茄子の素揚げは茄子がトロトロで美味しい反面、油の染み込み具合が気になるところです。
調理をしているとわかりますが、茄子は乾いたスポンジの用に油を吸収します。油の摂取を控えている方には気になるところですよね。
そこで美味しさそのままにして、茄子を素揚げしても油の吸収を最小限で抑える方法、さらに素揚げをさっぱりといただくレシピをご紹介いたします。
またもっと、油を抑える調理方法についてもご紹介をしていますので、日頃の調理に役立ててください。
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基本の茄子の素揚げ方法
まずは茄子の基本の素揚げ方法をご紹介します。
洗って水を拭き取ります。水分が残っていると素揚げした時に油が跳ねるので出来るだけ丁寧に水を拭き取るようにしましょう。
ヘタを切り落としたら、料理に合った形に切っていきます。
3分程揚げて、油を切ったら素揚げの完成です。
素揚げは基本的には衣などは何もつけずにただ油で揚げるだけ
油を吸った茄子は美味しいですよね。
ただ、自分でケーキを作ると使用する砂糖やバターの量に食べるのを躊躇してしまいそうになるのと同じで、茄子の素揚げも含まれる油の量を知ってしまうと、もっと使用量を減らしたいと思ってしまいます。
次に、油の吸収率を抑える方法をご紹介します。
茄子の油の吸い取り具合が変わる素揚げ方法
洗って料理に合わせて切ったら、塩を振って馴染ませます。
10分程置くと茄子から水分が出て少ししんなりします。
茄子が沢山油を吸うのはスポンジ状にふかふかしているため
塩を振ると水分がでて表面が少ししんなりと柔らかくなります。スポンジ状になっているのが表面だけでも茄子の水分でしんなりするため、油を吸いにくくなります。
ひと手間増えますが、塩を振って少し時間を置くだけなので、手軽に試すことが出来ます。
ただし、表面の水分量が増えてしんなりした茄子を揚げるため、基本の素揚げよりしんなりした状態に仕上がりやすくなります。
切った茄子と少量の小麦粉を袋に入れて、振ります。あとはそのまま揚げるだけです。
直接小麦粉をまぶすよりも袋を使って振るように付ければ、小麦粉の量を減らすことが出来るので、素揚げに近い状態にすることが可能です。
さらに茄子の素揚げをさっぱりと美味しくいただく料理レシピ
上記でご紹介した茄子の素揚げ方法は、基本の素揚げのように表面カリッと仕上げるのが難しいため、素揚げにした後に煮込んだり漬け込む料理に適しています。
めんつゆやポン酢と相性の良い茄子の素揚げ
塩を振ってから素揚げした茄子を、希釈しためんつゆに酢を少々と鷹の爪を入れた液に入れて数時間冷蔵庫で冷やすと、さっぱり食べられる煮びたし風になります。
よりさっぱりと簡単に調理したい場合は、ただ揚げた茄子にポン酢を掛けて時間を置いても大丈夫です。ポン酢を使うとめんつゆと酢を使うより少しはっきりした味付けになります。
煮びたし風にする場合は、素揚げの茄子以外にピーマンや甘とうを合わせると彩も良くなります。
鍋に希釈しためんつゆとすりおろししょうが少々、茄子、大根おろしを入れて、ひと煮立ちさせると、茄子のみぞれ煮になります。甘めの味付けが好みの場合は、生姜ではなくみりんを入れると甘辛い味になります。
油を使いすぎない茄子の調理方法
茄子料理の下ごしらえに茄子の素揚げがありますが、素揚げにすると茄子が綺麗な色を保ちやすく、油が茄子の美味しさを引き出してくれます。ただ、油を吸わせない方法を取っても油の量は多くなってしまいやすいのが気になります。
本当に油の量を抑えたいのであれば、素揚げではなく蒸し焼きがお勧め
水分を拭き取って料理に合わせて茄子を切ったら、ボウル等に茄子を入れてそこに油を少量注ぎます。
加熱する前に油で表面をコーティングしてしまうと、大量の油を使わなくても済みます。
ボウルの中で茄子を油でコーティングしたら、フライパンに移して並べ、蓋をして蒸し焼きにします。
表面をコーティングした油だけでも充分に茄子に火を通すことが出来ます。表面をコーティングしているので、茄子自身の水分で中をトロッとした食感に出来ます。
素揚げという料理方法でなくても良い料理に使うのでなければ、蒸し焼きがお勧めです。
油を抑えたい場合はレンジを使う方法もおすすめ
本当に油をカットしたい場合は、電子レンジを使うのもお勧めです。
電子レンジは内部から加熱するため、油を使わないとぱさぱさした感じになりやすい茄子もしっかりトロッと食感に調理することが出来ます。
軽くラップをして加熱します。
茄子に水分が行き渡ってスポンジ感が少なくなっていれば、電子レンジでの加熱完了です。
電子レンジを使うと、茄子の皮の色が綺麗に発色しない事が多いです。調味料を入れた状態で加熱する料理にすると、少し防ぐことが出来ます。調味料と一緒に加熱すれば、味付けも一度で出来るので、時短にもなります。
洗った茄子を丸ごとラップで包んで電子レンジで加熱する方法もあります。
丸ごと加熱すると、焼きナスのように皮を剥く料理に適しています。
ヘタは切り落とさず、切り込みだけ入れておくと後から皮が剥きやすくなります。
また、玉子と同じように皮が合って破裂を防ぐためにも切り込みを入れましょう。
フライパンでの蒸し焼きや電子レンジを使う方法は、素揚げとは言いませんが、油の量を減らせますし、揚げ物をするよりも手間がかかりません。
身体を労わるのなら、素揚げ以外の方法の下準備にしてみるのがお勧めです。