ジンギスカン鍋の使い方や種類・おいしく食べるためのポイント

ジンギスカンといえば北海道ですが、ジンギスカンが広く浸透するようになってからは北海道外でもジンギスカンを食べる人たちが増加傾向にあるように感じます。

北海道の家庭ではお馴染みのジンギスカン鍋ですが、北海道外ではまだまだその使い方まで詳しく熟知している方は少ないと思いますので、今回は家庭でもジンギスカンを楽しめるように、ジンギスカン鍋の使い方や自宅で使う時向けの鍋の種類、美味しいジンギスカンを食べるための焼き方のポイントについて紹介します。

一台用意すれば長いこと重宝するジンギスカン鍋ですので、ぜひ使い方やお手入れの仕方を覚えて、愛用していただければと思います。

関連のおすすめ記事

料理の上達は期間よりも慣れ!料理上手になるために大切なこと

料理がなかなか上達しない、短期間で料理上手になりたいというあなた。料理が上達するためには、とにか...

唐揚げがジューシーなのは水がポイント!簡単にできるコツを紹介

唐揚げをジューシーに美味しく仕上げるためには、水分が必要だということを知っていますか?お肉にとっ...

ざるそばやせいろそばなど種類が豊富なそばの起源と現在の違い

かけそば、もりそば、ざるそば、せいろそば…蕎麦屋に行くとその種類の多さにどれを食べようか悩んでし...

ナスの下ごしらえ!焼肉に適した切り方や変色を防ぐ方法について

焼肉の主役はもちろんお肉!でもお肉ばかりでは飽きてしまいますよね。やっぱり野菜が必要。野菜があること...

低温調理ステーキは美味!湯煎方法や焼き方のポイントをご紹介

安い特売ステーキも、湯煎して温める低温調理で驚くほど美味しくなります。普通に焼いたステーキと見た...

豚バラ巻きに合う野菜とレシピ、肉巻きの裏技もご紹介

夜ご飯のメニューに悩んでいるなら、野菜の豚バラ巻きにしてはいかがでしょうか。野菜が苦手な子供...

冷凍ポテトをカリッと美味しく揚げるコツ、揚げ方をご紹介

ポテトを沢山食べたい時や、家で揚げたてを食べたいときなど、冷凍ポテトを使って自分で調理をすることも少...

羊の肉は臭い?そんな時は、選び方と調理方法を考えよう

羊の肉は、豚、牛、鶏に比べると、ややマイナーな食材です。あまり浸透しきらない理由のひとつに「...

味噌汁を作るときはほうれん草のアク抜きを!手順とレシピを紹介

ほうれん草を使って料理を作るときは、アク抜きをするほうが良いという話を聞くことがあります。ですが、調...

料理が苦手な嫁は嫌?夫に愛される料理上手な嫁になって夫婦円満

料理が苦手で毎日の食事作りを憂鬱に感じている奥様もいるのではないでしょうか。本当は料理上手な嫁になり...

夕飯のレシピの参考になる、お肉を使ったメニュー

夕飯のレシピを考える時に、まずメインになるものを決める方が多いと思います。その中でもお肉は、使い...

油タップリからさよなら!油摂取を極力減らす茄子の素揚げ方法

茄子の素揚げは茄子がトロトロで美味しい反面、油の染み込み具合が気になるところです。調理をして...

冷凍のとうもろこしを使ったかき揚げレシピと作る時の注意点

とうもろこしを使ったかき揚げはサクッと揚げることがコツですが、冷凍のとうもろこしを使う場合は気をつけ...

鶏肉は部位によって名称も、おすすめな料理も変わります

鶏肉の部位の名称を知ってる?と聞かれたら、もも肉やむね肉などを思い出す方が多いと思います。もう少...

美味しいステーキのさまざまな焼き方についてご紹介

美味しいステーキを自分の家で焼こうと思った時に最も大切なのは、焼き方です。焼き方が上手くいかない...

ジンギスカン鍋の使い方で重要なのは肉を焼く前の油ならし

ジンギスカン鍋は鉄でできているため、最初の「ならし」がとても肝心です。
これをしっかり行うことで、ジンギスカン鍋を綺麗に使い続けることが可能です。

ジンギスカン鍋の油ならしの方法

ジンギスカン鍋の構造は独特で、真ん中が膨らんでいて油がフチ側に落ちる形状になっています。そのフチに溜まった油で野菜を焼くと、いい感じに肉の脂が染み込んで美味しいというわけです。しかし平らな形状ではないため場合によっては焦げやすいので、最初に油を塗ってならしておきましょう。

