様々な種類の冷凍フルーツを、スーパーなどでよく見かけます。しかし冷凍フルーツは、解凍されると同時に水分が出ることから、お弁当には向いていないのでは?と考えてしまします。
しかし冷凍フルーツの中にもお弁当に向いている種類があります。冷凍ぶどうは凍ったままでも解凍しても美味しく食べることができ、お弁当にも向いていると言えるでしょう。
ここでは冷凍ぶどうや冷凍フルーツがお弁当に向いている理由、また自分で作る冷凍ぶどうについてもご紹介をいたします。
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冷凍ぶどうがお弁当に向いている理由
みなさんの中にも、普段から肉や魚を冷凍保存しているという方は多いかと思います。近年、さまざまな食材の長期保存法が浸透してからは、それ以外にも野菜やきのこ類も冷凍庫でストックされているご家庭も増えているようです。
冷凍したぶどうは自然解凍でOK
ぶどうの実は皮で覆われているため、ひと粒ずつ独立した状態で冷凍されます。凍ったぶどうをそのままお弁当箱に詰めると、外側からゆっくりと解凍されるため、食べる時間帯には程よく溶けて、皮もくっつくことなく綺麗に剥くことができます。
保冷剤の代わりにも
暑い時期のお弁当には保冷剤が欠かせませんが、冷凍されたぶどうをお弁当箱の中に詰めることで、保冷剤と同様の効果が期待できます。ただし、真夏の暑さが厳しい時期には、別に保冷剤もつけた方がより安心かと思います。
お弁当に入れる冷凍ぶどうは自分で作ることが可能
夏場の暑い日が続く時期には、お弁当に入れる食材にも気を使いますよね。毎回お弁当にフルーツを添えているというご家庭でしたら、高温による痛みも気になるところです。その点、冷凍フルーツを使えば夏場にも安心してフルーツをお弁当に入れることができます。
冷凍ぶどうの入れ方
ぶどうはひと粒ずつバラバラにしてから水洗いをします。綺麗な布巾やキッチンペーパーなどで水分をしっかりと拭き取ったら、なるべく隣り合う粒同士がくっつかないように、隙間を空けて平らなタッパーやバットに並べます。そのまま冷凍庫で凍らせて、完全に凍ったところでジッパーバッグなどに移して保存しましょう。
お弁当に入れる際は、そのまま使いたい分だけをお弁当箱に詰めるだけなので、生のぶどうを洗って拭いてから詰めることを考えると、それだけ時短にもつながります。
もちろん凍ったまま食べても、シャリシャリとした食感で美味しいですよ。
デザートではなくサラダとしてお弁当に入れる!冷凍ぶどうのサラダレシピ
冷凍したぶどうは、デザートとしてお弁当に使えるだけでなく、他の料理にも活用することができます。ここでは、ぶどうの甘みと酸味を生かした変わり種メニューをご紹介します。
見た目も楽しめる「ぶどうの華やかサラダ」
鶏のささみ、または鶏むね肉200gを小さめに削ぎ切りしてゆでておきます。皮付きで食べられるぶどう(種無し)15粒から20粒ほどは、洗って半分に切ります。人参1/2本は千切りに、きゅうり1本は食べやすい大きさに切りましょう。
ボウルに調味料(砂糖、塩、酢、料理酒、オリーブオイル 各適量)を入れて混ぜたところに先程の食材を全て加えて混ぜたら、冷蔵庫で冷やして召し上がってください。
冷凍ぶどうの賞味期限
気になる冷凍後のぶどうの賞味期限ですが、2~3週間程度は美味しく食べることができます。もっとも、毎日のようにお弁当に入れるのであれば、そこまで経つ前に食べきってしまうかもしれませんが、美味しい状態で召し上がるには、やはり早いうちに食べきってしまったほうが良いのは言うまでもありません。
解凍してから食べると生のぶどうと同様のみずみずしさを味わえるだけでなく、半分ほど解けた状態でもまた違った食感を楽しむことができますので、夏場の冷凍庫にはぜひストックしておいて、おやつ感覚で召し上がるのもおすすめです。
鮮度の良いうちに冷凍する
ぶどうは冷凍することで賞味期限を長くすることができますが、それはあくまでも新鮮なうちに凍らせた場合に限ります。冷蔵庫に入れてから数日経ち、すでに品質が落ちてきたぶどうに関しては、冷凍せずに早めに食べきりましょう。
食べ時を逃して傷んできたぶどうは、酸味がきつくなったり、実がやわらかく潰れたりしてきます。この状態まで進んでしまった場合は、もったいないと感じても処分されたほうが良いかと思います。
ぶどう以外のお弁当に向いている冷凍フルーツ
実は、冷凍しても解凍後の食感が変わらないフルーツは、ぶどうの他にもたくさんあります。
夏場に生のフルーツをそのままお弁当に入れたい場合は、桃やスイカといった、水分の多いものはなるべく避けるようにしましょう。お弁当にフルーツを入れる際には、おかずとは別容器に入れ、保冷剤も使用するのが鉄則。また、保冷効果が高いお弁当袋を使うのも効果的です。