ナスの天ぷらを作る時の正しいアク抜き方法と美味しい作り方

ナスはさまざまな料理に使えて、食卓には欠かせない野菜です。ナスは調理の前にアク抜きをするのが一般的ですが、天ぷらを作りたいという時には、アク抜きの水分で、油がはねそう…と心配な方はいませんか?実は、ナスを天ぷらにするときには、水につけるというアク抜き方法ではなく、違う方法がおすすめです。
そこで、ナスの天ぷらの上手なアク抜きの方法や、基本の美味しいナスの天ぷらの作り方をご紹介します。
また、新鮮なナスの見分け方や、上手な保存方法もご紹介していきます。

関連のおすすめ記事

なすと相性がピッタリ!豚肉を使ったさっぱりポン酢レシピ

旬の野菜を食べることは美味しいだけではなく、体にもその季節に合った作用を得ることができます。 例えば...

片栗粉のわらび餅は冷蔵庫はNG?食感が変わる理由と対処法

わらび餅はもちもちとした食感が特徴。子供にも大人にも人気がある和菓子の一つです。そんな美味し...

なす嫌い克服レシピ!子供も喜ぶチーズを使ったなす料理と調理法

お子さんのなす嫌いに頭を悩ませているお母さんは、どうにかして子供の好き嫌いを克服したいと頭を悩ませる...

丼の種類と美味しいレシピ!一般的に人気の丼と誕生の由来を解説

日本には色々な食べ物があります。丼もそのうちの一つで、様々な種類がある料理です。丼は家庭でもよく作ら...

肉じゃがで胃袋を掴む献立!彼氏が喜ぶ和食の手料理でおもてなし

大好きな彼氏に手料理を作ってあげたいと考えている女性もいるのではないでしょうか。男性が自分の彼女に作...

おもてなし料理でお客様に喜んでもらいたい!和食の前菜の種類は

家でお客様をお招きすることになったら、おもてなし料理でみんなに喜んでもらいたいですよね。その中で...

鍋の翌日に食べたい簡単美味しいアレンジレシピ!残りをリメイク

寒い季節には家で鍋をする機会も増えます。ついつい多く作ってしまう鍋は、鍋に具材を入れたけど、結局食べ...

卵天ぷらの簡単な作り方とポイント、美味しく仕上がる裏技も伝授

卵の天ぷらは破裂しそうだし難しそう…と思っていませんか?卵の天ぷらは、作り方やポイントを抑えれば誰で...

ナスの煮浸しは酢でさっぱり!美味しい作り方とコツを紹介

ナスの煮浸しは酢を入れることでさっぱりして、暑い夏にもピッタリです。そんな酢が入ったナスの煮浸し...

鉄板焼きそばの作り方!鉄板で美味しく作るコツや注意点を紹介

鉄板を使った焼きそばの作り方には美味しく作るコツがあります。鉄板でも上手に焼くことができれば、ま...

茶碗蒸しに白だしが人気!味が決まる理由と簡単レシピ

茶碗蒸しはプルプルとして舌触りがよく、子供から大人まで人気のメニューの1つです。しかし普段はなかなか...

お家の味噌汁の塩分濃度は適正?推奨されている塩分濃度について

塩分濃度の注意をして料理づくりをしていますか?外食やスナック菓子の味になれてしまうと、お家の食事の味...

夕飯にぴったりな和食のレシピについて知りたい

夕飯のレシピを考える時に、無性に和食が食べたくなることってありますよね。洋食や中華も美味しいです...

ナスの焼き浸しの人気のレシピを大特集!簡単に作れます

ナスを使う料理の中でもさっぱり食べられる焼き浸し。いつもナスは炒めものとして食べる人にもぜひ作ってほ...

卵の副菜といえば?和食に合う卵のおかずを紹介します

卵を使った和食の副菜にはどのようなものがあるのでしょうか。いざ、和食で統一しようと思うとなかなかレシ...

ナスを天ぷらにする時の正しいアク抜き方法

ナスを料理に使う時、切った状態でそのまま放置しておくと、切り口の断面から色が変色してしまうことがあります。

そうすると風味が落ちたり、渋みが出て料理の仕上がりの味も落ちてしまうことがあります。

ナスを切ったあとすぐに調理をしない場合は、アク抜きをしてから調理をすると良い場合があります。

ナスを加熱調理する場合のアク抜き方法

加熱してナスを調理する場合、切り口に軽く塩を振ってナスから水分を出します。

塩を振った後少しの間そのまま放置することで、切り口から水分を出しましょう。

出てきた水分は、キッチンペーパーなどを使って拭き取ります。これでアク抜きの完了です。
きちんと水分を拭き取らないと、油がはねて危険なため、必ず水分を拭き取りましょう。

