茶碗蒸しはプルプルとして舌触りがよく、子供から大人まで人気のメニューの1つです。しかし普段はなかなかテーブルに上がることは、少ないですよね。
茶碗蒸しは蒸し加減、下ごしらえが面倒なこともあり、特別な日にしか作らない。そんなご家庭もあるでしょう。
そこで白だしを使った茶碗蒸しを簡単に作る方法。レシピもご紹介をいたします。また白だしが人気の理由についてもあわせて紹介をいたしますので、料理の参考にしてみてください。
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茶碗蒸しに白だしが人気の理由
実際に使ったことがある人でも、白だしとその他のだし(鰹だし、顆粒だし、昆布だし等)との違いについて詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。
まずは、白だしとは一体何者なのか、どうして茶碗蒸しには白だしを使うのが人気なのかを、解説していきます。
白だしは、「白」と「だし」を分けて考えるとわかりやすいです。
- まずは「白」について紹介していきましょう。
白だしの白は「白醤油」。
名前の通り、色が白い(薄い)醤油のことで、通常の醤油よりも塩味の強い醤油になります。通常のだしに、醤油が入っているので、味がしっかりしていて、そのまま薄めてうどんのかけ汁にしたり、吸い物に使ったりすることができるというわけです。 - 「だし」は、皆さんご存知の通り、鰹でとっただしのことです。
白だしの種類によっては、昆布だし入りのものだったり、干ししいたけのだしが入っていたりするものもありますが、基本的には鰹だしがだしとして使われています。
だし以外の調味料を入れなくても、料理の味がしっかりまとまるので、面倒な茶碗蒸し作りを時短するには欠かせない調味料と言えるわけです。
卵液の材料は3つだけ!茶碗蒸しを人気の白だしで作るレシピ
茶碗蒸し作りに白だしが人気なのは、白だしを使うだけで味がビシっとまとまるから
白だしを使えば、一からだし汁をとったり、醤油や塩などの調味料を加える必要もなくなり、白だし一本で簡単に茶碗蒸しの下ごしらえができます。
白だしで作る茶碗蒸しのレシピ
ここでは2人分の茶碗蒸しのレシピを紹介します。
【用意するもの】
- 卵1個
- 白だし大さじ1
- 水170ml
- 具材(鶏肉、しいたけ、かまぼこ、えび、三つ葉など)
- 茶こし(こし器があれば尚可)
- 器
- フライパン
- フライパンの蓋
- アルミホイル
- 竹串
【手順】
- 具材を食べやすい大きさにカットします。
- カットした具材は、三つ葉以外のものを器に並べておきましょう。
- 卵を割ってしっかり混ぜます。
- 白だし、水、卵を混ぜたら、茶こしで液体をこしてから器に入れましょう。
- 三つ葉を乗せます。
- 器に1つずつアルミホイルをかぶせます。
- フライパンにアルミホイルをかぶせた器を並べ、3cm程度の高さまで水を張ります。
- フライパンの蓋をして、強火で加熱し、お湯が沸騰したら弱火にします。
- 弱火で10分間加熱したら、火を止めて、そのまま10分間予熱で火を通します。
- 竹串をさして、中から透明な汁が出ていれば、蒸し上がりのサインです。
人気の白だしを自作して作る茶碗蒸し
白だしの正体がわかれば、白出を自作することもできます。
白だしは、醤油とだし汁が合体して出来たものなので、自宅でだし汁をとる習慣がある方であれば、簡単に作ることができます。
白だしを自作する方法
【用意するもの】
- 鰹節25g
- 昆布15g
- 水1L
- キッチンペーパー
- ザルまたはこし器
- 醤油小さじ1
- 塩一つまみ
【手順】
- 鍋に昆布と水を入れ、一晩冷蔵庫で寝かせておきます。
- 1の鍋を加熱し、沸騰直前に昆布を取り出します。
- 沸騰したら火を止めて、鰹節を入れ、そのまま3分放置します。
- 湿らせて置いたキッチンペーパーをザルまたはこし器に敷いて、だしを流し入れます。
- キッチンペーパーに残った鰹節から出る汁を絞り出したら、だし汁の完成です。
- 醤油小さじ1と塩一つまみ、だし汁を合わせて180mlにしたら、自作白だしの完成です。
自作白だしで作る茶碗蒸し
【用意するもの】
- 卵1個
- 自作した白だし180ml
- 具材(鶏肉、しいたけ、かまぼこ、えび、三つ葉など)
- 茶こし(こし器があれば尚可)
- 器
- フライパン
- フライパンの蓋
- アルミホイル
- 竹串
【手順】
- 具材を食べやすい大きさにカットします。
- カットした具材は、三つ葉以外のものを器に並べておきましょう。
- 卵を割ってしっかり混ぜます。
- 自作の白だし、水、卵を混ぜたら、茶こしで液体をこしてから器に入れましょう。
- 三つ葉をのせます。
- 器に1つずつアルミホイルをかぶせます。
- フライパンにアルミホイルをかぶせた器を並べ、3cm程度の高さまで水を張ります。
- フライパンの蓋をして、強火で加熱し、お湯が沸騰したら弱火にします。
- 弱火で10分間加熱したら、火を止めて、そのまま10分間予熱で火を通します。
- 竹串をさして、中から透明な汁が出ていれば、蒸し上がりのサインです。
茶碗蒸しを「す」を立たせずキレイに作るポイント
茶碗蒸しは、プルプルのなめらかな触感を楽しむ料理です。
しかし、プツプツとした「す」が立ってしまうと、食感もポロポロになってしまい、美味しさが半減するもの…。
「す」が立つ原因は、茶碗蒸しを蒸す時の温度管理にあります。
茶碗蒸しを作る個数や、器の大きさなどによっても、すが立ちやすいことがあるので、各自で調節してみましょう。
- 蓋に布巾をかぶせる
蓋から落ちた水滴が器の中に落ちてしまうと、すが立つ原因になることがあります。
今回は器にアルミホイルをかぶせることで、水滴予防になっていますが、蒸し器を使う時等、アルミホイルをかけないで調理する場合には、蓋に布巾をかぶせることで、水滴の予防になります。 - 蓋と鍋の間に隙間をつくる
鍋の中の温度が高温になりすぎてしまうと、すが立つ原因になります。
茶碗蒸しは弱火でじっくり蒸していく料理なので、蓋を少し空けておくことで蒸気が程よく逃げてくれます。
蓋とフライパンの間に、菜箸を2本はさむと、隙間がつくれますよ。
電子レンジを使用するとさらに簡単に茶碗蒸しが出来上がり
最後に、面倒な茶碗蒸し作りをより簡単にする、電子レンジ調理の方法
フライパンや蒸し器を使うと、火加減の調整が難しかったり、調理器具の後片付けが面倒だったりするデメリットがあるのも事実。
電子レンジは、そういった面倒から解放されるので、おまかせ調理ができる点では主婦の強い味方です。
電子レンジには、オート調理メニューという機能があります。
「茶碗蒸し」の機能がついている電子レンジであれば、ボタンをポチっと押すだけで、あとは電子レンジが調理を代行してくれる
取扱説明書と一緒に、レシピ例の載った冊子がついてくるので、そこに書かれてある材料を参照して、正しい量で調理をしてください。
ここで紹介した材料で上手くいく場合ももちろんありますが、電子レンジの種類によってはちょっとした分量の違いで失敗することもありますので、レシピ冊子を参照することをおすすめします。
みんなが大好きな茶碗蒸しを、定期的に食卓に出せるようになると、格好いいです!