残り物の肉じゃがを次の日のお弁当に入れたいあなた。
その前に、肉じゃがはお弁当に入れると腐る危険があるのを知っていますか?
そこで、肉じゃがの正しい保存方法や腐るのを防いでお弁当に入れるコツなどお伝えしていきましょう。
お弁当を作るときは腐りやすいおかずを入れないことも安全にお弁当を作るために大切なことです。
ぜひ参考に安全に美味しいお弁当を作りましょう。
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肉じゃがをお弁当に入れると腐ることがある理由とは
肉じゃがをお弁当に入れるのは向いていないかも!?という理由が以下です。
じゃがいもは傷みやすい食材である
じゃがいもは、でんぷんの影響により加熱すると細胞が分離します。この細胞が分離したところから菌が入りやすいので、加熱したじゃがいもはあまり日持ちしないというわけです。そのためじゃがいもがメインとなる肉じゃがは、他の煮物と比べて傷むスピードが早くなります。
肉じゃがは水分が多いおかず
肉じゃがにはじゃがいもの他にもにんじん、玉ねぎなど水分が多い食材を入れるので、その分特に夏場だと傷みやすくなります。
玉ねぎの中でも特に水分の多い新玉ねぎをお弁当に入れる肉じゃがに使う時は要注意です。煮汁が多いというのも理由の一つなので、お弁当に入れる時は、煮汁は入れない方が良いでしょう。
お弁当に入れると腐る可能性がある肉じゃがは保存に気をつける
肉じゃがは翌日まで冷蔵庫で保存しておく
夕飯に作った肉じゃがを翌日のお弁当に入れたい場合は、タッパーに入れたりお皿に移し変えて冷蔵庫で保存するようにしましょう。
肉じゃがの汁気は少しだけ残して切っておく
タッパーやお皿に移しかえるときに、煮汁を入れるのは少しだけにしましょう。煮汁があるとその分水分を含んでしまいますので、翌日温める時には水分を吸ってなくなるぐらいの量を入れると良いです。
肉じゃがは冷凍保存向きではない
食材を長持ちさせるのに冷凍保存は便利ですが、肉じゃがの場合は冷凍保存には向かないでしょう。
肉じゃがが腐るのを防いでお弁当に入れるコツ
お弁当用は汁気を少なくして作っておく
煮汁が多い肉じゃがのレシピが一般的ですが、水を使わず、味を濃い目につけて野菜から出る水分だけで作る肉じゃがのレシピもあります。お弁当に入れる予定があるなら、こういったレシピのものを参考にすると良いでしょう。
お弁当を詰める時に汁気を吸う食材を下に敷く
肉じゃがを詰める時に、汁気を吸う食材を下に敷くというのも一つの手です。かつお節やフリーズドライの大豆を敷いておけば食べる時には汁を吸ってくれています。
またお弁当に詰める時も一つ一つの食材を箸で掴み、軽く水分を切ってから詰めるようにすると良いでしょう。ひとまとめにするとその分水分を多く含んだまま詰めてしまいがちです。
お弁当箱内で他のおかずに移らないようにする
汁気が他のおかずに移ってしまっては台無しなので、お弁当に肉じゃがを詰める時は片栗粉でとろみをつけてこぼれにくくしたり、カップに入れてると良いです。
入れる前にキッチンペーパーで水分を吸収しておくという方法もあります。
こんな肉じゃがは食べない!見分け方とは
肉じゃががこんな状態になっていたら、食べないようにしましょう。
お弁当に入れられない肉じゃがの状態
臭いが変
臭いというのは大事な判断要素です。食べる前に肉じゃがの匂いをかいでみて、いつもと違う臭いがしたら食べるのはやめておきましょう。
常温で放置している時間が長いと特に菌が増えて、臭いが発生しがちです。梅雨時期なら数時間であっという間に腐ってしまうこともあります。
味が変
見た目、臭いが大丈夫だったとしても、食べてみて変な味がしたら一口でやめておきましょう。そのままできれば飲み込まず、口から出して歯を磨くようにしましょう。たくさん菌がついた肉じゃがになってしまっているかもしれませんので、少しでも違和感を感じたらもったいないとは思わずやめておくのが懸命です。
白くネバついている
肉の脂が固まっている可能性もありますが、加熱してみても白い膜のようなものが張っていて、糸を引くようなら危険です。とろっとした粘りのある状態になっていたら腐っている可能性が高いです。カビがついているかもしれません。
お弁当は腐りやすいおかずを避けて安全に作りましょう
傷みやすいおかずはお弁当に避ける
例えば肉じゃがを入れる時は水分が多い玉ねぎやしらたきは抜いておいたり、他にも生野菜、乳製品、半熟の卵料理などは危険なので避けましょう。おかずの仕切りにレタスなどを使いがちですが、夏場はこれも危険です。もともとお弁当についている仕切りか、バランなどを使うようにしましょう。
朝、しっかり加熱する
前日の夕食に作ったものなどは、朝お弁当に詰め込む時もしっかり加熱するようにしましょう。冷蔵庫の中に入れておいて菌の増殖をおさえていたとしても、全く菌がついていないというわけではありません。
また熱々のまま蓋を閉めると蒸気でまた傷みやすくなってしまうので、冷めて粗熱がとれてから蓋を閉めましょう。