唐揚げの美味しい揚げ方、片栗粉と小麦粉の衣の違いについて

唐揚げはレシピ通りに作ってもベチャッとしてしまったり、肉が硬くなってしまったりと、揚げ方によって食感に違いが出る料理です。

また衣に片栗粉を使用するか、小麦粉を使用するかによっても仕上がりに違いがでます。

ここでは美味しい唐揚げを作るコツについて、揚げ方や衣の作り方以外にも、下準備についてもご紹介をいたします。衣は各々好みが分かれるところです。食感を考え小麦粉にするか、片栗粉を使うか、またミックスにするか決めてください。

関連のおすすめ記事

片栗粉は炭水化物の塊!ダイエット中の片栗粉との付き合い方

粉類の多くはほとんど糖質です。片栗粉も例に漏れず糖質の塊なので、ダイエット中で糖質制限を...

誕生日のブーケは、お菓子で作ると喜ばれること間違いなしです

誕生日に送るブーケは、その人の誕生花や、その人の好きなお花をメインにして作られますが、お花ではなく、...

野菜のマリネの簡単レシピ!夏でもサッパリおすすめを紹介

野菜を使ってマリネを簡単に作りたい。マリネならサッパリしていて夏の常備菜としてもおすすめです。...

夜ご飯のカロリーの平均とは?女性の夜ご飯のとり方について

女性の夜ご飯の平均カロリーはどのくらいなのでしょうか。同じような食事なのに、太る人と太らない人が...

料理に使う道具について知りたい。初心者が揃えておくべきものは

料理を作ろうと思った時に、必要な材料があれば良いわけではありません。調理をするための調理道具がな...

豚肉を柔らかくする方法!酒や果汁・乳製品で美味しいお肉に変身

豚肉を調理したとき、どうしてもお肉が固くなってしまう事に頭を悩ませている人もいるのではないでしょうか...

豚ひき肉を使ったつくねのレシピ!入れる食材で違った美味しさに

つくねと言うと鶏ひき肉のイメージがありますが、豚ひき肉を使うことで鶏ひき肉とは違った美味しさ、ジュー...

ラー油を使ったレシピの中で人気のものをご紹介

ラー油はピリ辛でさまざまな料理に合う人気の調味料です。何かにかけるだけでも美味しいですが、料理を...

野菜嫌いを克服するための料理レシピ!子供に作りたい野菜おかず

子供の野菜の好き嫌いが多いとお悩みの方はいませんか?苦労して小さく切って、わからないようにしても、す...

燻製が手軽にできる?ダンボールと100均の材料で作る燻製器

燻製は面倒なイメージがありますが、お家で手軽に楽しむことができると、自家製の燻製を作る方が増えていま...

余った味噌汁を美味しいうどんにリメイク!おすすめレシピを紹介

味噌汁が少しだけ余っていることありますよね。捨てるにはもったいない、そんな時うどんを使って主食に変身...

クエン酸を使ってマイドリンクを作ろう!レシピをご紹介します

梅干しなどに含まれているクエン酸。すっぱいイメージがありますが、スポーツドリンクなどにも使われていま...

たこ焼き粉がなくてもたこ焼きが作れるレシピ【小麦粉代用】

買い物へ行ったもののたこ焼き粉を買い忘れてしまっても、小麦粉を代用すればたこ焼きを作ることができます...

ジャガイモの細切りでカリカリ食感!簡単便利なおすすめレシピ

ジャガイモを細切りにして焼くとカリカリとした食感を楽しむことができます。ジャガイモの細切りはいろ...

美味しい食べ物が溢れている日本、その絶品グルメをご紹介

日本には美味しい食べ物がたくさんあると言われていますが、日本各地に焦点を当てた時、どんな食べ物が...

唐揚げの揚げ方、カリッと揚げるなら片栗粉を使用

家庭の定番料理のひとつである「唐揚げ」。

そんな唐揚げは、主に「小麦粉」か「片栗粉」のいずれかを使って作るのが一般的ですが、皆さんのご家庭ではどの「衣」で使って作っていますか?
それぞれの衣にはそれぞれの特徴や違いがあるのですが、今まで料理をあまりしてこなかった方は、違いがイマイチ分からない…という場合もあるでしょう。

そこでまずは唐揚げを作る際に必須となる「衣」の違いについてお伝えします。
小麦粉と片栗粉ではどのような違いがあるのかを知って、旦那様の口に合う唐揚げを作れるようになりましょう。

唐揚げの揚げ方!「衣」の違いについて

唐揚げを作る際に使う衣で出る違いは、仕上がりの「食感」です。

小麦粉を使えばしっとりとした食感に、片栗粉を使えばかりっとした食感となります。

これには、小麦粉と片栗粉のそれぞれに含まれている「でんぷん量」がカギとなっており、でんぷん量が多ければ多いほどかりっと食感に近付くようになっているのです。
つまり片栗粉はでんぷん量が多い一方で小麦粉はでんぷん量が少ないということです。

ですので、お店で食べるようなサクッとした食感に近づけたいのであれば片栗粉を使い、スーパー等のお惣菜に近いしっとりした感じにしたいのであれば小麦粉を使うと良いでしょう。
どんな仕上がりにしたいのかを考えて衣をチョイスするようにして下さいね。

片栗粉を使用した唐揚げの揚げ方、基本レシピ

片栗粉を使った唐揚げの基本的な揚げ方

まずは以下のものを用意しましょう。

  • 鶏肉(モモorムネ)約300g
  • 片栗粉 適当
  • 油 鶏肉が十分に浸る位の量

調味料

  • 「各大さじ1/2」 しょうが(チューブ)、にんにく(チューブ)、ごま油
  • 「各大さじ1」  料理酒、醤油
  • 「各小さじ1/2」 塩、胡椒、中華風調味料(鶏がらの素でもOK)
    ※塩と胡椒は既に混ぜ合わさったものを小さじ1でも代用できます。

