特売のナスをたくさん購入しても、一度でナスを使いきることができないこともあります。間違えた保存法で保存をすると、ナスが乾燥する・鮮度が落ちるなどして、せっかく買ったナスを食べられなくなることもあります。
なるべく長くナスの鮮度を保てるように上手にナスを保存するには、一体どうすれば良いのでしょうか。ナスの保存方法について確認してみましょう。
ナスは、常温・冷蔵・冷凍・乾燥させて保存することができます。どのように保存すれば良いかを知って、美味しい状態で長く保存できるようにしましょう。
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ナスを常温で保存するときの保存法は?新聞紙で包んで水分蒸発や乾燥を防ごう
知り合いからおすそ分けで貰ったり、スーパーなどでナスを買った時に、冷蔵庫に入れるという人が多いと思いますが、そのナスの量が冷蔵庫に入らないほど大量だったり、運悪く冷蔵庫がいっぱいだったりした場合は、ナスを常温で保存しなくてはなりません。
ナスの常温保存のポイントは、「新聞紙を使うこと」です。
ナスはむき出しのまま箱に入れたりせず、新聞紙で包んで水分蒸発や乾燥を防ぎましょう。
直射日光の当たる場所や、ジメジメした場所はナスの保管に不向きです。
また、ナスを新聞紙で包む時は、数個をまとめてではなく、1本1本を別々に包むようにしましょう。
そうすれば、ナスの水分が抜けてしなびてしまうのを遅らせることが出来ます。
ただし、それだけの対策をとっても、常温の場合ナスの賞味期限は3日ほどだと念頭に置いて、出来るだけ早く調理するようにしましょう。
ナスを冷蔵庫で保存するときの保存法!乾燥を防ぐのがポイント
ナスの保存方法として最も多いのが冷蔵庫です。
ナスを冷蔵庫で保存するときの保存法にもポイントがいくつかあります。
まず、「ナスを冷やしすぎない」ということです。
それは、温度が下がりすぎによる低温障害を起こしてしまっているのです。
ナスを保存するのに最適な温度は10度前後です。
それより温かいのはもちろん、冷えすぎるのも駄目なのです。
また、乾燥を防ぐのもポイントです。
通常はビニール袋に入れたままで保存すると思いますが、さらに上から新聞紙でくるむと乾燥を防ぐことが出来ます。
それをすることで、冷蔵庫であれば1週間ほど保たせることが出来ます。
とはいえ、予想以上に劣化が早まることも考えられますので、調理の際はしっかりナスの状態を見てから使うようにしましょう。
ナスを冷凍保存するときの保存法と保存期間
ナスを冷凍保存するときの保存法と保存期間についてご紹介します
ナスの冷凍保存方法
- ナスを水洗いをしてヘタを取り、食べやすい大きさにカットします。
- 水を入れたボウルに切ったナスを入れ、10分ほど浸します。
- キッチンペーパーなどでナスの水気をしっかり取ります。
- 水気を取ったナスをラップに包みます。
この時の量は、1回の調理で使う量にすると便利です。 - チャック付きのビニール袋に入れて冷凍庫で保存します。
保存期間
冷凍なので格段に長持ちしますが、それでも1ヶ月以内には使い切るようにしましょう。
解凍してから使うとベチャッとしますので、冷凍の状態のまま調理することをおすすめします。
ナスは乾燥させる保存法もおすすめ!ナスを乾燥させるメリット
ナスは冷蔵でも冷凍でも保存することは出来ますが、乾燥させる保存法もおすすめです。
ナスを乾燥させるメリットについてご紹介します。
長期保存が可能
冷凍でも1ヶ月ほどの保存期間のナスですが、完全に乾燥したものであれば、1年ほどの保存が可能になります。
栄養価アップ
アントシアニンが豊富なナスですが、天日干しして乾燥させますと、その栄養価がぐっとアップします。
食感が変わる
ナスの良さのひとつに、煮込むとトロトロの食感になるという点がありますが、それは言い換えると、荷崩れのしやすい欠点とも言えます。
しかし、一度乾燥させてから加熱しますと、水分を吸ってもフニャフニャになることがなく、しっかりした歯ごたえになります。
このように、乾燥したナスにも良いところはたくさんあるのです。
たくさんナスをもらうことがあれば、是非チャレンジしてみましょう。
乾燥ナスを作って賢く保存!乾燥ナスの作り方
ナスを大量に貰ってしまった時は、乾燥ナスを作って賢く保存しましょう。
乾燥ナスの作り方についてご紹介します。
ナスの乾燥方法
- 表面を軽く拭いてホコリや汚れを取る。
- ナスを薄切りにする。
大きめサイズのものは半月切りにしてください。 - 1リットルの水に対し大さじ一杯のレモン汁を混ぜた水に切ったナスを入れる。
- キッチンペーパーで水気を充分に取ったら、ザルや平たい網に並べて置く。
- 日当たりが良く、風通しも良い場所に3日ほど置いて出来上がり。
セミドライにしたいのであれば、1日から2日ほどでOKです。
おすすめの料理はスープや煮物です。
予想以上の便利さに、やみつきになるかも知れません。
他にも、しいたけや人参などの乾燥野菜を作るのもおすすめです。