冷凍ご飯をお弁当にそのままは大丈夫?冷凍ご飯の解凍について

夏場はお弁当に傷みが気になります。そのために保冷剤をお弁当と一緒に持っていく方も、少なくはありません。

では冷凍ご飯をお弁当にそのまま入れたら、保冷剤の代わりとなり良いのでは?食べるときには丁度良く自然解凍されていて、一石二鳥?そう思う方もいらっしゃるでしょう。

しかし冷凍ご飯は自然解凍に向いていません!

そこで冷凍ご飯をお弁当に入れる際のポイント、美味しいご飯が食べられる解凍方法についてご紹介をいたします。冷凍ご飯を美味しく食べるためには、冷凍をする際にも注意をしてくださいね。

関連のおすすめ記事

2歳児のお弁当に入れたい食べやすい野菜のおかずレシピ

幼稚園のプレ保育に、2歳から通っているというお子様も多いと思います。週に何度かあるお弁当の日には...

肉じゃがはお弁当で腐る!保存方法や安全にお弁当を作るコツ

残り物の肉じゃがを次の日のお弁当に入れたいあなた。その前に、肉じゃがはお弁当に入れると腐る危険が...

弁当に入れたい子供の大好きなおかず!簡単幼稚園弁当レシピ

幼稚園には、お弁当の日というのがあるところが多いと思います。週に2~3回あるお弁当の日には、朝のお弁...

ナスで作る美味しいお弁当レシピ!子供が喜ぶお弁当の作り方

幼稚園に通うお子さんをお持ちのお母さんたちは、毎日お子さんのお弁当レシピに頭を悩ませているかもしれま...

冷凍食品の野菜を使ったお弁当に入れたい簡単おかずレシピ

冷凍食品はたまに買うことがあっても、冷凍野菜はあまり使ったことがないという方も多いのではないでしょう...

弁当に入れたい簡単副菜。冷凍できるおかずで時短弁当

お弁当に入れるおかずは、なるべく短時間に簡単に作りたいものです。メインのおかず以外に、副菜のおかずを...

弁当の簡単な作り方!男の朝を時短する弁当作りのコツとレシピ

自炊生活を心がけている男性の中には、毎日のランチに手作り弁当を持参している人もいるのではないでしょう...

弁当おかずにおすすめのレシピ!卵料理をレンジで簡単に調理

弁当のおかずの定番メニューといえば、卵を使って作る料理ではないでしょうか。卵料理は弁当に彩りをプラス...

弁当のご飯の冷まし方のコツ!簡単ですぐにできるおすすめな方法

忙しい朝はお弁当に入れるご飯をできるだけ早く冷ましたい。では、ご飯の冷まし方にはコツはあるのでし...

野菜の作り置きおかず。お弁当に入れたい彩り野菜おかずレシピ

毎日のお弁当作りのために、早起きをしている方も多いと思います。忙しい朝は、お弁当作りもなるべく短...

肉じゃがはお弁当にはNG?詰め方次第でお弁当に入れても大丈夫

肉じゃがはお弁当には向かない料理といわれています。特に夏場は傷みやすいので注意が必要です。し...

唐揚げは丼弁当がおすすめ!簡単アレンジのコツやレシピを紹介

唐揚げを丼にしたお弁当はボリュームもあって、子供にも大人にも人気があります。揚げた唐揚げを乗っけ...

ナスの簡単お弁当レシピ!ナスが苦手な子供でも食べられるおかず

小さいお子様の中には、ナスがちょっと苦手…というお子様もいます。お弁当にナスを使いたい時には、上手に...

大根で作る美味しい副菜。お弁当に入れたい大根レシピ

お弁当の副菜に、どんなおかずを入れようかと悩む方も多いと思います。大根がたくさんある時には、お弁当の...

唐揚げ弁当の詰め方!美味しく見えるバランスや彩りのコツを紹介

唐揚げをお弁当に詰めるとバランスが取れず、茶色い印象になってしまうというあなた。詰め方を工夫する...

冷凍ご飯をお弁当にそのまま持っていくのはOK?自然解凍されたご飯について

普段からご飯を多めに炊いておいて、冷凍庫にストックしてあるという方も多いかと思います。毎回食事のたびにご飯を炊くよりも、まとめて炊くことで電気代を抑えられるのはもちろん、うっかりご飯を炊き忘れたまま、遅い時間帯に帰宅した時なども、冷凍ご飯とお惣菜さえあれば、すぐに夕食にありつくことができますよね。

子供や旦那さんのお弁当だけでなく、節約のために自炊している方にとっては、凍ったままでお弁当に入れられる冷凍食品の存在は非常に心強いことでしょう。

朝の忙しい時間帯に、手間いらずでただお弁当箱に詰めれば良いというのは、このうえなくありがたいことですよね。

夏場の暑い時期にかけては、あえて解凍不要な冷凍食品を多用することで、食中毒の予防効果も期待できますので、ますます需要は高くなるようです。

しかし、これらの便利な冷凍食品と同じ感覚で、冷凍ご飯を解凍せずにそのままお弁当に使うのは、あまりおすすめできません。

冷凍ご飯はお弁当に入れても美味しくない

冷凍ご飯を出したまま、うっかり温めるのを忘れてしまったことがある方ならお分かりかと思いますが、常温で自然解凍すると、表面だけが溶けてベチャッとしてしまうのに対して、中心部分はなかなか溶けないものです。

