片栗粉のわらび餅は冷蔵庫はNG?食感が変わる理由と対処法

わらび餅はもちもちとした食感が特徴。子供にも大人にも人気がある和菓子の一つです。

そんな美味しいわらび餅は、お家でも片栗粉を使用して簡単に作ることができます。しかし注意してほしい点が一つ。それは冷蔵庫で冷やす時間についてです。

わらび餅を固めるために冷やしすぎてしまうと、もちもちのわらび餅に食感が、パサパサに変化をしてしまいます。

ここではなぜわらび餅を冷やすと食感が変わってしまうのか、またうっかり冷やしすぎてしまった場合の対処方法についてもご紹介をいたします。

関連のおすすめ記事

鉄板焼きそばの作り方!鉄板で美味しく作るコツや注意点を紹介

鉄板を使った焼きそばの作り方には美味しく作るコツがあります。鉄板でも上手に焼くことができれば、ま...

夕ご飯の献立は何にする?和食の献立の考え方とおすすめレシピ

毎日の夕ご飯の献立に悩んだ経験がある主婦の方は多いのではないでしょうか。家族が喜ぶ献立の考え方や、お...

肉じゃがで胃袋を掴む献立!彼氏が喜ぶ和食の手料理でおもてなし

大好きな彼氏に手料理を作ってあげたいと考えている女性もいるのではないでしょうか。男性が自分の彼女に作...

【大根の漬物】甘酢漬けの美味しい簡単レシピをご紹介

大根の漬物といえばたくあんやぬか漬けが思い浮かびますが、手軽に作れる甘酢漬けもおすすめです。また漬物...

丼の種類と美味しいレシピ!一般的に人気の丼と誕生の由来を解説

日本には色々な食べ物があります。丼もそのうちの一つで、様々な種類がある料理です。丼は家庭でもよく作ら...

重曹の代用でベーキングパウダーは不可!美味しい黒豆の作り方

黒豆を煮る時、重曹を使って黒豆を作る方法があります。ですが、自宅に食用の重曹がないと黒豆作りに使うこ...

鍋でご飯を炊く方法 失敗しないコツとポイントを紹介します

お家に炊飯器がないけれど、炊きたてのお米を食べたいというときには鍋でご飯を炊いてみませんか。...

ナスの天ぷらを作る時の正しいアク抜き方法と美味しい作り方

ナスはさまざまな料理に使えて、食卓には欠かせない野菜です。ナスは調理の前にアク抜きをするのが一般的で...

舞茸・ごぼう・豚肉で作る晩ごはんに食べたい美味しいレシピ

スーパーに行く時間がなくて、冷蔵庫の中の食材だけで夕食の準備をするということもあると思います。冷蔵庫...

おもてなし料理で和食を振る舞いたい。秋にぴったりなものは

自宅の友達や家族が集まるパーティーを開催する時は、おもてなし料理で楽しませたいですよね。秋の季節...

茶碗蒸しを電子レンジで調理!どんぶり茶碗蒸しを上手に作るコツ

茶碗蒸しが無性に食べたくなること、ありませんか?しかし蒸し器やせいろを出してきて作るのは、ちょっと面...

ナスで美味しい炒め物料理!人気のナスの炒め物レシピを紹介

炒め物の材料として人気のナス。油で炒めて調理をすることで、とっても美味しいトロッとした食感になり、ご...

冷凍ご飯で美味しいおかゆを作る方法、卵を加えた栄養満点おかゆ

一人暮らしの人の中には、冷凍庫に冷凍ご飯をストックしているという人が多いのではないでしょうか。レ...

おもてなし料理を作りたい!和食メインの春らしいメニュー

お家でちょっとしたパーティーを開く時、おもてなし料理はどのようなものを用意したら良いのか困ってしまい...

なす嫌い克服レシピ!子供も喜ぶチーズを使ったなす料理と調理法

お子さんのなす嫌いに頭を悩ませているお母さんは、どうにかして子供の好き嫌いを克服したいと頭を悩ませる...

