすすめ記事

冷凍エビフライをサクサク美味しくする揚げ方のポイント

冷凍のエビフライはエビの下処理がいらないので、手軽に作れるのが嬉しいですよね。そして、エビフライはお...

ナスの炒め物を作る時の切り方。下準備とナスを使ったレシピ

麻婆ナス、味噌炒めなど油との相性も良いナスですが、その切り方は色々あります。定番の輪切りや乱...

大根の煮付けが苦い味になってしまう原因と救済アレンジ方法

大根の煮付けを作ったら、ちょっと苦味が出てしまったということはありませんか?せっかく時間をかけて作っ...

鶏肉は部位によって名称も、おすすめな料理も変わります

鶏肉の部位の名称を知ってる?と聞かれたら、もも肉やむね肉などを思い出す方が多いと思います。もう少...

梅干しを作る時の天日干しで虫が来ないようにする方法

梅干しの天日干しをするときに気になるのが虫ですよね。どのように干せば虫を寄せ付けなくすることができる...

お店で食べるような皮がパリパリな鳥モモ肉の焼き方をご紹介

お店で食べる鳥のモモ肉焼きは、身のジューシーさだけではなく、皮がパリパリな所も美味しさのポイントです...

春雨スープはダイエットに最適!糖質が高いと言われる春雨の理由

さらっと食べる事ができて体が温まる春雨スープ。ダイエット中にはヘルシーで最適な食べ物のように感じ...

長芋をすりおろしたら変色する原因は?防止するには?長芋豆知識

長芋をすりおろした直後から、赤や茶色に変色することがあります。食べるのを躊躇してしまうくらい...

梅干しに黒カビが!そんな時にやるべき対処法

梅干しは、買うものと思っている人が多いですが、実は手作りすることも可能です。手作りは手間暇をかけ...

料理の基本を勉強するには?定番の家庭料理からスタートしよう

結婚を機に料理を始めるという女性も多いと思いますが、まずは料理の基本から勉強しようと思っても、何をど...

ナスの下ごしらえ!焼肉に適した切り方や変色を防ぐ方法について

焼肉の主役はもちろんお肉!でもお肉ばかりでは飽きてしまいますよね。やっぱり野菜が必要。野菜があること...

夕飯のレシピの参考になる、お肉を使ったメニュー

夕飯のレシピを考える時に、まずメインになるものを決める方が多いと思います。その中でもお肉は、使い...

料理が苦手な嫁は嫌?夫に愛される料理上手な嫁になって夫婦円満

料理が苦手で毎日の食事作りを憂鬱に感じている奥様もいるのではないでしょうか。本当は料理上手な嫁になり...

鍋で炊飯する時の水の量の目安と計り方、炊き方のポイント

炊飯器を使わずに鍋でご飯を炊く時は、水の量で悩んでしまいます。多すぎてしまうとベチャベチャになっ...

夏場の夕飯レシピ!料理をさっぱりさせるのは薬味がポイント

夏場はどうしてもさっぱりとした料理を好んでしまいますよね。また作る側としても、夏場の暑さから、あまり...

お味噌汁に入れる油揚げの切り方と名前

味噌汁に入れる機会のお多い油揚げですが、味噌汁に入れる時には短冊切りにして入れる事がほとんどだと思います。
短冊切りとは、切った後の形が短冊にそっくりの形をしています。ここで、油揚げの短冊切りの仕方を覚えましょう。

油揚げは長方形のものを使います

  1. まな板に置いて切る時には、縦が短く横が長くなるように横長になるように置きます。
  2. 次に包丁で油揚げの真ん中あたりを切り、半分にします。
  3. 2枚になった油揚げをさらに真ん中で半分に切り、4枚にします。
  4. この時に油揚げは縦長に4枚並んでいると思います。
  5. それの向きを変えて横長になるようにおいて、5ミリほどの幅に切っていきます。
  6. これで、短冊切りの完成です。
油揚げによっては、正方形のものもあるのでそういった場合は4つに切り分けずに2等分してから切るのでOKです。

うどんや煮物などに入れる油揚げの切り方の名前

うどんや煮物に入っている油揚げはどんなものを思い浮かべますか?
味噌汁などとは違い、大きめの揚げを想像したと思います。

大きく切ることで、煮汁を吸いよりおいしく油揚げを食べることができます

大きく切る油揚げの切り方は三角切り

三角切りは油揚げを三角に切るので、短冊切りよりも簡単です。
長方形の油揚げの場合には、先ほどと同じように横向きに置いて半分に切ります。
そうすると正方形になるので、斜めに切って完成です。

