冷凍したものの賞味期限は、肉ならどのくらいなのか

冷凍保存は、通常よりも賞味期限を長くすることが出来ます。
その賞味期限は、食材によってまちまちですが、肉の場合はどのくらいなのでしょうか。
ここでは、肉の賞味期限の目安や、上手な冷凍と解凍のさせ方などについてご紹介しますので、肉のまとめ買いをよくする人や、冷凍肉を上手に使う方法について知りたい方などは、是非参考にしてみてください。

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冷凍した肉の賞味期限はどのくらいなのか

食費の節約のために食材をまとめ買いをするという人は多くいるでしょう。まとめ買いした食材は、冷凍保存をして長持ちさせている人が多いはず。冷凍保存をすれば食材を長持ちさせられるのは有名ですが、実際にはどのくらい保存期間が延びるのでしょうか?特に肉の賞味期限は気になるものです。

食肉は、冷凍保存する事で雑菌の繁殖を抑えることができ、長期保存する事ができます。

ただし長期保存すると、冷凍庫のニオイを吸い込んで肉に嫌なニオイがついたり、乾燥により肉の水分が抜け、食感も落ちてしまいます。

美味しさを損なわずに冷凍保存できる期間は約「1ヵ月」です。保存の仕方によっても変わるので、解凍後明らかに見た目やニオイのおかしいものは食べないようにしましょう。

冷凍した肉を賞味期限までしっかり保存させるには

肉は冷凍すると保存期間が延びますが、冷凍庫の中で空気に触れるとどんどん酸化して美味しさが奪われてしまいます。

肉を美味しいままの状態で冷凍保存するためには、しっかりと密閉して、余計な空気から守る必要があります。

肉を美味しく冷凍する方法

  1. 肉の表面についている水分を取り除きます。
  2. 一度に使う量ずつ分け、ラップに包みます。
  3. 保存袋に入れ、空気を抜きます。
  4. 急速冷凍室に入れるか、金属トレイの上に乗せ、冷凍庫に入れましょう。
  5. カチカチに固まったら、1ヵ月以内に食べ切りましょう。
肉の水分を取り除くことで、新鮮な状態で冷凍する事ができ、解凍時のくさみを減らす事ができます。肉に下味を付けてから冷凍すると、肉の酸化を防ぐ事ができるので、作る料理が決まっている場合は、下味を付けてから保存袋に入れて冷凍しましょう。

冷凍した肉の賞味期限を短くさせないためには

肉の冷凍保存は、正しい方法で行わなければ賞味期限を短くしてしまいます。

長期保存のための冷凍に失敗してしまうと、食材を無駄にしてしまい、食費の無駄遣いになってしまうので注意しましょう。

冷凍保存の注意点を2つ紹介します。

  • パックのまま冷凍しない
    スーパーで売られている肉は、ほとんどがパックに入った状態です。
    肉を買ってきたら、パックのまま冷凍庫にポンッと入れてしまうという人もいると思いますが、パックのままの冷凍はNGです
    パックには肉から染み出した水分(ドリップ)がたくさんついています。
    ドリップは肉の臭みの原因になってしまうので、冷凍する前に取り除きましょう。
    また、パックと肉の間には余分なスペースが空いているので、肉が空気に触れて乾燥してしまいます。
    さらにパックには断熱材の役割もあり、肉の冷凍スピードが遅くなってしまうのです。
  • 賞味期限が迫ってから冷凍しない
    肉は、冷蔵庫で保存すると賞味期限は3日ほどです。
賞味期限が迫ってきてから慌てて冷凍するよりも、新鮮なうちに冷凍した方がより美味しく安全に保存する事ができます。
すぐに使う肉はチルド室に入れ、それ以外の肉は買ってきたその日に冷凍保存するのがおすすめです。

冷凍した肉の上手な解凍のさせ方

冷凍保存した肉は、調理の前に解凍させなければいけません。

上手な解凍の仕方と、解凍の注意点を紹介します。

  • 基本は低温解凍
    肉の旨味を損なわないためには、解凍の際にドリップの発生を防ぐ必要があります。
    ドリップをなるべく出さないようにするためには、低温でゆっくりと解凍する事がポイントです。
    低温解凍は冷蔵庫内で行うのがベストです。
    冷凍室から冷蔵室に肉を移し、時間をかけて解凍します。
    完全に解凍させず、半解凍の状態で調理すると肉の美味しさを最大限に生かす事ができます。
    冷蔵庫でゆっくり解凍する時間がない場合は、流水で低温解凍しましょう。
    ビニール袋に冷凍肉を入れ、完全に密閉した状態で氷水に浸けます。
    肉が溶け出したら、手で揉んであげましょう。
  • 急ぎの場合は電子レンジ
    冷凍肉を急いで解凍したい場合は、電子レンジを使いましょう。
    電子レンジでの解凍は温まり具合にムラが生じたり、温めすぎて肉に火が通ってしまう場合もあるので注意しながら行いましょう。
    電子レンジには「解凍モード」の機能が付いているものがあります。
    解凍モードは通常の温めよりも弱い熱で温めてくれるので、肉に急激な温度変化を与えず、ドリップの発生を防いでくれます。
    解凍モードの付いている電子レンジの場合は、必ず解凍モードを活用しましょう。
    解凍モードが付いていない場合は、200Wほどの弱い力で温めるように心がけましょう。
  • 解凍の注意点
    冷凍肉の解凍でやってはいけないのが、常温での解凍です。
    常温で解凍してしまうと、肉の表面と肉の内部の温度差によってドリップが大量に流れ出てきます。
    雑菌が繁殖しやすくなり、食中毒を引き起こす危険性もあります。
    特に暑い夏場は、常温で解凍するのは絶対にやめましょう。

冷凍した肉の中には、解凍させない方が肉もある

冷凍した肉の調理は、基本的に解凍してから行いますが、実はステーキ肉は冷凍したまま調理した方が美味しく食べる事ができます。

ステーキ肉の冷凍方法

  1. ステーキ肉にラップをピッタリと密着させて包みます。
  2. 2枚目のラップでステーキ肉を緩めに包みます。
  3. 3枚目のラップでステーキ肉を再び緩めに包んだら、冷凍庫に入れましょう。

ラップを三重にする事で、肉の酸化を防ぎ、冷凍庫の温度変化の影響を受けにくくしています。

冷凍ステーキ肉の焼き方

  1. ステーキ肉を凍ったままフライパンに入れ、蓋をします。
  2. 火を付け、中火で2分間焼きます。
  3. ステーキ肉をひっくり返し、裏面も同じく2分間焼きます。
  4. 火を止め、蓋をしたまま2分間待ったら美味しいステーキの完成です。