さらに、全体的に溶けるくらい置いておいたとしても、パサついて硬い芯のある食感にしかならないため、けっして美味しいとは言えない状態になってしまうのです。

やはり、冷凍ご飯をお弁当に持っていく際には、自然解凍は向かないようです。

冷凍ご飯をお弁当にそのままはNG!レンジで解凍しても美味しくない理由

もしも、いつものように冷凍ご飯を温め直して食べている時に、なんとなく普段よりも美味しくないなと感じたら、それはそもそも冷凍の仕方や食べるタイミングが問題なのかもしれません。

温めた直後の冷凍ご飯は美味しく食べられるのに対して、少し時間が経つと途端に美味しくなくなってしまうのはなぜなのでしょうか?

冷凍ご飯は温めたらすぐに食べるのが基本

例えば、うっかり冷凍ご飯をレンジで解凍していたのを忘れて、時間が経ってから食べると、なんとなくパサついて美味しくないと感じるものです。

炊きたてのご飯を手早く冷凍した場合は、中までしっかりと加熱して上手く解凍ができれば、炊きたて同様の味を楽しむことができますが、それはあくまでも解凍直後の話しです。

加熱後に時間が経てば経つほど、温められた水分が蒸発して、本来の炊きたてご飯とは程遠い状態になってしまいます。凍っているうちは問題なくても、再加熱することで溶けた水分は、早く食べないとどんどん抜けていってしまうのです。

温め直したあとすぐに食べる前提でなければ、やはり冷凍ご飯をお弁当に持っていくのは難しいと言えるでしょう。

ただし、冷凍や解凍の仕方を見直すことで、冷凍ご飯もお弁当の時間帯に美味しく食べることができるようになります。

お弁当の冷凍ご飯を美味しく解凍してからお弁当に!

冷凍ご飯を美味しい状態でお弁当の時間に食べるためには、抑えておきたい小ワザがいくつかあります。どれもごく簡単な方法ですので、明日からでもぜひ実践してみてください。

「炊いてからすぐに冷凍庫」がコツ

炊きたてご飯の美味しさを維持するには、時間との勝負です。

一番のおすすめは、100円ショップなどでも販売されている冷凍ご飯用の容器に入れて冷凍する方法です。

これだと、1食分の量が正確にわかるだけでなく、冷凍庫の中でご飯が潰れてしまう心配もなく、解凍時もよりふっくらと仕上げることができます。ご飯を押しつぶすことなく、ふんわりと盛ってすぐにフタをします。

軽く粗熱が取れたら、すぐに冷凍庫に入れるわけですが、この際はなるべく急速冷凍を使用してください。短時間で冷凍することで、さらに美味しさを逃がしにくくなります。

冷凍ご飯の解凍方法を見直す

容器に入れた冷凍ご飯をそのまま解凍する場合は、表面に軽く料理酒を振ります。少し湿る程度でOKです。その後、加熱された空気の逃げ道を作るために、フタを少しズラした状態で載せてレンジにかけます。軽く温まったあとに全体をほぐしてから、また温めることで、ムラなく美味しく解凍できます。

保温タイプのお弁当箱を利用する

温め直した冷凍ご飯をお弁当に持って行くためには、保温が効くタイプのお弁当箱を使うという方法もあります。これだと解凍後の冷凍ご飯も水分が奪われることなく、より美味しく召し上がれます。

会社にレンジがあれば冷凍ご飯をお弁当にそのままでも大丈夫

もしも職場でレンジが使える環境でしたら、冷凍ご飯をそのまま持っていき、食べる直前にレンジで解凍するという手段もあります。

温める前にご飯の表面をお酒(ここでは水でOK)で軽く濡らし、容器のフタをズラしてレンジで温めるだけです。

朝自宅で温め直したご飯をお弁当箱に詰めてくるよりも、冷凍ご飯をそのまま持参したほうが、さらに美味しい状態で食べられるという利点もあります。

冷凍ご飯のまま他のおかずと一緒にお弁当箱に入れても、おかずとご飯の加熱時間が異なるため、それぞれを別容器に入れて持参されると良いかと思います。

冷凍ご飯を美味しくお弁当にする方法

どんなに工夫したところで、ご飯を一番美味しい状態で食べるには、やはり炊きたてにはかないません。

しかし、ご飯にはさまざまな食べ方があり、チャーハンのように炊いた後にさらに加熱して作る前提であれば、炊きたてご飯よりも少し保温しておいたものや、少し時間をおいてから冷凍したご飯を解凍して使用したほうが、より美味しく仕上げることができます。

冷凍ご飯を解凍したあとにお弁当の時間帯に食べると、水分が抜けて硬い食感になってしまいますが、水分を飛ばしてご飯をパラパラな状態にしながら作るチャーハンなどに使う際には、かえってこのパサパサ加減がちょうどよいのです。

毎回炊きたてのご飯は食べられなくても、ちょっとしたコツで冷凍ご飯でも炊きたて並みの美味しさを味わうことができますので、ぜひ覚えておいてくださいね。