冷凍でストックさせるものといえば、肉や魚、それから野菜があります。
野菜には、冷凍に向いているものから向いていないもの、また冷凍させる時に予めしておくと、後々使いやすくなる保存の仕方などがあります。
ここでは、その方法のいくつかについてご紹介しますので、大量に買った野菜を長持ちさせるために保存したい人や、調理時間を短くしたい人などは、是非参考にしてみてください。
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冷凍でストックを増やそう!葉物野菜の場合
ほうれん草や小松菜などの葉物野菜は、冷蔵庫で保存すると3日ほどで水分が抜けてしまい、しなしなの状態になってしまいます。
しなびてしまう前に、葉物野菜は冷凍保存すると良いでしょう。
生のまま冷凍する方法
洗った葉物野菜を適当な長さにざく切りにし、水気を拭き取ってから保存袋に入れます。
空気を抜いて冷凍庫に入れれば、約1ヵ月程保存する事ができます。
切ってあるので、そのまま解凍せずに調理に使う事ができます。
長ネギは、白と緑の部分を別々に冷凍しましょう。
長ネギは、凍ったままでも簡単に切る事ができます。
茹でてから冷凍する方法
まずは葉物野菜を固めに茹でます。
水気を絞ったら、使いやすい長さにカットしましょう。
1回に使う分ずつ小分けにして、ラップに包んだら保存袋に入れて冷凍します。
自然解凍で、そのままおひたしとして食べる事もできますし、パスタや味噌汁などにも便利です。
茹でた葉物野菜の冷凍保存期間も約1ヶ月です。
野菜を冷凍させてストックするなら、根菜はこうしよう
根菜類は、下ごしらえを済ませてから冷凍保存すると、すぐに調理に使う事ができます。
正しく冷凍保存すれば、食感の大きな変化や変色などを防ぐ事ができます。
- ゴボウの冷凍方法
使いやすい大きさに切ったゴボウを30秒ほど水にさらし、水気を切ってから保存袋に入れて冷凍します。 - 里芋の冷凍方法
皮を剥いた里芋を2分ほど茹でます。
水で洗ってヌメリを取り、水気を切ってから保存袋に入れて冷凍します。 - レンコンの冷凍方法
レンコンを使いやすい大きさに切り、酢水に3分間浸けておきます。
ザルにあけ、水気をしっかり取り除いてから保存袋に入れて冷凍します。 - 根菜ミックス
様々な根菜をごちゃ混ぜにして根菜ミックスを冷凍保存しておくと、豚汁やきんぴらを作る時に便利です。
野菜のストックを冷凍させる時、きのこ類なら
きのこは野菜の中でも、最も冷凍保存に向いている野菜です。
その理由は、鮮度が落ちやすく冷凍保存でないと長持ちさせる事ができない点と、冷凍する事によって旨味が増すという点です。
きのこは生のまま調理をしても、旨味を最大限に引き出すことができません。
きのこの旨味を引き出すためには、一度細胞にダメージを与える必要があるのです。
きのこを冷凍保存すると、細胞膜を破る事ができ、調理した時に旨味が最大限に発揮されます。
- しいたけの冷凍方法
軸を根元で切り落とします。
かさだけの状態になったら、保存袋に入れて冷凍庫に入れましょう。 - 舞茸の冷凍方法
舞茸を手でほぐすか、包丁でカットします。
バラバラの状態にしてから、保存袋に入れて冷凍庫に入れましょう。 - しめじ、えのきの冷凍方法
石づきを切り落としてから、手でほぐしてバラバラの状態にします。
そのまま保存袋に入れたら、冷凍庫に入れて保存しましょう。
きのこ類は風味をそのまま残すため、洗わずに保存するのが基本です。
豆類を冷凍させる時のポイントについてご紹介
豆類の中で、食卓によく登場するるものの一つが枝豆ではないでしょうか?
枝豆は大豆を成長途中で収穫したもので、塩茹でするとお酒のおつまみとして人気の一品です。
枝豆は、生のまま冷凍すると栄養素を失う事なく保存する事ができます。
枝豆には肝臓を元気にしてくれる「オルニチン」が多く含まれていますが、冷凍保存しても、オルニチンの量はほとんど変わりません。
生のままの枝豆を保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍庫に保存しましょう。
野菜の中には、冷凍が向いていないものもある
冷凍保存した野菜は、基本的に火を通して調理してから食べます。
サラダなど生のまま食べる野菜は、あまり冷凍には向きません。
サラダによく登場するレタス、キャベツ、キュウリなどは野菜に含まれる水分が多い分、解凍すると食感が悪くなってしまいます。
水分の多い野菜は、基本的には冷凍に向かないのですが、大根だけは例外です。
大根は、水分量が多い分、冷凍すると繊維が壊れやすくなります。
その壊れた繊維のおかげで、味が染み込みやすくなるのです。