なすを切った後、料理に全て使いきれずに残ってしまうことがあります。切った後のナスはどのように保存すれば良いのか、保存方法がわからずに困っている人もいるのではないでしょうか。
ここでは、切った後のなすを保存する方法についてお伝えします。なすを腐らせないように、上手に保存して無駄のないようにしましょう。
切った後のなすは傷むのも早いですから、そのまま保存する場合はなるべく早く食べることをおすすめします。
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切った後のなすは酸化が早い!冷蔵庫での保存方法
和洋食問わず様々な料理に活用できる「なす」
そんな「なす」を使った料理の中には1/2本しか使わないなど、1本丸ごと使わない料理も少なくなく、切りかけの中途半端ななすが余って保存方法で悩んでしまうことがありますよね。
そのため切った後は何かしらの対処をしなければいけません。
対処法はもちろんひとつではありません。保存場所別に様々な対処法があります。
そこでまずは冷蔵庫で保存する場合の方法をご紹介します。
切った後のなすの保存方法「冷蔵編」
- はじめに、ボウル、水、塩の3つを用意します。
- あとはこれらで「塩水」を作ります。塩水は濃度を薄めに作るのがポイントです。
- 塩水が完成したらその中になすを入れておきましょう。
傷ませないようになるべく早めに調理してしまうようにしましょう。
なすを切った後の保存方法・切った後の賞味期限と賞味期限切れのナスを見分ける方法
切った後のなすは傷みの進行が早いということをお伝えしましたが、実際のところ「どのくらいで傷むのか?」気になりますよね。
また、賞味期限が切れた後のなすは食べることが難しいのか?も、気になる疑問のひとつだと思います。
ここではそんな2つの疑問について答えていきます。
まず1つめ「切った後のなすはどの位で傷むのか」という疑問!
なすを切った後の賞味期限は基本的に「約48~72時間」です。
ただ、この賞味期限はあくまでも「冷蔵庫で保存した場合」となりますので、保存方法によってはもう少し長くなる場合もあります。
そして2つめ「賞味期限切れなすは食べられるのか」という疑問!
これは「状態による」というのが答えです。
なすを目で見て明らかに傷んでいる場合、手で触ってみてヌメヌメしている場合、鼻でにおってみて臭い場合などは、食べることができません。
逆にそうした状態が無く、単純に中の種が黒くなっている程度であれば劣化しているだけですので、問題なく食べることができます。
ただ、スーパーで購入したばかりの新鮮ななすと比較すると、味は確実に落ちてしまいますので覚えておきましょう。
なすを切った後の保存方法・冷凍で保存しよう
冷蔵保存の賞味期限が約2~3日なのに対し、冷凍保存の場合の賞味期限は約30日と長いため、すぐに使う予定のない方は冷凍保存がお勧めです。
それでは実際の方法を見てみましょう。
切った後のなすの保存方法「冷凍編」
- なすを水に約10分間浸けて置きます。(アク抜き)
- 水から取り出し水分を拭き取ります。
- 密閉袋を用意してその中になすを入れます。
- 空気を抜いて密閉状態にしたら冷凍庫で保存しましょう。
解凍する工程を挟んでしまうと、溶けるのと合わせてなすに含まれている水分も抜けてしまい、べちゃっとした仕上がりになってしまいますので注意して下さいね。
切った後のなすは干しナスにする保存方法もおすすめ
切った後のなすを干しなすにする方法
まずは必要なものを揃えましょう。
- ザル(干し野菜専用ネットでも可)
- ボウル
- 水
- キッチンタオル
- 密閉袋
必要なものが揃ったら干しなす作りスタートです。
- はじめになすを薄くカットします。
切り方は自分のお好みで決めて頂いて問題ありません。 - ボウルに水とカット済みのなすを入れて浸しておきます。(約10分)
- なすをボウルから取り出しキッチンタオルで水分を十分に吸い取ります。
- ザルの上になすを並べていきます。
重なると乾燥が悪くなってしまいますので重ならないように並べましょう。 - ザルを外に出して陽の当るところで天日干しを行います。(約2~3日)
乾燥具合(完全乾燥や半乾燥など)によって天日干しの日数は調整しましょう。 - 出来上がったら密閉袋に入れて冷凍庫で保存します。
干しなす作りをする際の注意点と調理時の扱い方
- 注意点
注意点は主に2つ。天気をよく確認することと虫やカラス等に気をつけることです。
干し野菜はなすに関わらず天候が良くない日に行うと、カビが発生して失敗する可能性が高まってしまいます。
そのため、干しなすを作る際には事前に天気予報をチェックし、晴れが続く日を選んで行うようにしましょう。
一方で外で天日干しを行う必要がある干しなすは管理にも注意しなければいけません。
虫や鳥避けのネットを使うなどして対策を行なうと良いでしょう。 - 調理時の扱い方
干しなすを調理する際には水に1時間ほどつけて柔らかくした上で使うのが基本です。
ただ、味噌汁や煮物など調理方法によってはこうした工程が不要な場合もありますので、覚えておきましょう。
なすをオイル漬けにする保存方法もおすすめ
一方で、なすは油で揚げるだけの素揚げで食べても美味しいように、油との組み合わせが非常に良い食材です。
そこでそんな油を上手く活用した「オイル漬け」で切った後のなすを保存してみてはいかがでしょうか。
油との組み合わせが良いなすだからこそできる保存方法です。
必要なものは、オリーブ油、塩、にんにく、赤唐辛子の4つだけです。
それでは作り方をご紹介します。
- まずはじめになすを適当な大きさにカットします。
- フライパンでカットしたなすに火を通します。
塩を振って軽く焼けたら裏面も同様に行いましょう。 - 火が通ったらなすを一旦お皿によけます。
- フライパンに油1カップ、にんにく約15g、唐辛子少量を入れます。
- 4がグツグツとしてきたら加熱を止めて粗熱を取ります。
- ある程度冷ましたら保存容器の中になすと5を入れます。
- 保存容器の蓋をしっかりと閉めて冷蔵保存しましょう。
パスタやマーボーナスにアレンジして食べるようにして下さいね。