水にさらしてアク抜きをする方法

ナスを水にさらしてアク抜きをするときは、ボウルに水をはってその中にカットしたナスを入れるという手順になります。煮物や漬物を作るときは、この工程でアク抜きをおこないましょう。

水にさらす時間は10分程度でOK。ナスをカットしたあとすぐに使用しない場合は、ナスを水にさらしておくことで簡単にアク抜きができます。

ここでちょっとワンポイント。ナスの色が変わってしまうことを防ぎたい場合は、塩水にナスをさらすことで変色を予防することができます。0.5%~1%の濃度の塩水を作り、その中にナスを入れることでアク抜きと変色の予防をしてください。

ナスの天ぷらの基本の作り方。アク抜きで変色も防止

油との相性抜群のナス。ここでは、美味しなすの天ぷらのレシピをご紹介します。

【材料】

4人分

 ・小ナス・・・4個
・揚げ油・・・適量
・小麦粉・・・適量
・片栗粉・・・適量
・冷たい水・・・適量
【作り方】
  1. 小ナスを縦半分のサイズにカットし、切込みを入れる。※ナスの厚みがあるものは、この半分程度の薄さにカットしてください
  2. 変色予防のためにアク抜きをする
  3. 小麦粉と片栗粉を混ぜ合わせ、冷水を入れて天ぷらの衣を作る
  4. ナスに衣を付け、170~180度に熱した油で揚げる

ナスを揚げるときは、最初にたっぷりの油を用意してから揚げてください。ナスは油を吸いやすい野菜です。

ナスの天ぷらをひき肉でボリュームアップ、はさみ揚げレシピ

ナスの天ぷらをアレンジして作るレシピです。

相性バッチリのひき肉を使い、はさみ揚げにアレンジしてみましょう。
【材料】4人分・ナス・・・4本
・合挽き肉・・・200g
・玉ねぎ・・・2分の1個
・卵・・・1個
・牛乳・・・大さじ2杯程度
それぞれ適量用意するもの・パン粉
・揚げ油
・小麦粉
・片栗粉
・冷たい水
【作り方】
  1. ナスを縦半分に切ってアク抜き。アク抜き後にナスの切り口に小麦粉をまぶす。
  2. みじん切りの玉ねぎをフライパンで炒め、牛乳でパン粉を柔らかくする。
  3. 卵、パン粉、合挽き肉、炒めた玉ねぎを使って種を作る。
  4. 小麦粉、片栗粉、冷水を使用してナスにつける衣を作る。
  5. 「3」で作った種をナスの間に挟み、「4」で作った衣をナスにつける。
  6. 170度~180度に熱した油でナスを揚げれば美味しいはさみ揚げの完成。

ナスのはさみ揚げはお弁当にも嬉しいメニューです。美味しいはさみ揚げを家族みんなでいただきましょう。

ナスの種類によってはアク抜きがいらない品種もある

ナスはアク抜きをしてから調理するものだと思っている人もたくさんいるでしょう。

確かにナスを調理する時は、えぐ味などを取る目的でアク抜きをしてから調理することが多いです。

生でも美味しい水ナス

ナスは品種によっては、アク抜きをせずにそのまま料理に使えるもあるのです。
そのナスというのが「水ナス」です。このナスは、アク抜きをせずに食べることができるナスの代表格。

ほかのナスよりもえぐ味がないため、生のままでも美味しく食べることができる美味しいナスの品種なのです。

また、ナスを収穫した時期によってもアク抜きをせずに食べられることがあります。

ナスが旬を迎えるのは夏頃ですが、それよりも少し前の6月に収穫したナスは、えぐ味が少なくアク抜きをしなくてもそのまま食べることができるのです。

鮮度の良いナスの選び方とおすすめの保存方法

鮮度の良いナスの見分け方

ナスを購入するときは、なるべく鮮度の良いナスを選んで購入したいものです。鮮度が良いナスを見分けるポイントは主に2つ。

1つ目は「ヘタに鋭いトゲがあるもの」

ヘタを触ってみたとき、チクッと痛みを感じるようなトゲがあるナスは新鮮です。

2つ目のポイントは「つやつやして色が綺麗なもの」

新鮮なナスは、水分が会って表面に艶があり、ナスを持ったときに重みを感じます。

まだ水分が抜けていないナスを選ぶ方が、美味しいナス料理を食べることができますので、表面に艶があって色が綺麗なナスを選ぶようにしましょう。

ナスの保存方法

冷蔵庫で保存するときは、ナスをまるごとラップで包んでから保存袋に入れると良いです。この方法で保存をすると、約1週間程度保存をすることができます。

カットしたナスは、冷蔵庫ではなく冷凍庫で保存をします。冷凍保存対応の保存袋に入れて、約1ヶ月程度冷凍保存することができます。