鍋でご飯を炊く方法 失敗しないコツとポイントを紹介します

お家に炊飯器がないけれど、炊きたてのお米を食べたいというときには鍋でご飯を炊いてみませんか。

ずっと火加減を見ていなければいけないような難しいイメージがありますが、そんなことはありません。ケイタイのタイマーを使えば鍋で美味しくご飯を炊くことができます。

いざというときにも役に立つ鍋でご飯を炊く方法、炊くときのコツを紹介します。

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鍋でご飯を炊くときには炊く前もポイント

ご飯を炊く時に必要な工程で大切な事は【お米を洗う事】と、洗ったお米を【水に浸けて浸水させる事】です。

ご飯を研ぐ時のポイント

一昔前はまだ精米の技術がそこまで進んでいませんでしたので、お米のとぎ汁が透明になるまでギュッギュっと力を入れて研ぐというのが皆さん共通の認識でした。

しかし、時代とともに精米の技術が進歩して、現代のお米はそこまで研ぐ必要はなく、むしろ研ぎすぎてしまう事でお米に含まれているうま味や栄養がとぎ汁と一緒に洗い流されてしまう事もありますので、お米は「多めの水で力は入れずに優しく洗う」という認識で、表面に付いている汚れやぬかをさっと落とすくらいで十分なのです。

優しく洗ったお米は夏なら30分、冬なら1時間を目安に水に浸けておくという事も美味しいお米を炊くために忘れてはいけないポイントです。

しっかりとお米に水を吸わせておくことで、お米を炊く時間が劇的に短縮できるとともにふっくらと美味しいお米を炊くことができます。
お米は水で洗ってすぐは半透明ですが、十分に給水させると透明感が無くなり、真っ白になります。
洗ったお米はしっかりと吸水させましょう。

覚えておけばきっと役に立つ!鍋でご飯を炊く方法

鍋でご飯を炊くことを覚えておくと、様々な面で役にたちますし何よりも美味しいので是非一度鍋でご飯を炊いてその違いとやり方を体験してみてください。

ステンレスの鍋でご飯を上手に炊く方法

研いだお米はしっかりと水に浸けて吸水させておきます。

普段、炊飯器でお米を炊いていると炊飯器の内側に書かれている線に水を合わせるだけで簡単に炊けますのであまり意識はしませんが、お米一合に対して水は180mlです。

お鍋にお米と水を入れ、蓋をしたらまずは強火で加熱して水を沸騰させます。

沸騰した後に鍋の蓋を取ってはいけないのですが、水が沸騰したらすぐに吹きこぼれてしまいますので、鍋のそばから離れないようにしましょう。

鍋の外から見ても沸騰したことが分かったら、そのまま火を弱火にして10分加熱します。

弱火で加熱していると中の水分が無くなっていきます。

水分が無くなると蓋のすき間から蒸気が出て来なくなります。

静かな室内ですと鍋の中からパチパチと言った音が聞こえてきますが、騒がしい所ですと耳を澄ませてもなかなか聞こえないかもしれません。

目安としては蓋のすき間から蒸気が出て来なくなったら鍋の中の水分が無くなったというタイミングになります。
そうしたら火を止めてここでも蓋は決して取らずに10分ほど蒸らします。これでお鍋での炊飯は完了です。
時間も早く簡単にできますので是非一度やってみてください。

