水溶き片栗粉を使って料理にとろみをつけたとき、料理が冷めるととろみがなくなることにお困りの人もいるのではないでしょうか。
せっかく美味しい料理を作っても、食べるときにあんがサラサラになってしまい、がっかりした経験がある人もいるでしょう。
ここでは、料理が冷めてしまったときにとろみがなくなる原因と対処法についてお伝えします。
料理が冷めてもとろみがなくならないように、コツをしって美味しく料理をしましょう。
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料理が冷めると片栗粉のとろみがなくなる原因
あんかけチャーハンや麻婆豆腐などとろみのある料理は、片栗粉でとろみをつけることがほとんどです。
よく、できたての料理にはしっかりととろみが付いていたのに、食べる時にはとろみがなくなり水っぽくなったことはありませんか?
とろみがなくなる原因は片栗粉を入れた後の加熱時間
時間を短く加熱するだけではしっかりととろみがつかないので、このような現象がおきてしまいます。
料理に片栗粉を入れてからの加熱時間を意識している人は少ないと思います。
片栗粉をいれてとろみがついたらすぐに火を止めてしまっている人が多いかもしれません。
「とろみ」がついたあとにさらに加熱することで冷めた後もしっかりととろみを保つことができます。
そうすると料理の水分が多くなってしまうので、とろみがなくなる原因の1つと言えます。
料理が冷めるととろみがなくなる!片栗粉と水の比率について
料理にとろみをつけるために片栗粉を使う時は、そのまま使わずに水と混ぜて水溶き片栗粉として使いますよね。
その水溶き片栗粉ですが、みなさんはどのような比率で作っていますか。
目分量で作っている人もいるでしょうし、毎回きちんと計っている人もいるでしょう。
水溶き片栗粉を作るときの水と片栗粉の比率は同率にします
とろみのつき具合は料理や食材によっても変わるので、実際に使うレシピの量よりも多めに作っておくと、とろみが足りないときでもすぐにつけやすいです。
水と片栗粉の比率が同率だと、水分量が少ないので料理に入れた時にかたまりになってしまうこともあります。
片栗粉が15gの時は水は30mlです。
そうすることで片栗粉も溶きやすくなりますし、料理に入れる時も使いやすくなります。しかし、水分量が多くなるので料理の味が薄くなる可能性があります。
冷めると片栗粉のとろみがなくなるときは片栗粉を水に溶くタイミングをチェック
とろみをつけるときは、料理の仕上げとして1番最後に行うことが多いので、水溶き片栗粉も使う直前に作りがちです。
上手にとろみをつけるためには料理の1番最初に水溶き片栗粉を作っておくことが重要
片栗粉が水と合わさっている時間が多いほど片栗粉のデンプンのなかに水が浸透していきます。
そうすることで、よくありがちな水溶き片栗粉のかたまりがなくなるので上手にとろみを作ることができます。
事前に作っておくと、とろみも上手につけることができ、料理中に水溶き片栗粉を作り忘れて慌てることもなくなりますが、使う時には片栗粉は器のそこに沈んでいる状態になります。
そのまま使うとうまくとろみをつけることができないので、必ず一度かき混ぜてから使いましょう。
片栗粉で上手にとろみをつけよう!入れるときの火加減と加熱時間
水溶き片栗粉でとろみをつけるときには注目ポイントがあります。
水溶き片栗粉を入れるときの火加減と入れてから加熱する時間
火を一度とめるととろみがつきにくいようなイメージですがそんなことはありません。
火を止めて水溶き片栗粉を入れた後は再度加熱します。
水溶き片栗粉の入れ方として、ただ入れるだけではなく料理全体に行き渡るように少しずつ回し入れましょう。
再度加熱するとき火加減は弱火にしましょう
とろみをつけるときには、お玉でかき混ぜると全体に均等にとろみが付きます。
火を止めずに行う場合は、沸騰したところに水溶き片栗粉をいれてかき混ぜながらサッと加熱しとろみをつけましょう。
実際に水溶き片栗粉を入れた後の加熱時間は1分を目安にしてください。
入れてから1分加熱するのではなく、かき混ぜながらとろみがついたなと感じた後から1分加熱しましょう。
片栗粉のとろみは復活が難しい!失敗しないように調理をしよう
水溶き片栗粉でとろみを付けた料理が、水っぽくなりとろみがなくなっている場合には再度加熱してもとろみをつけることはできません。
ですが、とろみを付ける方法はあります。
もう一度水溶き片栗粉を作り最初と同じようにとろみを付ける
この方法だと簡単にとろみをつけれますが、完璧な仕上がりとはならないこともあるのを覚えておきましょう。
そうなる場合には、入れる前に味見をして調味料をたして味付けの調整をしておきます。味付けだけではなく、片栗粉の固まりができてしまうこともあるので、食べた時の食感も変わってしまいます。
こうならずにおいしく食べるためには、作った時にしっかりととろみをつけておくことです。
先ほどもご紹介したように、水溶き片栗粉の水と片栗粉の割合を守ることと、入れた後にしっかりと加熱することが大切です。