フレンチに出てくる前菜!きれいなゼリー料理の正体について

フレンチの前菜にゼリーのような料理が出されることがありますよね。味もよく見た目もきれい!家でも作ってみたい。そう思う方もいらっしゃるでしょう。

そこでフレンチに出てくる前菜ゼリーの正体について、どのような料理なのかをご紹介をいたします。

前菜のゼリーと言っても料理の種類は一種類ではありません。あなたが気に入った料理はどんな料理だったのか、ここで探してみてくださいね。

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フレンチの前菜に出てくるゼリーはゼリー寄せのテリーヌ

フレンチのコースには、前菜としてお野菜などが入ったゼリーのような料理が提供されることがありますよね。
とても美しい見た目で、自宅で作って見たいと思わる方もいらっしゃることでしょう。

美しいゼリーのような料理はテリーヌ

テリーヌとは、正確にはテリーヌ型という形をさしていて、お肉や魚介類のパテを冷やしたり焼いたりして固めたものや、ゼリー寄せのものなどがあります。

前菜として出てくるゼリー寄せには、テリーヌ型以外の形をしていることもあります。

テリーヌとはあくまでも形のことを指していますから、半円などの形の場合にはテリーヌと呼びません。
形が違うものはアスピックといいます。

アスピックの意味は「ゼリー寄せ」。
肉や魚を似たブイヨンをゼリーにしたものを指していて形は関係ありません。

フレンチの前菜にはゼリーのせもあります

フレンチの前菜として出される料理には、食材を美しくレイアウトして固めたゼリー寄せの他に、ゼリーがのせられている前菜料理もよく目にしますよね。

食材の上にクラッシュゼリーと呼ばれる砕いたゼリーがのせられている料理です。
中には、クラッシュゼリーがスプーンなどに乗せられていて、それ自体を味わう料理もありますね。

また、最近では「ジュレ」という言葉を耳にするようになりました。
日本ではドレッシングのかわりとして乗せられているイメージですが、こちらも前菜として見かける料理ですよね。

ジュレとはフランス料理ではゼリーのこと

日本ではゼリーというと甘いスイーツのイメージがあるので、「ジュレ」の名前で広まったのかもしれませんが、基本的には同じものです。

フレンチの前菜、ゼリーのせジュレを使った料理

フレンチの前菜ではゼリーはよく目にする料理です。
その中でも先程ご紹介した「ジュレ」についてご紹介していきましょう。

ジュレを使った料理は様々ありますが、基本的なジュレはブイヨンなどのスープにゼラチンを加えて冷やし固めて、フォークなどで崩して作ります。

よくある料理パターンは、ジュレ自体を味わうタイプの料理と、サラダなどにかけてあるパターンです。

ジュレ自体を味わう場合

カクテルグラスやリキュールグラスに盛り付けるのがおすすめですよ。

シンプルなコンソメジュレの上に生ハムやサーモンで作ったバラとキュウリで作った葉っぱを乗せれば、とても美しい前菜の出来上がりです。
バレンタインやクリスマスなどのおもてなしにぴったりですね。

サラダにかける時

ドレッシングをジュレ仕立てにしましょう。

魚介類とレタスやトマトなどで色鮮やかに仕上げたサラダにジュレをかけるだけで、簡単におしゃれな一品が完成しますよ。

和風なら冷しゃぶに、ポン酢をジュレに仕立てたものを添えるのも涼しげでおすすめですよ。
普段の料理を格上げしてくれます。

ジュレのせ料理としてはムースなどもよく目にする前菜ですよね。

ムースなら、豆腐がおすすめ

コンソメはもちろん、ポン酢でもドレッシングでも、どんな味のジュレでも豆腐なら相性抜群ですよ。
また、カブやナス、人参などの野菜のムースもおすすめです。

アイディア次第でレシピが広がるのがジュレの素晴らしいところです。

出汁に食材を入れて固めた料理、アスピックについて

フレンチの前菜としてよく見かけるゼリーですが、いろいろな呼ばれ方をしています。

テリーヌ型で作られたゼリー寄せは「テリーヌ」と呼ばれますが、それ以外の型や容器を使って作られたゼリー寄せは、アスピックと呼ばれます。

アスピックなら自宅にある容器を使って作ることが出来ますよね。

自宅で作る時には、ブイヨンやコンソメスープの素を使うのがお手軽ですよ。
シンプルなスープに合わせるので、具材は意外と合わせやすいです。

例えばトマトやオクラなどの夏野菜だけゼリー寄せにしてみたり、海老などの魚介類をメインにするのもおすすめです。

上手に作るポイントは入れる具材同士の味の相性と色合い

ブイヨンやコンソメのゼリーは薄く茶色がかったゼリーになりますが、奥まで透けるくらいの透明度があります。

ですから、360度美しく仕上げることを意識して、色合いにもこだわって食材を選びましょう。

アスピックを作る時には盛り付け方もイメージして作るのもポイント。

グラスなどを使う場合にはそのままお出ししますが、容器で作る場合にはお皿にもりつけますよね。
一緒に添える野菜なども考慮しながら、バランスよく食材をレイアウトしましょう。
また、カットしてクラッカーやパン、チーズなどのトッピングにするという方法もあります。

形に決まりがない分、アスピックの方が自由度が高いですね。

フレンチのアスピックは日本で言う煮こごりに近い感覚

フレンチの前菜でゼリーがどの様なものなのか、想像が出来ないという方もいらっしゃるかもしれませんね。
日本ではゼリーと言うと甘いスイーツのイメージが強く、しょっぱいゼリーの想像が出来ないと言う方も多いでしょう。

ゼリー寄せは日本料理でいう煮こごり

煮こごりは、ゼラチン質の多い肉や魚を煮て、煮汁ごと冷やし固めたものです。

手羽先などの煮物が残った時に冷蔵庫に入れておくとプルプルに煮汁が固まっていた経験はありませんか?
これはその気は無いけど煮こごりになってしまったパターンです。

煮こごりを料理として作る場合には、冷やし固めてゼリー状のまま食べることを前提に味付けして作ります。
和食では醤油ベースノコもが多いですが、ゼリー寄せの場合はコンソメやブイヨンが味のベースとなります。