鍋はどんなものでもいい?フライパンでご飯を炊く方法

お鍋でご飯を炊けるのであれば、フライパンでも炊けるのかと言うと、答えは「炊けます」です。

なんとフライパンでもご飯を炊くことができるのです。
ですが、一つ忘れてはならないのが、ご飯を炊く時には必ずフタが必要だという事です。

お米がご飯になるためには鍋の中の温度を98℃という高温状態に20分保たなくてはなりません

たっぷり入れたはずの水も加熱の間にどんどんと蒸発していきますが、炊飯の際には米の間に残っている水分を水蒸気に変えながら高温状態を保ちます。

ですからフタは絶対に必要なのです。

フライパン単品で買ったフライパンにはフタがついていない事もあります。

フライパンに合うフタが無いとがっかりしなくても大丈夫です。

フタはアルミホイルでも代用できます

フライパンしかなくてもご飯を炊く事はできますので挑戦してみましょう。

炊き方はステンレスの鍋でご飯を炊く時と変わりません。

ご飯を研いだ後の浸水と炊きあがるまでフタは取らずに水蒸気と鍋から聞こえてくる音を確認しながらフライパンでの炊飯を楽しみましょう。

ご飯をアルミ鍋で炊くときは注意が必要

様々な鍋でご飯を炊く事はできるのですが、アルミ製の薄手の鍋でご飯を炊く時には注意しなくてはならない点があります。
炊き方は変わりませんが、薄手の鍋は熱伝導も良いので、中の水分が早く蒸発してしまいお米が焦げやすくなる原因となります。

ご飯を鍋で炊く時はまず強火で一気に水を沸騰させてすぐに弱火にします

弱火で加熱しながら水分を蒸発させていき、水分が無くなったら火を止めて蒸らすというこの工程を頭に入れて、お使いの鍋でこの流れで進めるとご飯は炊けます。

  • 初めての鍋を使う時には様子を見ながら状況を判断して時間を増減させてみてください。
  • また、アルミ鍋に関わらず、ご飯を炊く時には使うお米にも注目してみましょう。
新米は水分を多く含んでいますので、水の量を少なめに、時間が経つとお米の中の水分がどんどん抜けますので、古いお米は水の量を少し多めにするなどの水加減も注意すると美味しくご飯を炊くことができます。

フライパンのような面積の広い鍋は蒸発する水分量が普通の鍋よりも多くなりますので、フライパンのような口の広い鍋で炊飯をする時にも少し水の量は増やした方が良いでしょう。

鍋の大きさや形状、使う調理器具の火力などによって同じお米と水の量でも出来上がりには若干の違いが出ます。
ご自分のお使いの器具などで試してみて水加減や火加減を調整する事も大切です。

鍋でご飯を炊く方法で失敗してしまった時

鍋でご飯を炊くと、最初のうちは失敗してしまう事もあるかもしれません。
かと言って、そのまま捨ててしまうのはもったいないので、できる事をしてみましょう。
美味しいご飯にする事ができるかもしれません。

ご飯がべちゃっとしている時

水分が多かったのか水気が多く、ご飯がべちゃっとしてしまっていると、もう一度火にかけて水分を飛ばせばいいのかと思い、鍋を火にかけてしまいますが、水分が抜けるまで鍋に火をかけ続けるとご飯が焦げてしまいます。

ご飯を焦がさないように水分を飛ばすには、鍋を火にかける時間は10秒で留めましょう。強火で10秒加熱して、そのまま蒸らします。
たったこれだけでふっくらご飯に変える事ができますので、ご飯がべちゃっとしている時にはこの方法をお試しください。

芯が残ってしまっている場合

しっかりと加熱して、水分は残っていないのに食べると芯が残っているととっても残念な気持ちになります。
このような時にも加熱をしますが、水分が無い状態で加熱をすると焦げてしまいますので、少し水を足して弱火で加熱します。

芯の残り具合で水加減と加熱時間を調整してみてください。

ほんの少し芯が残っている場合には、蒸らす時間を少し伸ばすと芯が無くなる事もあります。

最終手段

水加減を間違えてべちゃべちゃになりすぎた、芯が残りすぎてどうする事もできない時には雑炊にしてしまいましょう。
卵や鮭フレーク、鶏がらスープの素などを足して味を整えると優しい味の雑炊になります。

最終手段ではありますが食材を無駄にしないためにもぜひ雑炊を頭の隅に置いておいてください。