鶏肉は部位によって名称も、おすすめな料理も変わります

鶏肉の部位の名称を知ってる?と聞かれたら、もも肉やむね肉などを思い出す方が多いと思います。
もう少し名前を挙げるとすると、あと3つから4つほど言えれば良いほうなのではないでしょうか。
実は鶏肉の部位の名前は、もっとたくさんあるのです。
ここでは、そんな鶏肉の部位の名称と、その部位にあった調理方法の料理についていくつかご紹介しますので、是非ご一読ください。

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鶏肉の部位の名称、普段よく食べられているものは

鶏肉でよく使われる部位は「モモ・胸・ササミ」

鶏肉は、部位によって味わいが違い、料理の幅も広いので、よく使われるお肉です。

鶏肉の部位の中でも脂が多く、柔らかくてコクがある部分が「モモ肉」です。

唐揚げなどに使われることが多い部位ですね。

そして、モモ肉と同じくらいスーパーに多く並んでいるのが「胸肉」です。

鳥の胸肉は、筋肉が発達しているため脂身が少なく、鶏肉の中でもヘルシーな部位として人気があります。

さっぱりとしながら、ジューシーな料理になるので、使い方も幅広く、あっさりめの料理からコクのある料理まで幅広く出来るという特徴もあります。

また、タンパク質が豊富に含まれているので、食事に気を付けている人や、筋肉を増やしたい人にはうってつけの食材です。

鶏むね肉と同じような肉に「ささみ」もあります。

ささみは胸肉と同じ部位にあり、鶏の肋骨に沿うように付いている肉のことです。

胸肉と同じように、脂身が少なく、淡白な味が特徴なので、サラダのトッピングや蒸して使われることもあります。

鶏肉の部位の名称、通なら知ってるあの名前

「せせり」は鶏の首の肉

鶏肉を店で買ってきて、家で調理をする時は、お店で売っている鶏もも肉や胸肉を使うことが多いですが、鶏肉には、他にも色々な部位があります。

焼き鳥屋や居酒屋などに行くと、普段見かけない部位を目にすることもあります。

例えば、鶏の「せせり」という部位は、鶏の首の肉のことです。

せせりは弾力のある食感やコクのある味が特徴の肉です。

鶏は、歩くとき首を細かく動かしていますよね。

そのため、首は筋肉が発達していて、引き締まっているため、それが食感や味につながっているのです。

モモ肉や胸肉に比べると、首という小さな部位の肉なので、1羽に対して少ししか取れない希少な肉です。

ポンジリの串は塩でいただく

ポンジリもスーパーなどで目にすることはあまりない、希少な部位の肉です。

ポンジリは文字通り、お尻の部分の肉で、ちょうど鶏の尻尾周りにある肉のことを指します。

ポンジリを使った料理と言えば、串料理が有名です。

旨味も強いので、シンプルに塩を振ったポンジリ串は味がガツンと感じられます。

ポンジリファンという通な方も多い印象があります。

鶏肉の部位の名称を覚えたら、美味しく味わってみよう

鶏レバーは栄養満点の食材

肉の専門店に行くと、普段目にしない部位のお肉も売っているので、普段とは違った料理を作ることも出来ます。

鶏レバーは、他の肉のレバーと比べて割とさっぱり食べられますし、鉄分など栄養成分も豊富なので、鉄分不足やスタミナが足りないと感じている人にはおすすめの食材です。

レバーは、鶏の肝臓にあたります。

内臓なので、臭みが気になるという方もいると思いますが、鶏レバーは下処理をしっかりすることで臭みも気にせず調理して食べる事ができます。

まず、レバーは食べやすい大きさに切ったら、水洗いを何度かした後、水気を切って牛乳に浸した状態で1時間程度冷蔵庫で漬け込みます。

牛乳がレバーの臭みをほどよく消してくれます。

レバーは甘辛煮にすれば、レバーが苦手な人でも食べやすい味になります。しっかり下処理をしたレバーは生臭みもなく、レバーの旨味を存分に感じられる一品になります。

鶏肉の美味しさをより味わうレシピをご紹介

「砂肝」を使った料理をするなら「生姜焼き」がおすすめ

コリコリした独特な食感を楽しみたいのなら、「砂肝」がイチオシです。

砂肝とは、鶏の胃にあたる肉のことです。

通常なら動物の胃には砂はありませんが、鶏には歯がないため、口の中で食べ物を砕くことは出来ません。

その代わり、胃の中に少量の砂を溜めこみ、そこで入ってきた食べ物を砕くのです。

これが、「砂肝」と呼ばれる所以です。

お店に並んでいる砂肝には、当然砂は取り除かれた状態になっているので、砂肝だからといって、砂がジャリジャリ言うようなことはありません。

砂肝は、焼き鳥に使われることが多く、焼き鳥専門店などでは「砂肝串」が人気です。

家で砂肝を調理するなら、豚肉の生姜焼きと同様の味付けで、砂肝の生姜焼きがおすすめです。しょうがの風味と、甘辛い味付けでご飯が進む一品になりますよ。

インパクト大!鶏肉を丸ごと味わうレシピ

丸鶏のローストは意外と簡単

鶏を使った、もっともダイナミックでインパクトのある料理と言えば、鶏一羽をまるごと使った丸鶏のローストです。

よく海外映画やドラマで見かけることのある丸鶏のローストは、大きなオーブンがあってホームパーティーを頻繁にするような海外ならではのご馳走というイメージもあり、日本に住んでいる人では、なかなか作ってみようという人はいないかもしれません。でも、丸鶏のローストは意外と簡単に出来てしまいます。まず、丸鶏を入手する必要がありますが、普段行くスーパーで丸鶏が売っていない場合、お店で○日に丸鶏を使いたい旨を伝え、予約取り置きしておくという方法もあります。私も、何度かこの方法で丸鶏を購入しています。

肉の専門店では、スーパーよりは簡単に売っていることもありますので、近くにそんなお店があれば、聞いてみると良いでしょう。

丸鶏は、全体を水洗いしてキレイにした後、塩、コショウ、ハーブなどで全体に下味を付け、オーブンでじっくり焼くだけというシンプルな方法で出来ます。
丸鶏のお腹はカラになっているので、味付けしたピラフなどの詰め物をしたり、しょうゆベースのソースを表面に塗って焼けば、表面が香ばしくカリカリのローストになります。