鍋のシメといえば、残り汁を使った雑炊ではないでしょうか。
うま味が凝縮された残り汁で作った雑炊は、箸が止まらないほど美味しいものです。
その残り汁で作る雑炊も、ちょっとひと手間加えるだけで、驚くほど美味しくなるって知っていますか?
今回は、鍋の残り汁を使った雑炊の作り方、ポイントについてご紹介します。
雑炊以外にもおすすめしたいアレンジレシピも。きっとお子さんも喜んで食べてくれるはずです。ぜひ最後までご覧ください。
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鍋の残り汁を使った雑炊の基本の作り方をご紹介
鍋の具材を食べ終わったあと、次のようにして作ります。
用意するもの
冷や飯
残り物で冷蔵庫に入れてあったご飯が最適ですが、炊き立てのご飯でも大丈夫です。冷凍してあるご飯は解凍しておきます。
鍋のつゆの残り
鍋のつゆを作る時に雑炊用に多めに作っておきます。つゆの作りおきがない場合は、しょうゆ味の鍋なら麺つゆか醤油とみりんを使用します。
卵
人数プラス1個程度をボールで溶いておきます。
作り方
- ご飯をざるに入れて水をかけてぬめりを洗い流した後、ざるをゆすって水をよく切っておきます。
- 鍋のつゆが少なくなっている場合は、多めに作っておいたつゆを入れます。作っておいたつゆがない場合は、水と鍋の味に適した調味料を足します。
- ご飯を入れてふつふつと煮立ってきたら火を止めます。
- 溶いた卵を表面全体に均一に入れます。
- フタを閉めて20秒程度待ち、卵が固まりかけている状態で出来上がりです。鍋に入った状態で混ぜると卵が固まります。半熟が好みの場合はそのまま器に取ります。煮えているほうが良い場合は混ぜてからつぎます。
魚を入れた場合は、雑炊を作る前に骨を取り除いておきましょう。
さらにおいしく!鍋の残り汁を使って雑炊を作る時のポイント
雑炊を作るときに、残った鍋の具をそのまま利用すると美味しく仕上がります。しかし、更にねぎなどを加えると美味しさが増します。
雑炊に追加するとより美味しくなる具材
- 小口切りにした長ネギ
- 刻んだキムチ
- 揚げ玉
- 細長く切った海苔
- 粉チーズ
- とろけるチーズ
- 青海苔
- かつおぶし
- ごま
- にんにくチップ
追加する具材を小皿に分けて用意して、各自の好みでかけて食べるのもお勧めです。
鍋の味別でみる、残り汁を使った雑炊レシピとコツ
鍋の味別で追加すると合う具材をご紹介します。
しょうゆ味の鍋
- かつおぶし
- 細長く切った海苔
- とろけるチーズ
- 納豆
- 小口切りにした長ネギ
- 揚げ玉
キムチ味の鍋
- 刻んだキムチ
- 細長くきった海苔
- 小口切りにした長ネギ
- とろけるチーズ
- 粉チーズ
- ごま
味噌味の鍋
- 細長くきった海苔
- 小口切りにした長ネギ
- とろけるチーズ
- 刻んだキムチ
- ごま
- にんにくチップ
複数の食材を組み合わせたり、色々な食材で試してみて下さい。
一度は試したい、鍋の残り汁に入れると意外とおいしいおすすめ食材
鍋の残り汁は野菜や肉、魚などの出汁がたっぷりと入っていて栄養満天味満点です。この万能汁は様々な食材を美味しくしてくれます。
定番のラーメンやうどんの他に、入れてみると意外と美味しい食材をご紹介します。
やきそば
焼きそばの麺もラーメンに似ていて合います。ラーメンがない場合には是非どうぞ。
ひやむぎ・そうめん
うどんが合うのだから、もちろんひやむぎやそうめんも合います。
もち
もちは鍋用に薄切りのものが販売されていますが、自分で切ったり、そのまま入れても大丈夫です。角切りもちでも丸もちでもどうぞ。
パスタ
豆乳鍋やトマト味の鍋の場合は茹でたパスタの麺を入れて、粉チーズやとろけるチーズをたっぷりとのせます。
鍋をした翌日に食べたい、残り汁を使った簡単アレンジレシピ
残った鍋をアレンジして食べてみましょう。
具材を卵ととじにする
鍋の具材を網ざるですくってフライパンで加熱し、卵とじにします。加熱する時に醤油などの味を足してから卵とじにするとご飯にのせてても合います。
味玉を作る
しょうゆ味の鍋のつゆが残っている場合は、鍋につゆだけ入れて加熱します。味が薄い場合は醤油を足して濃い目にします。火を止めてゆで卵を入れてそのまま冷まします。冷めたら冷蔵庫で数時間おいて味をしみこませます。
小揚げの袋煮を作る
小揚げの短い辺をキッチンバサミで切り開きます。その中に鍋の残った具を刻んで入れます。更に生卵を一個入れてつま楊枝を串刺しにして口を閉じます。
鍋の残り汁が少ない場合は水分とその鍋の味を足して、小揚げを入れて煮ます。
包丁で半分に切って盛り付けます。
もんじゃやき
鍋に残っている具材をざるにとって水気を切ります。その具材を刻んでもんじゃ焼きの具に使用します。
オムレツの具
鍋に残った具材をざるにとって水気を切り、1cm程度に刻みます。卵を溶いて具材を入れて混ぜてフライパンで焼きます。
味噌汁やスープ
鍋の汁は煮詰まって濃くなっているので、水を足します。そのままではぼやけた味なので、味噌味の鍋は味噌を、しょうゆ味の鍋はしょうゆを加えて味を調えます。刻んだねぎや豆腐を入れて味噌汁やスープにします。しょうゆ味は1cm角のサイコロ状に切った豆腐とおろし生姜を入れて片栗粉でとろみをつけ、刻みねぎを盛ると美味しいですよ。
おでんにする
しょうゆ味の鍋の残り汁に水と醤油、みりんを足します。下茹でした大根とにんじん、かまぼこや竹輪を入れて煮ます。