天日干しのやり方【野菜を干す】コツや美味しい食べ方を紹介

野菜を天日干しすると無駄なく保存もできて、料理にも簡単に使うことができて便利です。そんな野菜の天日干しに興味があっても、やり方を知らないという人もいるかもしれません。

そこで、はじめて野菜の天日干しをするあなたのために、野菜の天日干しのやり方についてポイントや干し時間の目安、美味しい食べ方などお伝えしていきましょう。

これで、干し野菜を上手に活用することができますね。
簡単にできますのでぜひ試してみてください。

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野菜の天日干しのやり方はまずは下準備からはじめましょう

自宅で野菜の天日干しに挑戦したいと考えている人のために、必要な材料から天日干しのやり方、天日干し向きの野菜や食べ方などについて順番に解説をしていきたいと思います。

まずはじめに紹介するのは、野菜の天日干しをする時に必要な道具と、野菜の下準備のやり方についてです。

野菜を天日干しする時には、野菜同士がくっつかないように広げられる大きさのザルやバスケット、網(バーベキュー用可)が必要です。

ヒモで固定して、使いやすい様に自分で自作するのが一番ラクで安価に用意できますが、初心者の方は野菜干し専用のグッズを購入してみると良いかもしれません。

天日干しする野菜は、流水でよく洗ったらしっかり水気を切り、薄くカットします。

切り方や形に特に決まりはないので、自由にカットして良いですし、作る料理が決まっていれば料理に合うカットをするのが一番ですが、日に当たる面積が広ければ広いほど野菜の水分が抜けやすくなりますので、「断面が広い=乾きやすい」ということは頭に入れておくと良いでしょう。

野菜を天日干しするときのやり方のポイント

野菜を天日干しする時のポイントとして押さえておいて欲しいことが、3つあります。

  • まず1つ目が、先程紹介した野菜の断面について。
    野菜の表面積が増えれば、その分天日干しをしてから乾燥するまでの時間が早まりますので、野菜を切る時には切り方に工夫しましょう。
  • 2つ目は、野菜の天日干しを始める日についてです。
    野菜の天日干しは早ければ半日ほどで完成しますが、カラカラに乾燥させたい場合には1~2日かかりますので、干す時にはなるべく乾燥した日や時間帯を選ぶことが大切です。
  • 3つ目は、野菜の特性を知ることで、例えば、アクの強いレンコンやゴボウなどの野菜は、天日干しを始める前にアク抜きをしておくことで色がキレイに仕上がりますし、葉物野菜(小松菜、白菜など)は、一度茹でてから干したほうが乾燥が早くなるなど、野菜によって下処理の仕方に工夫が必要になります。

野菜の天日干しはやり方が簡単!ベストな時間帯や目安とは

野菜を天日干しする時には、基本的には軒先やベランダなどの室外に出して干しますが、花粉やホコリが気になる場合には、窓辺などに掛けて干すやり方もできます。

日当たりがよく、風通しの良い場所を選ぶのは鉄則ですが、先程も紹介したように、できるだけ乾燥した日、時間帯を選ぶこともポイントになってきますので、野菜に日光がよく当たる10~15時の間を狙って野菜を干す準備をしておくと良いでしょう。

野菜の天日干しは乾燥している日を狙えば年中楽しめますが、空気が乾燥しやすい秋や冬は、より天日干しに向いた季節ということができます。

半日で乾燥する野菜は、10~15時の間干しておけば完成しますが、乾燥が不十分だったり、もっと乾燥させたいという場合には、一度夕方~翌朝にかけて室内に戻し、翌朝10時に再度外に出すようにして下さい。広げた野菜は、重ならないように配置すれば、ひっくり返したり動かしたりする必要はありませんので、時間帯と日取りさえ間違えなければ、簡単に作ることができますよ。

天日干しに向いている野菜と干し野菜メリット

天日干しする野菜には水分が少なめのものを用意すると良いでしょう。

もちろん、水分の多いトマトやキュウリなどの野菜も干し野菜にすることができますが、きのこ類、人参、大根、ピーマン、パプリカ、玉ねぎ、かぼちゃなどは天日干し初心者でも簡単に干し野菜を作ることができるので、まずはその辺りから挑戦してみるのがおすすめです。

野菜を天日干しすることによる沢山のメリット

まずは何と言っても「長期保存ができる」ということで、冷蔵庫に入れておくとダメにしてしまういつもの野菜も、半分を干し野菜にしておくだけで食品ロスが減り、美味しく食べ切れるので、野菜をいつも冷蔵庫で腐らせてしまうという方には、おすすめです。

もうひとつのメリットは、野菜の水分が飛ぶことで野菜の栄養価がアップし、野菜に甘味が増すということです。

それぞれの野菜が持つビタミン、カルシウムなどの栄養素が、干すだけで何倍にもアップしたり、旨味成分や甘みもグンとアップするというので、体にとっても良いことづくしですね。

干し野菜は便利で美味しい食べ方も豊富にある

干し野菜を使った定番のレシピと言えば「切り干し大根」ですが、干し野菜レシピはこれ以外にも沢山ありますよ。

一番簡単にできるのが、干し野菜で作る「野菜チップス」です。

袋菓子でもよく野菜チップスは見かけますが、干したサツマイモ、レンコン、ゴボウ、人参、かぼちゃなどの野菜をそのまま油で揚げるだけなので作り方も簡単ですし、お菓子代も浮きます。
野菜チップスはそのまま食べても美味しいですが、サラダやカレーなどのトッピングに使うとおしゃれなので、おすすめです。

干した野菜にウインナーを足してコンソメで煮込めば、野菜のうまみがたっぷり染み出す「野菜スープ」ができます。味噌を溶けば「味噌汁」にもなりますよ。

干したナス、玉ねぎを炒めてトマト缶で煮込めば、簡単に「干し野菜パスタ」も作ることができます。

干した野菜はそのままフライパンで炒めたり煮たりすることができるので、干し野菜さえ作って保存しておけば、野菜を切ったり、下処理したりする手間を省いて時短調理が可能になります。