卵をふわふわにする簡単な調理方法のコツとまとめ

卵は扱いやすい食材なので、1日1回は口にする、よく料理に使う、という方がほとんどだと思いますが、普段から美味しく調理できていますか?

しっかり焼きが好きな人は別ですが、卵はどんな料理のときにもふわふわに仕上げて美味しく食べたいものです。

ここでは、いろいろな調理場面に合わせて、卵をふわふわにする方法を紹介します。
定番の卵焼きからスープまで、ちょっとしたコツを掴めば誰でも簡単にふわふわの卵に仕上げることが出来るようになるので、ぜひ卵料理を作る時の参考にしてくださいね。

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卵料理の定番!卵焼きをふわふわにする方法

定番の料理程、奥の深い物はありません。
まずは定番中の定番、卵焼きをふわふわに作ってみましょう。

普段ですと卵焼きを作る時は、卵にお好きな調味料を入れて混ぜてフライパンで焼く、という方法で作る方が多いかと思います。

いつもの卵焼きにあるものをプラスするだけで卵焼きがふわふわになるのです。

そのあるものというのは、意外なのですが「水」です。
水だけでいいの?と驚かれる方も多いかと思いますが、水を入れるだけで卵焼きはふわふわになります。

水でしたら簡単に用意する事ができるかと思いますので騙されたと思って是非お試しください。

だし巻き卵の場合にはだし汁を入れるのですが、初心者がいきなりだし汁を使うと焦げてしまったりして失敗の原因になります。
水は卵液にもなじみやすく焦げも気にしなくて良いので卵1個に対して大さじ1の水を足して卵焼きを作りましょう。

また、フライパンに油をひく際にはしっかりと隅々まで油が行き渡るようにします。
特に四角い卵焼き用のフライパンは隅に油が届いていない事もありますのでしっかり確認してください。

ふわふわ卵でお店のようなオムライスを作る方法

ふわふわ卵と聞いて思い浮かべるのは洋食店のオムライスの上に乗っている卵と言う方も多いのではないでしょうか。シェフも何度も練習するあのとろける卵を家で素人が再現するには卵を何個無駄にしたらいいのかと覚悟を決めなくてはならないような気になりますが、素人でも簡単にあの卵を再現できます。あのふわふわ卵を作る過程をテレビなどで紹介されている映像で見ると、熱したフライパンに卵液を入れて混ぜながら固めていき、とろとろの状態でくるっとまとめます。

あのまとめるのが素人には至難の業ですので、また秘密道具を使います。

それは「牛乳」と「ラップ」です。

卵焼きの時には水を入れましたが、オムライスを作る時には卵1個に対して大さじ1の牛乳を入れましょう。

中火でフライパンを熱し、多めにバターを入れて卵液は一気にフライパンに入れます。
手早くかき混ぜながら卵の固まり具合を確認します。
まだ卵液が残っているくらいで、あらかじめ広げていたラップに卵を乗せてキャンディーのようにクルクルとラップを巻いて予熱を使いながら卵を成型します。

卵の形がキレイに整ったら、巻き終わりの部分を下にするようにして卵をフライパンに戻し、弱火で加熱して巻き終わりの部分から崩れてしまう事を防ぎます。

これで表面も美しいふわとろ卵の出来上がりです。

加える前のひと手間でふわふわの卵スープが簡単に作れます

スープに入っている卵もふわふわのリボン状になっていると見た目も鮮やかに、食感もふんわりと嬉しい気持ちになります。淡泊な味わいで主張しすぎない卵は、どんなだしがベースのスープにも大抵は合います。
鶏がらで作る中華スープにも、コンソメスープでも、卵はスープを引き立てる名脇役となってくれます。
そのままゴロンと入っていても美味しいのですが、ふんわりとした滑らかな卵は食べる人を幸せにしてくれます。

スープの卵をふんわりにするためには、スープの温度と卵の入れ方が決め手となります。

まず、スープの味を整えてから卵を放しますが、その時に鍋の中のスープはぐつぐつの沸騰状態であるという事がとても重要です。

卵をふんわりさせるためには、入れた瞬間に卵が固まらなくてはなりませんので、スープはぐつぐつに煮立てましょう。
温度が低いと卵が固まらず、スープの色も濁ってしまいますので気を付けてください。

それから、卵を入れる時に、一気にべちゃっと入れてしまうのではなく、溶き卵を入れたボウルは鍋の20㎝上くらいに持っていき、卵は細い筋になるように少しずつ入れていきます。
すると卵はふんわりとしたリボン状になります。

それでも難しい時にはスープに水溶き片栗粉を入れてとろみをつけて卵を少し上から回し入れて試してみてください。

炒めものに使う卵もふわふわの方がより美味しく仕上がります

天津飯の卵やかに玉など、炒め物の卵もふわふわの方が幸せですが、炒め物の卵をふわふわにするにはどのように調理をしたらよいのでしょうか。

その答えは、調理の際に卵黄と卵白を別にして泡立てると卵を炒めてもふわふわの食感が損なわれません。

お菓子を作る時には、卵白を泡立ててメレンゲを作り卵をふわふわにしますが、料理でも卵白をメレンゲのように泡立てると良いのです。

【ふわふわ天津飯】

  1. 卵は卵黄と卵白を別にして卵黄に味を付けて混ぜておきます。
  2. 卵白は大きめのボウルに入れてメレンゲにします。
    目安は泡だて器で混ぜると混ぜた跡が残り、卵液をすくった時にとろとろと帯状で落ちていく状態の七分立てくらいが最適です。
    七分立てになったら卵黄と合わせて中火で熱したフライパンで卵を炒めていきます。
  3. メレンゲになった卵は通常時と比べて焦げやすくなっていますので、火加減に注意して手早く炒めましょう。
  4. 別の鍋であんを作って置いたらふわふわの卵をご飯に乗せてあんをかけたらご自宅でも驚くほどふわふわの天津飯になります。

メレンゲを作るのが少し手間ですが、ふわふわ感はたまりませんのでぜひお試しください。

お弁当に入れる卵料理を、冷めてもふわふわのまま保つ方法

卵料理は温かいうちはふわふわでも冷めてしまうと固くなってしまい、お弁当に入れる時などにどうにかならないものかと頭を悩ませたりしませんか。

卵料理を冷めてもふわふわにしていたい時にはどのご家庭の冷蔵庫にも入っている「マヨネーズ」が大活躍します。

卵料理が冷えて固くなってしまうのは、加熱調理した時にたんぱく質が結びついてしまう事が原因です。

そうした現象も、卵液にマヨネーズを混ぜるだけで防ぐことができます。
マヨネーズの植物油が卵液の中で乳化して、加熱調理した時のたんぱく質の結合を柔らかくしてくれるので、冷めてもふんわり美味しい卵料理ができるのです。

卵液に直接マヨネーズを入れてしまうとかき混ぜてもダマのままでなかなか溶け切りません。
しかし、加熱するとマヨネーズは溶けますのでお料理の見た目を損なう事はありません。
また、味や風味に影響が出てしまうのではと心配されますが、卵三つに対してマヨネーズ大さじ1という量を守ればそれほど味に影響は出ませんのでご安心ください。

卵料理をする際にマヨネーズが冷蔵庫にあればぜひマヨネーズを足してみて、いつもの卵料理と比べてみてください。