片栗粉を使用したわらび餅を冷蔵庫に入れると食感が変わってしまう理由

わらび餅は作る物楽しくついつい沢山作りすぎてしまいます。
冷やして食べた方が美味しいからと、冷蔵庫に入れてしまいがちですが、冷蔵庫が思わぬ落とし穴。

冷蔵庫ではわらび餅が白くカサカサになってしまいます

どうしてこんな現象が起こるのでしょうか。
それは、でんぷんの成分によります。でんぷんは透明な糊のような状態になった後に冷えると白く固くなるのです。
こうなると食感もボロボロで美味しくなくなってしまいます。

わらび餅はでんぷんを使って作りますが、各種でんぷんによって固くなっていくスピードが違ってきます。
一番固くなりにくいのが、タピオカでん粉です。こちらはよく市販で売っているわらび餅などにも使用されているものです。

片栗粉でん粉は一番使用頻度が高いでん粉で、ご家庭で作る場合はこのでん粉で作る場合が多くなります。

また、さつまいもでん粉というものもありますが流通があまりしていないものになります。さつまいもでん粉は他のでん粉よりも固まりやすくなりますので、使用するときは作った後すぐ食べるようにして、固まったわらび餅は再び加熱して食べるようにしてください。

また、でん粉に砂糖を入れると柔らかさをより長い時間保たせることができます。是非使ってみて下さい。

冷蔵庫で固くなった片栗粉のわらび餅を元に戻す方法

冷えて固くなったわらび餅は、加熱することで元の柔らかい状態に戻すことができます。

電子レンジは加熱後に少し水分が出てしまうのが難点

ですが、温めてすぐに食べれば食感も問題なく食べられます。

しかし、またそのまま置いておくと固くなってしまいますので、温めたらすぐに食べるようにしてください。

固くなってどうしようもない時は、そのままにせずに再び加熱することで元のプルプルに戻すことができます。

固くなったわらび餅を鍋に入れて加熱すれば良いのです。固くなるのが嫌で冷蔵庫に入れられなかったとしても、もう一度鍋で煮れば元に戻すことが出来るので、ためらわずに冷蔵保存することができます。

片栗粉を使った冷蔵庫で冷やさないわらび餅の作り方

冷蔵庫に入れて冷やすと固くなってしまうわらび餅ですので、作って固める時も冷蔵庫には入れず、室温で固めるようにします。

少量で作ると軽量誤差により食感も変わってしまうので、多めに作った方が良いです。

わらび餅3人分での作り方

材料

  • 片栗粉(100グラム タピオカでん粉を使うと長い時間柔らかく保てます。)
  • ほうじ茶(600ml)
  • 砂糖(150グラム 長い時間柔らかく保ちたいときは多めに入れて下さい。)
  • 塩少々
わらび餅の味を変えたいときは、ほうじ茶を他の飲み物に変えると良いです。お勧めは、緑茶、紅茶、抹茶などです。

鍋に材料を全部入れて中火で加熱します。焦げないようによく混ぜながら透明になるまで混ぜましょう。透明になったらさらに1分ほど混ぜます。

型に入れて冷やしますが、型はあらかじめ水で濡らしておきましょう。

濡らした型に溶かしたわらび餅を入れて氷水を入れたバットなどで冷やし固めます。

冷えると綺麗に型から外すことが出来ますので、型から出して丁度良い大きさに切ってきな粉などを振りかけて出来上がりです。

冷蔵庫で冷やしても固くならないわらび餅はお家でも作れます

冷蔵庫で冷やしたい場合は、タピオカでん粉を使うと冷やしても固くならなく作る事ができます。
片栗粉に比べると値段が高いですが、固くなりにくいので本格的なわらび餅を作りたい方にはお勧めです。

作り方は上記と同じですが、冷やす時に、氷水で冷やすのではなく、冷蔵庫に入れて2時間から3時間冷やすと丁度よい固さと冷たいわらび餅が出来上がります。

 本来わらび餅とは、わらび粉を使って作るのですが、わらび粉は高価で手に入りにくく、わらび粉で作る方は減ってきています。我が家の子どもたちは、初めてわらび粉で作ったわらび餅を食べた時に、いつもタピオカでん粉で作ったわらび餅しか食べたことのなかったので、味の違いに戸惑っていました。味が少し独特だったからです。タピオカでん粉で作ったわらび餅が主流になってきている今、本来の味を知らないで生活していくのも寂しいものだなと思いました。

わらび餅は冷蔵庫で冷やすなら30分を目安に

 わらび粉には、本わらび粉とわらび粉の二種類があり、本わらび粉の方が更に高級になります。

よくデパートなどで出店などが出ている時に、わらび粉で作ったわらび餅を販売している事があります。
見かけた時は是非購入して自分では作れない本物の味を味わってみても良いのではないでしょうか。

ご自分で作る場合は、冷蔵庫で冷やす時間を調整して冷やすようにしてください。

長時間冷やしすぎると白く固くなってしまいます。冷やすなら大体30分までにして、後は切った後に容器に入れ、氷水などを下にして少し冷やしてから食べるときちんと冷えていて美味しく食べる事が出来ます。