必要なものが揃ったら唐揚げ作りスタートです。

  1. 鶏肉全体にフォークを軽くさして穴をあけます。
  2. 食べやすい大きさにカットします。
  3. 使い捨て袋を用意してその中へ2と調味料を入れます。
  4. 空気を抜いて冷蔵庫で漬けておきます。(約2~30分)
  5. 漬けている間に油を180度で加熱しておきます。
  6. 片栗粉をつけて揚げます。(約4分)
  7. からっと揚がったら取り出してしっかりと油切りを行います。
  8. あとはお皿に移したら出来上がりです。

唐揚げをカリッと揚げるには揚げ方にもコツがあります

唐揚げを作るとべちゃっとして全然カラッと揚がらない…!なんてことは少なくありません。特に初めて唐揚げ作りに挑戦する方はそうした悩みを抱えることも多いと思います。
では、お店で食べるようなカラッとした唐揚げを作るにはどうしたら良いのか?ですが、美味しい唐揚げを作りたいのであれば「二度揚げ」をするのが一番の解決法となります。あえて一度で揚げないようにすることで、外はカリッと、中はジューシーに仕上げることができるのです。

それでは実際の方法を見てみましょう。

唐揚げをカリッとさせる揚げ方!「二度揚げ」の方法

  1. はじめに油を「180度」に温めます。
    180度の目安は菜箸を油の中へ入れたときに小さな泡がブクブクと出る程度です。
  2. この温度が低すぎたり高すぎたりすると、唐揚げ作りが失敗する原因になりますので、しっかりと180度になるように加熱して下さい。
  3. お肉を油の中へ入れて揚げます。(約90秒)
  4. 一旦取り出し余熱で中に熱を通します。(約4分)
  5. 再度180度の油の中へ入れて二度揚げを行います。(約40秒)
  6. カラッとなったら取り出して、油を切ったら出来上がりです。

このように、二度揚げは一度揚げた後に時間を置くことがカギとなりますが、実はこの二度揚げは「冷えた油」からでも行うことができます

方法は至って簡単です。

冷えた油からの二度揚げ方法

  1. 未加熱の油の中へ下味のつけたお肉を投入します。
  2. 弱火で加熱をはじめます。(約5分)
  3. 一度裏表を反転させて再度弱火で過熱を続けます。(約3分)
  4. 一旦油の中からお肉を取り出します。
  5. 油の温度が180度になったら再度油の中へ入れて揚げます。(約3~40秒)
  6. カラッとなったら油から取り出し油切りを行います。
  7. 以上で外はカラッと、中はジューシーな唐揚げは完成となります。

サクッとした唐揚げは片栗粉と小麦粉、両方を混ぜて使用

一方で唐揚げの衣は「小麦粉」と「片栗粉」の両方を混ぜて使うのも1つです。
しっとり柔らかく仕上げる小麦粉には調味料をよりお肉にしみ込ませる効果があり、カラッと仕上げる片栗粉には食べた時の食感を良くする効果があります。

両方を適度に組み合わせて使えばより一層美味しい唐揚げを作ることができるのです。

そこで気になる小麦粉と片栗粉を使った唐揚げの作り方ですが、基本的には、小麦粉をつけた後に片栗粉をつけて180度の油で揚げるようにします。

下味のついたお肉に小麦粉を馴染ませて、その上から、サラッと片栗粉をまぶすようにしましょう。

両方ともあまり多く使い過ぎると衣が分厚くなってしまいますので、あくまでもサラッとかける程度で、粉の使い過ぎには注意して下さいね。

下準備の仕方でも唐揚げの美味しさに違いが

唐揚げを美味しく仕上げる上では「衣」や「味付け」が重要なカギとなりますが、その一方で「お肉の下処理がしっかりとできているか」も、美味しさを左右する1つのポイントとなります。

唐揚げを美味しく食べる上で欠かせないお肉の下処理とは?

下処理は主に2つ。

ひとつは「繊維を壊すこと」、そしてもうひとつは、「切り込みを入れること」です。

お肉の繊維を壊すこと

お肉には必ず繊維というものがあります。
その繊維は熱が加わると縮まるという特徴があるため、繊維が縮まってお肉が固くなってしまうのを防ぐには、繊維を壊すことが必要となるのです。

繊維を壊す方法は「フォークなどでお肉の表面に穴をあけるだけ」です。

たったこれだけで繊維を壊すことができ、油の熱によってお肉が固くなってしまうのを、防ぐことができます。

お肉に切り込みを入れること

唐揚げは数分程度で全体に熱を通す必要がありますが、その決められた時間内で均一に熱を加えるためにはお肉の形が重要になります。
分厚い所と薄い所があっては熱を均等に加えることはできないのです。

そのため、購入してきたお肉は厚さに差が出ないようにしっかりと切り込みを入れて、伸ばすことも大切です。
分厚い箇所には1~2センチほどの切り込みを入れて、お肉を伸ばして熱が均等に通るようにしてから、下味と衣をつけて揚げるようにしましょう。

上記でお伝えしたお肉の下処理は数分あればできることです。
下処理をするかしないかは唐揚げの美味しさに直結します。

美味しい唐揚げを作るのはもちろんのこと、旦那様に美味しい!と言ってもらうためにも、ぜひ面倒くさがらずに下処理を行うようにして下さいね。