肉じゃがに調味料を入れるのはどのタイミングなのでしょうか?醤油を入れるタイミングを間違えてしまうと、味がきつくなったり薄くなってしまうので気をつけましょう。
作っているときには、薄いと感じるくらいがちょうど良い味付けになるポイントだった!?煮崩れしないようにするには?
肉じゃがを美味しく作る方法を紹介します。
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肉じゃがは調味料を入れるタイミングが大切
そんな肉じゃがを彼氏に作ってあげることに決めたら、より美味しい肉じゃがを作ってあげたいですよね。
肉じゃがは調味料を入れるタイミングで味が大きく変わります。
調味料を入れるタイミングがベストタイミングであればそれだけ美味しい肉じゃがを作ることができるのです。
では、実際にはどのようなタイミングで調味料を投入するのが良いのか、絶好のタイミングついてご紹介します。
肉じゃがに使う調味料は主に「みりん」「砂糖」「酒」「醤油」の4つです。
この4つの調味料を入れるタイミングは、大まかに言うと、みりんと砂糖を先で酒と醤油は後となります。
まずはじめに「みりんと砂糖」を入れるタイミング。
みりんと砂糖は野菜とだし汁を入れて沸騰後アクが出てきた後に入れるのが「◎」です。ただみりんを砂糖を同時に入れるのはNGです。
煮る過程で出るアクを取り除いたら、はじめに砂糖を入れて、その次にみりんを入れましょう。
みりんと砂糖を入れた後は、他の野菜の上に被せるように豚肉を入れるのですが、この後が「酒と醤油」を入れるタイミングとなります。
豚肉を入れたら、上からお酒を入れて、最後に醤油を入れましょう。
醤油は一番最後が鉄則です。先に入れないように注意して下さいね。
あとは、アルミホイル等で落しフタを作ってグツグツと煮て、しっかりと冷まして味を馴染ませたら完成となります。
レンジで肉じゃがを作るときの調味料のタイミング
一方で肉じゃがはレンジでも作ることができるのですが、レンジで肉じゃがを作る場合は、上記とは調味料を入れるタイミングが異なってきます。
肉じゃがをレンジ調理する場合の調味料を入れるタイミング
- はじめに具材を食べやすい大きさにカットします。
- カットした具材は熱が伝わりやすい順に耐熱容器へ入れます。
※ここで用意してある調味料を「全て」入れます※
みりんが先で醤油が後などの順番は関係ありません。
用意した調味料を順番関係なく一気に入れるようにしましょう。 - あとは上からラップをしてレンジで加熱し、軽く混ぜて粗熱を取ったら出来上がりです。
レンジ調理の場合は入れるタイミングさえおさえれば、調味料を入れる細かい順番は気にする必要がありませんので、初心者の方でも安心して作ることができるでしょう。
調味料のタイミングやコレがポイント美味しい肉じゃがにするコツ
肉じゃがを美味しく作るためには、調味料を入れるタイミングはもちろんのこと、他にも色々なコツがあります。
美味しく作る場合におさえるべきコツは全部で3つです。
- 1つ目は「下準備をすること」です。
肉じゃがには玉葱やじゃがいもが欠かせませんが、これらの野菜は切り方や少しの手間で肉じゃがの美味しさが大きく変わります。
まず玉葱ですが、玉葱は切り方によって、出来上がり食感が変わります。
玉葱特有のシャキッとした食感を残したいのであれば繊維に沿うように、一方で、調味料が染み込んだ柔らかい食感にしたいのであれば繊維を断ち切るように切ると良いです。
次にじゃがいもはアク抜きをすることで余計な雑味を失くすことができます。
食べやすい大きさにカットした後、水を張ったボウルの中で、約5分ほど浸しておくようにしましょう。 - 2つ目は「肉の過度な加熱に注意すること」です。
肉じゃがに限らず言えることですがお肉は火を通しすぎると固くなってしまします。
炒める段階で完全に火が通らなくても、その後の煮る過程で十分に火を通すことができますので、少し早いかなと思う位で次の工程に移るようにしましょう。
炒め過ぎには注意して下さいね。 - 3つ目は「しっかり冷ますこと」です。
肉じゃがは冷める段階で味が染みていく料理です。
出来たての熱々な状態よりも、約4~50分ほど時間を置いたものの方が美味しくなっていますので、完成した後はしっかりと冷ます時間を作るようにしましょう。
鍋の中の水分が半分より少し多い位になった段階で冷ますのが「◎」です。
肉じゃがで煮崩れしないように作る方法
肉じゃがを作る際には「煮崩れ」による失敗も多発します。
では煮崩れを防ぐためにはどうしたら良いのでしょうか。
煮崩れを防ぐためには、まず、じゃがいもの品種に注目します。
肉じゃがを作るのであれば「メークイン」がお勧めです。
じゃがいもには様々な種類がありますが、メークインは煮込む作業が必要になる肉じゃがでもお芋の形を維持することができる、煮込み料理に適した品種となっているのです。
また、肉じゃがで煮崩れを起こさないようにする上では、切り方や煮込み時間も重要なポイントのひとつとなります。
少し固そうだけどそろそろ食べられるかな…?と感じる程度で最後の工程に入ると丁度良い肉じゃがを作ることができますよ。
切り方も同じです。煮る工程の中で崩れることを予想して、崩れやすいじゃがいもは予め大きめにカットしておけば、煮崩れによるじゃがいもの形がなくなる失敗はなくすことができるはずです。
肉じゃがの味が薄いときは調味料を足せばいい?味付けの直し方
肉じゃがの完成後に味見をして「あれ…やっぱり味が薄いかも!」と感じた場合は味付けのし直しが必要となります。
味付けの直し方は以下を参考に進めていきましょう。
- はじめに鍋の中に溜まっている汁を取り出します。
汁全体の半分を目安に取り出して下さい。 - 1で取り出した汁よりやや少ない位の水を鍋の中へ入れます。
- 醤油又は砂糖で味付けをし直します。
味見をしてみて足りないと感じるものを補うようにしましょう。
またこの時に味の深み(コク)が足りない場合は「出汁」を足すと良いです。 - 少し時間をおいた後に再度味見をしてみましょう。
味付けをし直した後に火にかけないのは煮崩れを防止するためです。 - 以上で味付けの直しは完了です。
肉じゃがは冷めた後にしっかりと味がでる料理のため、作っている最中に味見をすると「薄い」と感じることが少なくありません。
つまりグツグツと煮ている最中に味見をしても肉じゃがの正確な味は知ることができないということです。
早い段階での味見や味直しは味付け失敗の原因となりますので十分に注意して下さいね。