大根の煮付けが苦い味になってしまう原因と救済アレンジ方法

大根の煮付けを作ったら、ちょっと苦味が出てしまったということはありませんか?せっかく時間をかけて作ったのに、苦味があると子供たちもあまり食べてくれません。この大根の苦味の原因はどんなことなのでしょうか。
そこで、大根の煮付けが苦い味になる原因と、苦味が出た大根の救済方法などをご紹介します。大根に苦味が出るというのは、いくつかの原因が考えられます。次に作る時は、美味しい煮付けになるように、コツをに覚えておきましょう。

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大根の煮付けが苦い理由、大根は使う場所によって味が変わる

時間をかけて煮込んだ大根の煮付けは、味がしみていて噛んだ瞬間にほろっと口の中で溶けるのがたまらないですよね。しかしレシピ通りに作ったのに、なんだか思い通りの味に仕上がらず、苦いと感じることも。

大根は場所によって苦味がでる

よく、スーパーなどでは半分や1/3にカットされた大根が売っていますが、同じ大根でも場所によって苦い部分と甘い部分があるため、料理に合わせて使い分ける必要があります。

大根の上の葉っぱに近いところが、最も甘みのある部分です。こちらは、サラダや大根おろしといった生で食べるのに適してます。反対に下の細くなったところに近づくと辛みが強くなるため、漬物などに向いています。煮付けに使う際には、この辛みの強い部分をなるべく避けて、水分が多くて柔らかく、真っ直ぐな真ん中部分をつかうと良いでしょう。

煮付けの大根が苦い時にはアク抜きがしっかりできていないことも

大根の煮付けが苦いと感じないようにするためには、他にもこのようなことを試してみてください。

下茹でアクを抜く

大根の煮付けは、米の研ぎ汁で下茹でをすると良いというのを聞いたことがある方も多いかと思います。味付けをして煮込む前に下茹でをするのは、大根に味が染み込みやすくなるというだけでなく、大根に含まれるアクを抜いて、独特の苦味を抑えるという効果もあるのです。このアク抜きを行わなかったり、不十分な状態のまま煮付けにしてしまうと、なんとなく苦いと感じてしまう原因にもなりますので、必ず行いましょう。

米の研ぎ汁がない場合は

大根の煮付けを作る際に、米の研ぎ汁が用意できない場合は、米を指先でつまんで鍋に少量入れた状態で下茹でをすることで、同様の効果があります。このアク抜きと下茹での作業をするかしないかで、仕上がりにも大きく差が出ますので、大根の煮付けを作る時は省略しないようにしましょう。

煮付けにする大根は皮を厚めにむく

大根の皮には体をサビさせない効果があるポリフェノールが含まれています。

実は、苦味の原因であるアクの正体が、このポリフェノールなのです。大根の煮付けを作る際には皮をむきますが、その剥き方によっては仕上がりが苦い状態になってしまうことも。

皮を厚めにむいて苦味を抑える

野菜の種類によっては、皮に近い部分の栄養価が高いため、皮をむかずに食べたほうが良いとされているものもあります。確かに、大根の皮に含まれるポリフェノールは、積極的に体に取り入れたほうが良いとされている成分ですが、美味しい煮付けを作るうえでは邪魔な要素でもありますので、なるべく皮は厚めにむくようにしましょう。

また、大根の皮は身の部分と比べても硬い筋が多いため、皮を薄くむいてしまうと、味の染み込みが悪くなるだけでなく、食感も悪くなってしまいますので、煮付けを作る時は皮は厚めにむき、面取りをすることで柔らかく煮た際の抜崩れも防ぐことができます。

苦い大根を食べやすくする救済アレンジ方法

料理によって使う場所や調理法を変えることで、大根一本を余すことなく全て美味しく食べきることができます。しかしこれとは別に、実は大根の収穫時期によっても味の傾向に違いが見られます。

冬場に大根の煮物が好まれる理由

単に寒い時期だから温かい食べ物を求めているというだけではなく、夏場よりも冬場に穫れる大根の方が、より甘みがあって煮物に適しているからだと言われています。反対に、夏場の大根は大根特有の辛みが強く感じられるため、料理によってはより苦いと感じることも。

苦い大根の煮付けを大胆にアレンジ

そのままでは苦味が気になる場合は、他の料理にアレンジすることで苦さを感じにくくなります。一口サイズに切って衣を付けて揚げてしまえば大根のフライに、また同様に片栗粉をまぶしてカラっと揚げると唐揚げにすることもできます。煮付けを使えば味付け不要なうえに、煮汁が出ないのでそのままお弁当に活用するのもおすすめです。

苦い大根サラダにはコレ

細切りにした大根は、水にさらした状態で塩を振って置いておくことで、適度に苦さが抜けて食べやすくなります。それでもまだ苦いと感じる場合は、わさびなどの辛みのあるドレッシングで味を誤魔化してしまうという方法も。

美味しい大根の選び方

同じタイミングでスーパーの棚に並んでいたとしても、大根の味には個体差があります。苦味のない煮付けを作るには、甘くて美味しい大根を使うに越したことはありませんので、選ぶ際の基準についてもご紹介しておきたいと思います。

ひげが少なめ

表面がツルンと綺麗で、あまりひげが多くない大根のほうが甘いようです。

先端がねじれていない

多少の不格好さは味に関係ないとはいうものの、デコボコとした穴が多かったり、先端がねじれていると、辛みが強めな傾向があります。

小さめ

同じ値段なら大きめの方がお得ではありますが、小ぶりで身がしっかりとした大根のほうが甘みは強いです。大きめの大根を使う際には、真ん中から上の部分のみを使うようにしましょう。

大根の選び方次第で、煮付けの味にも大きく影響してきますので、なるべく新鮮なうちに美味しく調理して召し上がってみてくださいね。