  1. ジンギスカン鍋にお湯をかけて、さっと洗う。
  2. 火にかけて空焚きをする。
  3. 水分が蒸発したら火を止めて、サラダ油を垂らし、刷毛かキッチンペーパーなどで丁寧に塗りこむ。
  4. 中火で少し加熱し、油を染み込ませる。

これで準備はOK。ジンギスカンを焼き始めましょう!
もしそのまま保管する場合は、キッチンペーパーで軽く油を拭きとっておきます。

ジンギスカン鍋の正しいお手入れ方法

ジンギスカン鍋は洗剤で洗ってOK

鉄製のジンギスカン鍋を使い終わった後は、洗剤で洗ってOKです。鍋の上の汚れをきれいに落としましょう。その後はしっかりと水分をふき取ります。水気が残ってしまうと鍋がいたみやすいので、しっかりと水分を取って、湿気の少ない場所に保管することが大切です。

最後にサラダ油を薄く塗って、キッチンペーパーで拭き取り、新聞紙にくるんで保管すると良いでしょう。

汚れがこびりついている時のお手入れ

ジンギスカン鍋は細かい溝があるため、汚れがその溝に入りこんだり、焦げついてスポンジでこするだけでは落ちないことがあります。たわしを使ってOKなジンギスカン鍋ならたわしを使えますが、使ってはいけない場合もあるので説明書を確認しておきましょう。

たわしを使えない場合は鍋に水を入れて火にかけ、沸騰してきたらティッシュを入れて、割り箸1本を使ってこすってみましょう。ティッシュが溝に埋まり汚れを落としやすくなります。また時間を置けば置くほど取れにくくなるので食べた後できればすぐ洗うことをおすすめします。

ジンギスカン鍋の使い方に不安があるジンギスカン初心者におすすめの鍋

サイズ

ジンギスカン鍋の大きさは25~30cm前後のものが多く、また浅型のもの・深型のものがあります。真ん中が盛り上がっている構造となっているので、たくさん具材を入れたりこぼれるのを気にしたくないなら、深型がおすすめです。

素材

ジンギスカン鍋は鉄鍋が一般的ですが、アルミやセラミック、ホーローでできたものもあります。アルミやホーロー製ののジンギスカン鍋は使い捨てのものが多く、使い捨てならお手入れを気にせず気軽にジンギスカンをすることも可能です。

IHかガスか

IH対応のジンギスカン鍋もあるので、IHで焼くことを考えている場合は必ず対応しているものを選びましょう。

IHやガスのカセットコンロがあれば、テーブルの上で焼いて大勢で楽しむことができます。

ジンギスカン鍋の使い方をマスターしたら焼き方の手順とコツを知ろう

ジンギスカンには美味しく焼くコツ、焼き方があります。本場のようなジンギスカンを作るために試してみましょう。

油→野菜→肉の順番

まずはジンギスカン鍋に油を塗り、続いてもやしや玉ねぎ、ピーマンなど野菜を鍋のフチに囲うように並べます。

そして、上部の盛り上がっているところにジンギスカンを並べて、上からつけダレを注ぎます。あまり触らず、お肉の色が変わってきたら裏返しましょう。

うどんでしめるのもおすすめ

少しの具材とたれがジンギスカン鍋に余っていたら、うどんでしめるのがおすすめです。本場のやり方ではありませんがつけダレが余ってもったいない時に最後まで楽しめます。アウトドアやバーベキューのシーンでも。

ジンギスカンにぴったりの定番食材や北海道民おすすめの変わり種食材

ジンギスカンの定番野菜といえば、もやし、玉ねぎ、ピーマンなど。にんじんやキャベツを入れて、食欲をそそる彩りにすることもあります。
その他にもこんな変り種食材を試してみてはいかがでしょうか。

じゃがいも、かぼちゃ

ほっくりした仕上がりを楽しめるじゃがいも、かぼちゃは、ジンギスカンのたれが染みこむととっても美味しいです。満腹になるので大勢で食べるとき、お子様がたくさんいる時にもぴったり。火が通りやすいようかぼちゃは薄切り、じゃがいもは短冊切りすると良いです。

長ネギ

玉ねぎが合うなら長ネギももちろんジンギスカンに合います。消化促進効果もあるので、ついつい美味しくて食べ過ぎてしまうジンギスカンにぴったりでしょう。ジンギスカンのたれで加熱されてとろとろになった長ネギは、箸が止まらない美味しさです。

とうもろこし

より北海道らしさを出せる食材です。ジンギスカンのたれでついた焦げ目の部分は香ばしくてとても美味しいですよ。

あらかじめ茹でておいて、ぶつ切りにして半月切りにしておけば火が通りやすいです。