冷凍ご飯を解凍したものが固くなるのは、どんなことが原因なのでしょうか?冷凍保存したご飯を美味しく食べるには、保存をするときと、解凍するときに気をつけるポイントがあります。
できるだけ水分を逃さないように保存をすることや解凍は時間をかけないようにしてください。
ご飯の冷凍方法、解凍するときのコツやポイントを紹介します。
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冷凍したご飯を解凍したら固くなる原因
固くてパサパサ、なんだか冷凍庫のニオイがするような…。
冷凍ご飯はそのまま食べるのがイヤで、チャーハンやチキンライスにしてしまうと言う人いるでしょう。
冷凍ご飯が固くなってしまう原因は、ご飯の水分が少ない状態で冷凍してしまっている事です。
冷たいご飯をそのまま冷凍してしまうと、水分が少なくて解凍したときに固くなってしまいます。
自然解凍はデンプンが固いままになってしまい、ご飯が柔らかくならないので避けるようにしましょう。
冷凍ご飯が固くなる・美味しくないのは解凍の方法を見直しましょう
電子レンジで冷凍ご飯を解凍する場合は、たくさんのご飯を一気に解凍するのではなく1食分ずつ温めるのが基本です。
たくさん解凍してしまうとムラができやすく、美味しく解凍する事ができません。
電子レンジによって異なりますが、ご飯1膳を解凍するのに600Wで3分が目安です。
加熱の途中で一度取り出し、ラップからお茶碗に移し変え、ほぐしてから再びレンジに入れて加熱すると良いでしょう。
最後までラップで包んだままの状態で加熱してしまうと、ラップの内側に付着した水分をご飯がすべて吸収してしまいます。
その結果ご飯がべチャッとした食感になってしまうので、必ず1度取り出すのがおすすめです。
取り出す目安は、加熱から1分後ぐらいです。
1分くらい経つとご飯がほぐれやすくなっているので、お茶碗に入れて固まりにならないようにしっかりとほぐしてから、再び電子レンジで1~2分加熱しましょう。
冷凍ご飯が固くなるのを防ぐ解凍の裏技
電子レンジで冷凍ご飯を温めると、どうしても水分が蒸発してしまい、ご飯の水分が失われてしまいます。
水分がなくなってしまうと、固くてパサパサな美味しくないご飯になってしまいます。
ご飯が美味しくないと食欲が減退してしまいます。
そうならないためにも、冷凍ご飯を解凍する際は水分を足してあげる事が必要です。
電子レンジで温める前に、霧吹きでご飯に水分をふりかけます。
霧吹きがない場合は、手に付いた水分をパッパッとご飯にふりかけましょう。
カチカチに固まった冷凍ご飯の固まりを、思い切って水で洗ってから解凍するのもおすすめです。
冷凍ご飯の解凍に失敗したときはアレンジ
冷凍ご飯は調理してから食べれば美味しく食べる事ができます。
解凍に失敗してしまった場合は、チャーハンや雑炊などに美味しく変身させちゃいましょう。
パラパラのチャーハンを作るには、水分がないご飯の方が上手くいきます。
そのため、チャーハン作りには冷凍ご飯が向いているでしょう。
水分が少ない冷凍ご飯は、炊き立てよりも美味しいだし汁をご飯がたくさん吸い取るので雑炊にもぴったりです。
雑炊なら、凍ったままでも調理を開始する事ができ、解凍の手間が省けます。
鍋を食べた後の締めの雑炊にも冷凍ご飯がおすすめです。
冷凍ご飯の保存方法おすすめは2重
ご飯を冷凍して保存すると、1ヵ月は日持ちすると言われています。
ただし、時間が経てば経つほど味は落ちていくものです。
冷凍ご飯はお茶碗1杯分ずつ小分けにして冷凍しましょう。
小分けにしたご飯をラップでピッタリと包んで、平らにします。
炊きたてのアツアツのご飯はそのまま冷凍せずに粗熱をとってから冷凍庫に入れてください。
冷凍に時間をかけなければ、より美味しく保存できるので、急速冷凍室がある場合は急速冷凍室に入れて早く冷凍させましょう。
急速冷凍室がない場合でも、金属製のトレイなどにのせて冷凍すると、冷凍にかかる時間を早める事ができます。
ラップを使わなくても、保存容器があればご飯を冷凍する事ができます。
タッパーなどの保存容器にご飯をギチギチに詰め、蓋をして粗熱をとってから冷凍庫に入れます。
容器いっぱいにご飯を詰めれば、余計な空気が入らず美味しいままの状態で保存する事ができます。