切り方は簡単ですが、うどんや煮物の他にどのような料理を作る時に三角切りはむいているのでしょうか。

例えば、いなり寿司です。
いなり寿司は地域によって形が違いますが、四角形の油揚げに酢飯を詰めるものと、三角形の油揚げに酢飯を詰めるものと分かれます。
三角いなりを作る時にはこの三角切りは活躍します。

正方形の油揚げを三角切りにするとどちらも袋状になります。

その袋状になったところに、ひき肉やひじきの煮物などの具材を入れて焼くのもおかずにもなりますし、ちょっとしたおつまみにもなります。

油揚げの存在感をだしたり、主役として食べる時には大きな三角切りがピッタリです。

油揚げの切り方、短冊切りよりも細くすると名前は細切りに

まだまだ油揚げの切り方はあります。

いろんな料理に使いやすい細切り

細切りは、短冊切りと途中まで工程は一緒です。
短冊切りは5mm幅程度に切りましたが、細切りはそれよりも細く切っていくだけです。
包丁に慣れていないと細く切るのは難しいかもしれませんが、ゆっくり切れば大丈夫ですよ。

油揚げの細切りを使う料理

代表的なものとして、切り干し大根の煮物です。

自分で作ったり、スーパーなどで売られているお惣菜に入っている油揚げも細切りのものが多いでしょう。
食材の大きさを揃えることで、食べやすく見た目も美しいです。

パスタや焼きそばなどの具として使ったり、炊き込みご飯の具に油揚げを使う時も細切りがおすすめです。

このように油揚げの切り方で合う料理がそれぞれあります。
使う食材や料理に合わせて油揚げの切り方をかえるといいでしょう。

油揚げの存在感を出したいときは、上記の料理の場合でも短冊切りなどにしても問題ありませんよ。

短冊切りの油揚げ、煮てもめくれ上がらない切り方をご紹介

切った油揚げを煮込んでいる時に起こりやすい、油揚げのめくれやはがれですが、切り方を意識するだけで防ぐことができます。

長方形の油揚げを短冊切りにする場合、縦に切り分けてから短冊切りにしますが、出来上がりの形が短冊状になっているようにするのであれば、横に2等分にして向きを変えずに5ミリ幅に切っていっても短冊切りが完成します。

この2つの切り方で短冊切りにすると、切り終わった油揚げはほとんど同じ形になります。

しかし、切っていく時に違いがあります。

この2つの方法は5ミリ幅に切る時に油揚げに対して包丁の入る向きが異なります。

この違いによって、汁物に入れたり煮込んだ時にはがれやすくなるかどうかが変わります。形として変わりはないですが、見た目も気にするのであれば、最初にご紹介した見出し1の短冊切りの切り方をすると、キレイなまま食べることができます。

油揚げを使う際の油抜きや袋開きのコツ

油揚げを使う際には下処理である油抜きが大切

中には油抜きをせずに使っている人もいるでしょう。
油抜きをすることでどのような利点があるのかというと、油が抜けることによって煮汁などがしみやすくなることです。

油が抜けるので少しヘルシーになりますね。

油揚げの油抜きは、熱湯をかけることでできます

お皿の上でやると危ないので、下に熱湯が落ちるようにザルの上に油揚げをのせて行います。

油揚げに片面ずつ順番に熱湯をかけるだけで完成です。
お湯を沸かすのは時間がかかる…と感じる人は電子レンジで油抜きをしてみましょう。
キッチンペーパーで油揚げをくるみ、水で濡らします。
耐熱皿にペーパーにくるんだままの油揚げをのせて電子レンジで加熱します。
時間は1枚で30秒程度でOKなので、お湯を沸かして油抜きをするよりも早くて簡単です。

油揚げを使って調理する際には是非油抜きを行うことをおすすめします。

また、いなり寿司に使う時には袋状にする必要がありますが、意外ときれいに開くのは難しいです。

私はよく開く際に破いてしまうことが多かったです。
しかし、コツを抑えれば簡単にきれいに袋にすることができます。
そのコツとは、油揚げを潰すことです。

1番最初に箸などを油揚げの上で全体をコロコロと転がしておくだけです。
それをしておくと、油揚げの中がくっついていたものが剥がれていたり剥がれやすい状態になります。
それでも、力任せに開いてしまうと油揚げはうすいので破れてしまいます。
やさしくゆっくりと開くようにしましょう。