寒い季節になると鍋が恋しくなります。鍋は冷蔵庫に残っている材料を一掃できるのも、嬉しい点ですよね。
そこでここでは鍋に向いている野菜について、キャベツは白菜の代用になるのか?キャベツや白菜によく合う鍋の種類についてもご紹介をいたします。
またどちらを使用したら良いのか、迷った時の選び方についても紹介をしていますので、鍋を作る際に役立ててください。
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豚バラやベーコンの鍋や重ね煮には白菜がおすすめ
調理も楽なので、頻繁に作るというご家庭も多いと思います。さて、お鍋の材料といえば、お肉や魚の他に野菜やきのこを加えますよね?
鍋野菜の代表と言えば、白菜です。
スーパーなどのお店では、寒くなってくると必ず並ぶようになりますよね。
白菜を鍋の主役にするなら、おすすめはミルフィーユ鍋です。
ミルフィーユ鍋は白菜と豚肉を交互に重ねたものを蒸し煮する料理です。
白菜と豚肉を交互に重ねたものを鍋に詰めると、スイーツのミルフィーユに似ていることからそう呼ばれるようになったのでしょう。
ミルは「千枚」、フィーユは「葉」を意味するフランス語で、たくさんの葉が重なり合った様子がパイの層に似ていることから名付けられたスイーツです。
水炊きの鍋を作るなら白菜よりキャベツが美味しい
鍋野菜といえば白菜が定番ではなう、あえてキャベツを使うこともありますよね?
白菜の代用として使う場合もありますが、あえて始めからキャベツを用意して作って欲しい鍋と言えば、水炊きです。
水炊きは鶏の旨味を味わうとてもシンプルで繊細な料理です。
白菜は水分が多いので煮るとクタクタになって、スープも薄まってしまり水っぽくなってしまいますよね。
それではせっかくの出汁も残念なことに。
他にも、きのこ類や人参、ネギなどもおいしいですよ。
しらたきなどを入れる方もいらっしゃいますが、スープが薄くなることを考えると乾燥しているタイプがおすすめですよ。
キャベツと白菜の栄養素を比べてみる
キャベツと白菜のレシピは、意外と煮ていますよね。
鍋もそうでうですが、炒め物や餃子など、どちらを使うとよいのか迷うことが多いです。
キャベツと白菜どっちを選ぶべきか悩んだ時には、栄養素で比べてみるのも良いでしょう。
キャベツの栄養素として代用的なのは、食物繊維ではないでしょうか。
たくさん食べたらスッキリしたという友人もいましたが、キャベツに食物繊維が豊富という話はよく耳にしますよね。
また、キャベツにはキャベジンと呼ばれる整腸作用のある成分も含まれています。
整腸剤の名前にも使われているので、聞いたことのある栄養素でしょう。
これは白菜にはない栄養素です。
また、キャベツにはビタミンCも意外と多く含まれていて、白菜の倍くらい多いのです。
白菜がキャベツよりも多い栄養素はカロテンやカリウムで、細かく見ていくと他にもいくつかありますが、どれも突出しているわけではありません。
栄養素の豊富さで選ぶなら、キャベツをおすすめします。
とはいえ、味で比べるとどちらも引けを取らないくらいに美味しく、幅広い料理に使える野菜なのは言うまでもありません。
鍋にキャベツと白菜、どちらを入れるか迷った場合は
お鍋を作るときに、キャベツにするか、白菜にするか迷った時には、何を基準に選んでいますか?
おすすめは、煮込んだときのそれぞれの特徴で選ぶことです。
味の濃い鍋の場合や素材の味を楽しむ鍋ならキャベツ、出汁のしみた具材を楽しむ鍋なら白菜がおすすめ
白菜はたくさんの水分を含んでいますが、鍋つゆで煮るとその水分が出る代わりに鍋つゆをしっかり吸い込みます。
そのため、クタクタの白菜は鍋つゆの味がしっかりと染み込んだ、美味しい具材となりますよね?
クタクタ白菜の人気はここにあります。
その点キャベツは、煮込んでもそれほど鍋つゆに染まってくれません。
自己主張が強く、煮込んでも自身の味をしっかり保ち、歯ごたえもある程度残します。
ですから、濃い味の鍋つゆでも負けることがなく、美味しく頂くことができるのです。
鍋にキャベツと白菜両方入れて楽しむのもあり
お鍋を作る時には、レシピに合わせてキャベツもしくは白菜のどちらかだけを使うことが多いと思います。
しかし、これまでご紹介したように、キャベツにはキャベツの、白菜には白菜の、それぞれ違った良さがあります。
それぞれの野菜に合わせて調理するのがベストと言いたいところですが、美味しいお出汁を吸った白菜もシャキシャキ歯ごたえのキャベツも捨てがたいですよね。
個人的にはキャベツも白菜も両方使った良いとこ取りな欲張り鍋がおすすめです。
お出汁を楽しめるシンプルな味付けにして、白菜から出る水分を考えて少し濃い目の塩加減にしておくと良いでしょう。
シンプルな和風だしの鍋も合いますが、一番おすすめしたいのは豆乳鍋です。
豆乳のコクとにんにく風味の汁を吸った白菜は美味ですし、トッピングに辛めのひき肉などを添えるとシャキシャキなキャベツとの相性が抜群です。
食感も味もバラエティに富んで最後まで飽きることなく食べることが出来ますよ。