油揚げはお味噌汁や煮物などによく使いますが、料理に合った切り方はご存知でしょうか。
普段料理をしない方だと、レシピを見ても切り方の名前を見ただけでは、ピンと来ない場合もあるでしょう。
そこでここでは油揚げの切り方と、切り方の名前、また油揚げを使用する際の油抜きの方法や、いなりを作る際の油揚げを袋状に開くコツなどもご紹介をいたします。
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お味噌汁に入れる油揚げの切り方と名前
味噌汁に入れる機会のお多い油揚げですが、味噌汁に入れる時には短冊切りにして入れる事がほとんどだと思います。
短冊切りとは、切った後の形が短冊にそっくりの形をしています。ここで、油揚げの短冊切りの仕方を覚えましょう。
油揚げは長方形のものを使います
- まな板に置いて切る時には、縦が短く横が長くなるように横長になるように置きます。
- 次に包丁で油揚げの真ん中あたりを切り、半分にします。
- 2枚になった油揚げをさらに真ん中で半分に切り、4枚にします。
- この時に油揚げは縦長に4枚並んでいると思います。
- それの向きを変えて横長になるようにおいて、5ミリほどの幅に切っていきます。
- これで、短冊切りの完成です。
うどんや煮物などに入れる油揚げの切り方の名前
うどんや煮物に入っている油揚げはどんなものを思い浮かべますか?
味噌汁などとは違い、大きめの揚げを想像したと思います。
大きく切る油揚げの切り方は三角切り
三角切りは油揚げを三角に切るので、短冊切りよりも簡単です。
長方形の油揚げの場合には、先ほどと同じように横向きに置いて半分に切ります。
そうすると正方形になるので、斜めに切って完成です。
切り方は簡単ですが、うどんや煮物の他にどのような料理を作る時に三角切りはむいているのでしょうか。
いなり寿司は地域によって形が違いますが、四角形の油揚げに酢飯を詰めるものと、三角形の油揚げに酢飯を詰めるものと分かれます。
三角いなりを作る時にはこの三角切りは活躍します。
正方形の油揚げを三角切りにするとどちらも袋状になります。
その袋状になったところに、ひき肉やひじきの煮物などの具材を入れて焼くのもおかずにもなりますし、ちょっとしたおつまみにもなります。
油揚げの切り方、短冊切りよりも細くすると名前は細切りに
まだまだ油揚げの切り方はあります。
いろんな料理に使いやすい細切り
細切りは、短冊切りと途中まで工程は一緒です。
短冊切りは5mm幅程度に切りましたが、細切りはそれよりも細く切っていくだけです。
包丁に慣れていないと細く切るのは難しいかもしれませんが、ゆっくり切れば大丈夫ですよ。
油揚げの細切りを使う料理
自分で作ったり、スーパーなどで売られているお惣菜に入っている油揚げも細切りのものが多いでしょう。
食材の大きさを揃えることで、食べやすく見た目も美しいです。
このように油揚げの切り方で合う料理がそれぞれあります。
使う食材や料理に合わせて油揚げの切り方をかえるといいでしょう。
油揚げの存在感を出したいときは、上記の料理の場合でも短冊切りなどにしても問題ありませんよ。
短冊切りの油揚げ、煮てもめくれ上がらない切り方をご紹介
切った油揚げを煮込んでいる時に起こりやすい、油揚げのめくれやはがれですが、切り方を意識するだけで防ぐことができます。
長方形の油揚げを短冊切りにする場合、縦に切り分けてから短冊切りにしますが、出来上がりの形が短冊状になっているようにするのであれば、横に2等分にして向きを変えずに5ミリ幅に切っていっても短冊切りが完成します。
この2つの切り方で短冊切りにすると、切り終わった油揚げはほとんど同じ形になります。
この2つの方法は5ミリ幅に切る時に油揚げに対して包丁の入る向きが異なります。
油揚げを使う際の油抜きや袋開きのコツ
油揚げを使う際には下処理である油抜きが大切
中には油抜きをせずに使っている人もいるでしょう。
油抜きをすることでどのような利点があるのかというと、油が抜けることによって煮汁などがしみやすくなることです。
油揚げの油抜きは、熱湯をかけることでできます
お皿の上でやると危ないので、下に熱湯が落ちるようにザルの上に油揚げをのせて行います。
キッチンペーパーで油揚げをくるみ、水で濡らします。
耐熱皿にペーパーにくるんだままの油揚げをのせて電子レンジで加熱します。
時間は1枚で30秒程度でOKなので、お湯を沸かして油抜きをするよりも早くて簡単です。
油揚げを使って調理する際には是非油抜きを行うことをおすすめします。
また、いなり寿司に使う時には袋状にする必要がありますが、意外ときれいに開くのは難しいです。
しかし、コツを抑えれば簡単にきれいに袋にすることができます。
そのコツとは、油揚げを潰すことです。
1番最初に箸などを油揚げの上で全体をコロコロと転がしておくだけです。
それをしておくと、油揚げの中がくっついていたものが剥がれていたり剥がれやすい状態になります。
それでも、力任せに開いてしまうと油揚げはうすいので破れてしまいます。
やさしくゆっくりと開くようにしましょう。