冷凍のエビフライはエビの下処理がいらないので、手軽に作れるのが嬉しいですよね。そして、エビフライはお子様にも人気のメニューです。簡単に作ることができそうな冷凍のエビフライですが、作り方をちょっと間違えてしまうと、黒コゲになってしまったり、ベチャベチャになってしまったりということもあります。
そこで、冷凍エビフライの美味しい揚げ方と、ポイントについてご紹介します。作りたての美味しいエビフライを食卓に並べましょう。
関連のおすすめ記事
ナスの下ごしらえ!焼肉に適した切り方や変色を防ぐ方法について
焼肉の主役はもちろんお肉!でもお肉ばかりでは飽きてしまいますよね。やっぱり野菜が必要。野菜があること...
冷凍エビフライの揚げない調理法と、揚げなくても美味しいレシピ
家族の肥満や健康が気になる。でも揚げ物が食べたい。パン粉がサクサクのエビフライが大好きという方におす...
味噌汁に入れた大根が苦い原因と対処法!美味しい味噌汁の作り方
大根の味噌汁を作ったとき、大根が苦くなってしまう事に頭を悩ませている人もいるのではないでしょうか。ど...
冷凍エビフライの揚げ方で失敗しがちなこと
簡単なはずの冷凍エビフライを上手に揚げられないのには色々な原因がある
- 油の温度
揚げ物で大切なのは油の温度です。
例えば、油の温度が高すぎる場合には見た目はきれいに揚がっていたとしても、いざ食べてみると中は凍っていたり冷たい状態です。
厚切りのお肉を強火で焼いた時を想像するとわかりやすいかもしれません。
今度は温度が低いと、中の食材はしっかりと火が通りますが、その時に表面の衣は揚がっていないので中の食材が破裂する原因にもなります。
ですので、適した温度で揚げることとその温度をキープすることが大切です。 - 解凍してから揚げる
冷凍エビフライを揚げる時の基本は冷凍したまま揚げることになります。
冷凍した食材を調理する時には解凍してから使うことが多いですが、冷凍エビフライの場合には違います。
解凍して水分を含んだ状態で揚げると、油がハネたり破裂する可能性が高くなります。
安全に調理しておいしく食べるためにも、冷凍したまま揚げることが大切です。
冷凍エビフライの基本の揚げ方
では、基本の冷凍エビフライを揚げ方についてみていきましょう。
揚げ鍋に油を多めに入れたら、170度~180度まであたため冷凍エビフライを入れます。
この180度ですが、揚げ鍋に温度計がついていれば簡単に確認することができますが、ついていない場合には自分で確認する必要があります。
この適温を見つける方法として、エビフライについている衣を油のなかに入れていみましょう。
温度が低ければ衣は鍋底に沈んだままで150度以下であることがわかります。
もし、油の温度が180度以上であれば反対にすぐに入れた衣は上に上がってきます。
180度はエビフライを揚げるのに適してはいますが、判断する時は180度以上とまでしかわからないので200度ある場合もあります。
そうなるとうまく揚げることができないので、油の温度が170度ののときに揚げるのがいいでしょう。
170度の時には同様に衣を油の中に落として、鍋の油の真ん中程度まで衣が降りてそこからすぐに上に上がってくる場合がそれに該当します。
ですので、揚げ鍋に火をつけたら衣をいれて温度を確認して適温で揚げましょう。
また、冷凍エビフライには決まった加熱時間はありません。
エビの大きさによって異なるので、状態を見極めて揚げるようにしましょう。
冷凍エビフライを上手に作る揚げ方のコツ
基本の冷凍エビフライの揚げ方をおさえたら、より上手に揚げるコツを覚えておきましょう。
揚げる時は時は少しずつ
忙しいといっぺんに入れて揚げてしまいたいですが、上手に揚げるためには1度に鍋に入れるエビフライの個数は3、4個にしておきましょう。
いっぺんに入れてしまうことでどんなことがおきてしまうのかというと、油の温度の低下です。
そうすると、最初に書いたように破裂の原因になってしまうのです。
本数を守っていても、入れた直後は温度が下がりやすいので、しっかりと温度確認をして調整しましょう。
衣の処理はこまめに
何度も冷凍エビフライを揚げていると、衣が剥がれて油の中にたまっていきます。
そういったものはたまる前にしっかりと取り除き、次のエビフライを揚げるようにしてください。
揚げすぎないようにする
冷凍エビフライを揚げている時は、音と目の確認が大切です。
最初に入れた時は、音もやさしくエビフライから出てくる泡はとても細かいです。
しかし、時間が経って揚がってくると、揚げている音もバチバチバチと大きくなりますし、出てくる泡も大きいものになります。
そうなったらしっかりとエビフライが出来上がったということになります。
この変化をしっかりと見つけることが上手に揚げることに繋がります。
冷凍エビフライを揚げ焼きで作る方法
冷凍エビフライは、揚げ鍋で揚げることが基本ですが、少ない油で揚げる揚げ焼きをすることもできます。
そのためには、フライパンを用意します。
フライパンは浅いものよりもすこし深さのあるものを用意してください。
- フライパンに冷凍エビフライを重ならないように並べます。
- ならべたら、サラダ油をフライパンに入れていきます。
油の量の目安として1cm~2cm程度を目安にします。 - 油の入ったフライパンを火にかけます。
火加減は中火です。エビフライはできるだけ触らずに待ちます。 - エビフライに軽く揚げ色がついたら、菜箸で裏返して同様に揚げ焼きします。
両面に揚げ色がついたら、全体が美味しそうなきつね色になるまで裏返したり場所を変えたりしながら揚げます。 - できあがったエビフライから順に取り出して油を切ります。
揚げるときは熱い油に入れますが、揚げ焼きの場合には冷凍エビフライ、油、着火の順番なので間違えないようにしましょう。
エビフライを使った簡単アレンジレシピ
冷凍エビフライはそのまま食べるのもおいしいですが、丼にアレンジして美味しくたべるのもおすすめです。
今回は、冷凍エビフライを卵でとじて食べる丼のご紹介です。
●材料(4人分)
- 冷凍エビフライ 12本
- 玉ねぎ 1玉
- 卵(Mサイズ) 8個
- しょうゆ 大さじ4
- みりん 大さじ4
- 酒 大さじ4
- 和風顆粒だし 小さじ4
- 水 200ml
- ご飯
●作り方
材料は4人分ですが、作る時は1人分ずつ作ったほうが作りやすいです。
- まず最初に、冷凍エビフライを揚げておきます。玉ねぎは皮をむいて、半分に切って薄く切ります。卵は1人分の2個を器に割って溶いておきます。
- 鍋に醤油、みりん、酒、和風顆粒だし、水、切った玉ねぎを入れて火が通るまで加熱します。
- そこに、揚げたエビフライを3本入れて、上から溶いた卵を半分以上入れて弱火でふたをして加熱します。
- 1分程度経ったら残っている卵を入れてふたを閉めて10秒程度蒸らします。
- 丼にご飯を盛ったらその上に出来上がったものをのせて完成です。