ナスを正しく保存をしないと、しなびてシワシワになってしまいます。ですが、正しい方法で保存をすることで、美味しく食べられる期限を伸ばすことが可能です。
ここでは、ナスを常温で保存する時の正しい保存方法と、基本の保存方法についてお伝えします。
ナスの鮮度をなるべく長く保てるように、正しい方法で保存をしましょう。
また、冷凍保存の方法や、干しナスを作って保存するアイデアについてもご紹介しますので、こちらも是非参考にしてみてください。
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ナスは常温保存できる?季節によって保存場所を変えよう
決して日持ちの良い野菜ではありませんから「何とか長く保存させられないかなぁ…」と悩むこともあるでしょう。
また、冷蔵庫に食材がいっぱい入っていると常温で保存できるのかも、気になるところのひとつだと思います。
そこでここではまずナスの保存場所についてご紹介します。
ナスに適した保存場所はどこ?
ナスは夏場に旬を迎える野菜です。
そのため、基本的に冷えすぎるような環境は避けるのが無難なのですが、だからといって灼熱のように暑過ぎる環境も良くありません。
ただ、春先や秋頃や冬場など気温が下がり涼しくなる時期は、玄関など場所を選べば室内での常温保存も可能です。
ナスを保存する時基本・温度と保存の向き
上記では、ナスを保存する際の場所についてご紹介しましたが、ここではもう少し詳しく「保存に適している温度」や「保存をする際のナスの向き」についてご紹介したいと思います。
ナスを保存する際の基本について
まずはじめに「温度」ですが、ナスにとっての適温は、約10℃前後となります。
ただ野菜室の中でも冷気の吹き出し口付近は冷えやすいため避けるようにして下さいね。
次に「向き」ですが、向きはナスが成長する時と同じにするのが、最も望ましいです。
つまり一番最適な保存の向きは「縦」となります。
横に寝せて保存するのは鮮度低下の大きな原因となりますので注意しましょう。
ナスの常温保存は新聞紙で包んで保存すると良い
そのため、ナスを保存する際には「水分の蒸発」を防ぐ対策を行った上で、保存することが必要となります。
これは冷蔵庫や常温などに関係なく言えることですので、頂いたナスを長持ちさせるためにも、忘れずにやっておくようにしましょう。
それでは実際の方法をご紹介します。
ナスの水分蒸発を防ぐ保存方法
- まずは必要なものを用意します。
必要なものは「新聞紙」や「チラシ」だけです。
こうしたモノが無い場合にはキッチンタオルでも代用可能です。 - 準備が整ったらナスを紙に包んでいきます。
隙間があるとその隙間からナスの水分が蒸発し、傷みのスピードが上がってしまいます。しっかりと隙間なく包み込むようにしましょう。 - あとは紙に包んだナスを縦置きにして保存するだけです。
湿度の低い涼しい環境で保存するようにしましょう。
ナスは常温以外でも保存が可能!冷凍保存の方法と解凍方法
一般的に、食材は冷凍保存をすると通常よりも長持ちさせることができますが、それはナスの場合でも同じです。
ナスも他の食材同様に冷凍で保存をすればより長く日持ちさせることができるのです。
そのため、すぐに使う予定がない場合や頂いた後に長期間家を空ける場合などは、冷凍保存をしてしまうのがお勧めです。
以下にてナスの冷凍保存の方法、調理時に必要な解凍の方法をご紹介します。
ナスの冷凍保存の方法と解凍の方法
「冷凍保存の方法」
- ナスを適当な大きさに切ります。
- ボウルに水を張りその中でナスを10分程浸します。(アク抜き)
- ナスを取り出し水分を拭きます。
- ラップを2~3枚広げて、適量ずつに小分けしたナスを包みます。
- ジップロック等に入れて冷凍庫で保管します。
「より美味しく食べたい時の冷凍保存の方法」
- 焼き網などでナスの皮が黒くなるまで加熱します。(油不要)
この工程を挟むことでナス本来の食感を維持することができます。 - 火傷に注意しながら皮を剥き、ヘタをカットします。
- ナスを適当な大きさにカットします。
- ナスが完全に冷めたらラップに包んで冷凍庫で保管します。
「解凍の方法」
冷凍庫から取り出した後はすぐに使うようにしましょう。
解凍が不要な理由としては解凍をすることで一緒に水分も抜けてシナッとするのを防ぐためです。
ナスを美味しく食べるためにも解凍はしないようにしましょう。
長期保存したいときは干しナスにするのもおすすめ
ナスは乾燥野菜にすることでも長期的な保存をすることができます。
そこで最後は「干しナス」の作り方についてご紹介したいと思います。
常温でも冷凍でもない「干しナス」を作る方法
- ナスは水洗いして、皮を剥き、薄くスライスしましょう。
- 水にナスを10分ほど浸してアク抜きを行います。
- ザルの上にナスが重ならないように置きます。
- 1日か2日ほど外で天日干しを行います。
乾燥具合を見ながら時間は調整するようにしましょう。 - 乾燥後は密閉袋に入れて高温多湿を避けた涼しい場所で保管します。
干しナスの賞味期限は凡そ40日ほどだと言われています。
また調理時は水に1時間ほど浸けて状態を戻した上で使用するようにしましょう。